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  • 一ヶ月ぶりの復路MH71便でクアラルンプールへ

    一ヶ月ぶりの復路MH71便でクアラルンプールへ

    マレーシア発券の帰路

    成田行きMH70と組み合わせで発券したクアラルンプール行きMH71による復路便である。チケット上ではKUL – NRTの復路ということになるが、実際には前回から3週間ほど経過しており、日本発券の最後の区間と組み合わせて、クアラルンプール単純往復の旅程となる。

    夜8時台のサクララウンジの混雑は前回ほどではなかったのだが、それでもシャワーだけはかなりの順番待ちとなっており、今回もまたサテライトにあるカンタスラウンジでシャワーを借りる。

    機材はもちろんA350-900。今回は通常塗装だった。

    マレーシア航空のA350-900

     

    搭乗ゲートに着いたときには搭乗客の行列がすでにできはじめていたが、ファーストクラスは恐らくいない模様で、ビジネスクラス及びワンワールド・サファイア以上の優先搭乗列と通常の列の2つができていた。

    優先搭乗列に並ぶ利用客に対して、係員がワンワールド・エメラルドの会員はいないかと訊ねてまわっていた。実際には日本人だとJMB会員がほとんどであろうことから、日本語ではダイヤモンド・プレミア会員という表現も使っていた。もちろん、筆者は対象外で、最終的に対象者は1人もいなかった。
     

    ビジネスクラス後方コンパートメント

    マレーシア航空のA350-900はビジネスクラスだけで35席あり、1列だけとはいえファーストクラスも設定されている。そのため、ビジネスクラスの最後部は主翼の上にまで達しており、前方より2つ目のドアよりも後ろにもビジネスクラス席が3列ある。
     

    マレーシア航空ビジネスクラス後部コンパートメント

    今回はビジネスクラス最後尾の11K、1人がけのKの席がここしか空いていなかった。セールを頻繁にやっているからなのか、ビジネスクラスの搭乗率は高い。

    飛び立ってしまえばカーテンが閉められるので関係ないが、搭乗時はエコノミークラス客の利用するドアよりも後ろに位置するので、少し落ち着かない。窓から外を見ると、トップの写真のようにエンジンの真横であった。
     

    機内食は和食

    筆者はときどき、海外出張先や旅行先であえて和食を食べることがある。和食が恋しいというような話では全くない。むしろ、日本では食べられない現地のB級グルメ、いや、C級ぐらいのローカルフードにチャレンジすることの方が多い(もちろん、失敗も多い)。

    そのチャレンジの延長線上として、海外でローカライズされてしまっている和食に挑戦してみるのだ。だいたい想像がつくと思うが、成功率はそんなに高くない。いや、正直言って低い。それでも、10年ほど前と比べれば、珍妙なものに当たる回数はぐっと減った。

    とびきり美味いということはないが(超高級和食レストランならいざ知らず)、全体的なレベルが上がってきているということだろう。いいことなのだろうが、世界の均質化という意味では少々つまらなくなってきたとも言える。

    マレーシア航空ビジネスクラス機内食の和食

     

    マレーシア航空ビジネスクラス機内食の和食

    そして、マレーシア航空ビジネスクラスの和食は、意外といっては失礼なのかもしれないが、そこそこ美味しくて満足のいくものであった。しかも、これがサテの後に出てくるのである。その意味ではローカル色溢れる組み合わせとも言えよう。
     

    未明のゴールデン・ラウンジ

    前回乗ったときもMH71便は定刻よりもずいぶんと早くクアラルンプール国際空港に到着したのだが、今回は更に早着して3時半頃には着陸していた。余りにも時間が早い。市内に行くにしてもKLIA Expressの始発まで1時間以上、さらに、その始発に乗ってKL Sentral駅に5時半に着いてもしかたない。

    今回はクアラルンプールが最終目的地で、この先の乗り継ぎはない。そこでゴールデン・ラウンジがアライバル・ラウンジとして利用できないかどうか、とにかく行ってみることにした。ラウンジの受付で特に何も言わず搭乗券を渡すと、何の問題もなく「どうぞ」と入ることができた。受付の人が特段なにかをチェックするとか搭乗券を見直すとかもなく、普通にスキャンしていたので、アライバル・ラウンジとしても利用できるということなのであろう。

    KLIAゴールデン・ラウンジ・サテライト

    今回はマレーシア航空便のビジネスクラス利用なので、利用できる可能性のいちばん高いケースである。これが他のワンワールド便での到着であったり、マレーシア航空エコノミー席とワンワールド・ステータスの組み合わせでも、アライバル・ラウンジとして利用可能かどうかは不明である。

    例えば、香港にあるキャセイパシフィック航空のアライバルラウンジは、キャセイ便のビジネスかファーストクラスで到着した乗客専用と明言されている。ただ、香港は成田と同じように出発と到着が完全に切り離されているため、アライバルラウンジは本当に到着客して使えないので、それ専用に設置しないといけないのに対して、クアラルンプールは保安区域では出発客と到着客が入り交じる。つまり、出発客用の大きなラウンジと兼用できるので、利用基準が緩い可能性もある。

    いずれにしても、朝4時前、さしものゴールデン・ラウンジ・サテライトといえども、食事はフルーツやヨーグルト程度しかなかった。そももそ利用客がほとんどいなかった。温かい料理の提供は4時から、おそらくはMH71便の本来の到着時刻以降ということのようである。

    さっさと仮眠室に向かって一眠りして、その後、シャワーを浴びてから、KLIA Expressに乗ってクアラルンプール市内に向かった。このようにアライバルラウンジとして利用する際の注意点を一つ。チェックインバゲッジをラウンジに入る前に受け取ることはできないので、何も預けていない場合にのみ利用可能である。

  • 日本への1カ月間の旅の始まり

    日本への1カ月間の旅の始まり

    日本への旅はA350-900で

    6月下旬のある朝、7時台のKLIA Expressでクアラルンプール国際空港に向かう。クアラルンプール発成田行きのマレーシア航空ビジネスクラス航空券による日本行きの旅の始まりである。 今回の旅は復路が7月中旬なので、およそ一月ほどの日本滞在となる。

    というのは冗談だが、ここから今回のクアラルンプール出張は海外発券部分に入る。海外発券であろうと何であろうと、マレーシア航空のWEBサイトやアプリを使えば、オンラインでまとめて管理できるし、日本人が日本行きの便に乗るのに特に問題などは起きないであろう。

    A350のビジネスクラス

    今回の機材もA350-900。座席は3A。ビジネスクラスの2列目である。この席の特徴は窓がいちばん近いこと。窓の外の景色を眺めるには最適の座席である。
    だが、1人がけの席の中では最もお勧めしかねる席かもしれない。どのような条件を重要視するかにもよるが、せっかくのビジネスクラス、機内で必要となるものを色々と手の届く範囲に置いておきたい、つまり、機内での過ごしやすさ重視という場合、3Aや6A、8A、10Aの席には2Kにはあったテーブル下の収納がないので、ハンドバッグやタブレットなどを離着陸時は出しておけないという問題がある。同じ窓側でも2A、5A、7A、9A、11Aになると、座席と窓との間にテーブルが挟まるので、収納スペースは3Aなどよりはましなのである。
     

    出発は30分以上の遅れ

    さて、この日のMH70便は定刻より少し早くドアクローズとなり、まずまずの出だしだと思いきや、その後、まったく動く気配がなく、10分以上経ってから離陸の順番待ちで、管制塔からは20分後の予定と言われていると機長からアナウンスがあった。

    KLIAに駐機されているA380

    結局、駐機場を離れ滑走路に向かい始めたのは30分以上遅れてのことであった。ただし、そこからは待たされることなく、すぐに離陸となった。写真はKLIA内に放置されている(?)A380。一機は陰になって写っていないが全部で3機。
     

    30分遅れのまま成田着

    収納スペースの少ない3A席であるが、その分、窓からの眺めは最高で、特にこの日は東南アジアにしては珍しく(?)おおむね晴れており、インドシナ半島がよく見えた。

    ベトナム上空

    写真はマレー半島から南シナ海に抜けるところ。この辺りから機内食が始まる。

    機内食も終わり、インドシナ半島上空を通過すると、その先はずっと海の上で、窓からの眺めも変わり映えがしないので、パーソナルモニターで映画を見ることにした。邦画も数本だが用意されていて、もちろん、日本語音声である。作品自体には興味がそれほど持てなかったのだが、さすがに1週間の海外出張からの帰国便で(チケット上は往路であるが)、2時間ほど集中して外国語の映画を見るのも疲れそうなので、日本語作品にしておいた。コメディ作品でタイトルは…、忘れてしまった。

    夕暮れの成田空港第2ターミナル

    結局、KLIAを出発するのが遅れた分をほとんど取り戻すこともなく、成田空港に着陸したのが18時20分過ぎ。そこから駐機場まで10分、サテライトの端から延々と歩き、入国審査は自動化ゲートのおかげで並ぶこともなく通過、チェックインバゲージもほぼいちばんで出てきたが、予定していた18:52発のスカイライナーには間に合わなかった。

    特に帰宅を急いでいるわけではなかったが、都心の混雑をなるべく避けるため、スカイツリー行きのリムジンバスに初めて乗り、そこから地下鉄を乗り継いで帰ることにした。ひとまず、これで、成田 – クアラルンプール – ヤンゴン – クアラルンプール – 成田 – クアラルンプール – 成田という全6区間の修行もどき(本当は仕事)の半分が終了である。

  • 外国人にとって発音しづらい日本語の音

    外国人にとって発音しづらい日本語の音

    ビジネスクラスでは搭乗客を名前で呼ぶ

    マレーシア航空のビジネスクラスではキャビンクルーが搭乗客を名前で呼んでくれる。JALだと国際線のプレエコや国内線ファーストクラスでも同様のサービスがある。別にお忍びの身などではないこちらとしては、このような特別扱いされている感を与えてくれるサービスは大歓迎である。さすがは客商売、乗客の自尊心をくすぐる術を心得ているといったところか。

    さて、ヤンゴンからクアラルンプールに戻る機内でのこと、そのとき、担当してくれたキャビンクルーさんが私のことを「さん」付けで呼んでくれるのだが、それが舌っ足らずな感じでとても微笑ましかった。
     

    日本語は難しい?

    世界の言語には様々な発音があり、母語話者にとっては当たり前のものでも、そうでない者には難しい音というものがある。物理的に人間に発することが困難な音は、そもそも言語の音として採用されることがない。したがって、あくまでも慣れの問題でしかないのだが、大人になってしまってからでは習得の困難な音も少なくない。

    日本語にもそういう音がいくつかあるし、日本人にとって困難な音ももちろんある。これは日本語は難しいというような一般論ではない。そももそ、日本語は世界中の言語の中で見てみれば、特別に難しくもなければ易しくもない普通の言葉である。文法的にもよく見受けられる珍しくない項目が多い。

    総論としては上に書いたとおりであるが、日本語にはいくつかの限られた言語の母語話者以外には弁別困難、つまり、世界的に見ても珍しい部類の音韻特徴がいくつかある。その代表例が硬口蓋化子音と同一の母音連続である。そして、筆者の名前にはその両方がダブルで入っている。日本語がそこそこ堪能な外国人でも、まず初見でいきなり正しく発音できることなどないという、日本語ならではの発音が続く外国人泣かせの名前なのである。
     

    ギャップ萌?

    ヤンゴンからのフライト以外でも、もちろん、キャビンクルーさんは名前で呼んでくれたが、普通はMr/Mrsなどを敬称として使うので、全体として英語化されてしまって、筆者の名前の発音がおかしくても当たり前という印象しか受けない。

    それに対して、日本人をさん付けで呼ぶというのは、比較的無難な日本人に対する敬称として(固すぎもせず、無礼にもならず)、特にアジア圏ではよくあることで、ヤンゴン線のキャビンクルーさんもそこの発音は手慣れたものだった。特別に難しい音というのもないし。それだけに余計に発音しづらい筆者の名前の部分とのギャップがあった。これもひとつのギャップ萌というやつであろうか。

  • 秋にもマレーシア航空のA380が成田に

    秋にもマレーシア航空のA380が成田に

    座席案内のお知らせメール

    今年は珍しくクアラルンプール出張が連続したが、例年よく行くバンコクも5月に続き10月にも予定している。昨年まではJALのプレミアムエコノミー専門で、今年はマイル修行中であることと、たまたまセールをやっていたので、5月はJALのビジネスクラスという大盤振る舞いであった。

    さすがに、もう一度JALのビジネスは予算的に無理なので、10月はマレーシア航空の MH89 / MH88 をビジネスクラスで予約してある。もちろん、セール価格である。それでも、予約クラスはZとDでマイル積算率125%だ。

    東南アジアへの出張の場合、どちらかと言うと、日本からは夜行便で行くことが多く、実際、前回のマレーシア出張時も成田を夜に出るMH71便を利用したし、JALの場合は羽田からの深夜便が多い。しかし、今回は少し時間の余裕があることなどから、たまには気分を変えようと、成田を朝に出るMH89便を予約してあった。いずれにしても、機材は最新のA350-900である。

    マレーシア航空A350のビジネスクラスは、すでに他の記事でも書いたとおり、2Kや5Kなど、1-2-1配列の右側の1人がけ席がストレージに余裕があって快適なため、すべての予約でその席を指定してあり、バンコク出張では往復ともに5Kを取ってあった。

    ところが、マレーシア航空から “Seat Change Notification” 「座席変更のお知らせ」なるメールが突然届いて、7Aと6Kに変わったことが通知された。5Kでなくなったのは残念であるが、たまにはそんなこともあるさ程度にしか考えていなかった。タイ航空では機材の突然の変更による座席変更は日常茶飯事らしい。
     

    座席変更の理由は…

    しかし、1-2-1と1-2-2が交互に並ぶ変則配置になっているマレーシア航空のA350では、6Kといのうは2人がけの窓側になるはずで、復路の夜行便でそれは困る。他にどこか1人がけの空いている席がないか、マレーシア航空のホームページから予約管理で空席検索で確認してみたところ、座席の配置が 2-2-2 になっている。

    なんと使用機材がA380に変更されていたのである。8月後半にA380が投入されることは決まっていたが、引き続き、10月にかけてもA380が成田線に就航であり、それに伴う座席変更であった。なんなら、5Kのままでもよかったのに(A380の5Kはファーストクラスのはず)。

    途中のすべての日程を調べたわけではないが、曜日毎に変更というような運用でもない限り、おそらくは8月から10月末までずっとA380で運行する模様。今のところ、10月28日クアラルンプール発のMH89便とその折り返しMH88便までがA380で、そこからはA350-900に戻っていた。
     

    A380のビジネスクラス

    日程を少し前後させたところで、A380であることには変わりない。そうなると、アッパーデッキ前方に配置されたマレーシア航空A380のビジネスクラスの座席配置が、2-2-2 の横6席ということが問題となってくる。この数字だけを見れば、JALのSky Suiteも同じであるが、大切なことは座席のタイプだ。

    実物はまだ見たことがないのだが、写真を見る限りでは、巨大な機体というメリットを活かして、何の工夫もなく普通に2席ずつが横にくっついて並んでいるようだ。スタッガード式ではないので、AとKの窓側席は通路からの直接アクセスではない。夫婦や家族で旅行するときなどはよかろうが、1人で窓側に乗る場合、隣が埋まっていると問題ではなかろうか。

    というのも、マレーシア航空A380のビジネスクラスはフルフラットシートである。それ自体はいいことであるが、通路側の人がベッドポジションにして寝たら、窓側から通路には出れないことになる。もちろん、エコノミークラスでも同じ問題があるが、寝てはいても体勢としては座っている人に声をかけるのと、完全に横になって寝ている人とでは、心理的な抵抗が違うであろう。

    隣が空いてさえいれば、広々として快適なシートらしいのだが、セールを頻繁にやっていることも相まって、A350ではビジネスクラスがほぼ満席であったので、A380で定員が増えるにしても、そもそもが高需要期ゆえの投入であろうから、期待はしない方がいい状況であろう。
     

    魅力的な代替案はなし

    キャンセル料がそんなに高くはないのでJALかキャセイに変更するというのも検討したが、たまたま、このタイミングでどちらも魅力的なセール価格がない。例えば、JALのバンコク線ビジネスクラスは156,000円のセール価格だが、これに諸費用とMH便のキャンセル料を足すと20万を超えてしまう。

    また、A380自体にはエールフランスと大韓航空で乗ったことがあるが、どちらもエコノミークラスだったので、アッパーデッキに行ったことがない。マレーシア航空のA380に乗る機会も、おそらくはこれが最初で最後になるであろうから、とりあえずはそのまま乗ってみようかと考えている。

    8月末にシンガポールに行くかもしれず、これも最初はマレーシア航空のつもりでいたのだが、まだ予約もしていないので、こっちを他社便にするつもりである。

  • KLIAとヤンゴン行きビジネスクラス

    KLIAとヤンゴン行きビジネスクラス

    KLIAに早着

    MH71便は定刻では現地時間で4:10にクアラルンプールに到着することになっている。飛行時間は7時間30分の予定で、7時間25分に設定されている昼行便と比べて長いわけではない。しかし、出発空港のNRTも到着空港のKULも余裕のありあまる時間帯なのか、時期的に偏西風が弱いからなのか(ダイヤに織り込み済みじゃないの?)、実際には30分も早く着陸した。現地時刻で3:40である。

    しかも、おそらくは東側の滑走路に北からアプローチしたようで、着陸後に駐機するまでの時間も最短。さらに、ファーストクラスの乗客がいない中での2K席、降機するのも先頭ということで、4時前にはサテライト・ターミナルの中を歩いていた。
     

    Golden Lounge Satellite

    今回はヤンゴン行きに乗り継ぎであるが、出発時刻は9:15発の予定、つまり、5時間以上もあるのだ。もちろん、向かう場所はただ1つ、マレーシア航空が誇る巨大ラウンジ、ゴールデン・ラウンジ・サテライトである。

    KLIAのエアロトレイン

    場所はこのエアロトレイン乗り場があるWest Zoneで、この乗り場や多くの免税店が並ぶLevel 1の1つ上の階、Level2 に位置する。写真のいちばん奥に見えるのがゴールデン・ラウンジ・サテライトの入り口である。

    ただし、West Zoneの奥側にはLevel 2に上がれる階段などがないので、 Jungle Board Walkの周辺でエレベーターに乗るか、少し分かりづらいがエスカレーターを探さないといけない。

    KLIAのGolden Lounge Satellite

    KLIAのゴールデン・ラウンジはしばらく改装で休業(?)していたらしいが、今年の3月頃にはリニューアル・オープンした模様で、訪れたときはまだピカピカという感じの新しくきれいなラウンジであった。

    内部の様子は下の写真の通り、1体全部で何席あるのか、数える気も起きないほどの広大なスペースを有している。なにしろ、この写真には全体の半分写っているかどうかという程度なのである。 

    Golden Lounge Satelliteの内部

    しかも、時間が午前4時ということもあって、中にはほとんど人がおらず、正に閑散としていた。ダイニングコーナーで色々と食事が提供され始めるのがだいたい4時からのようで、着いたときにはちょうど色々と出来たてが並べられているところであった。 

    5時台になると、シドニー、ダッカ、マカオ、ソウルなど各地からのMH便が到着するが、それ以前はMH71便しかないので、成田からの到着に合わせて食事の提供を開始ということなのであろうか。もちろん、自分で好きなものを取ってまわるビュッフェ形式だが、まだ誰も手を着けていない出来たてを熱いうちに食べるので、早朝4時にもかかわらず少し食べ過ぎてしまった。なお、ラウンジそのものは24時間オープンである。

    ラウンジ内のWi-Fiはもちろん無料で速度もそれなりに出ているので、そこそこ快適に使える。また、充電用のコンセントに関しては、ユニバーサルタイプの受け口とUSBポートが各席交互に配置されており、これまた困ることはないはずだ。

    ないはずなのだが、これは海外のユニバーサルタイプのコンセントではよくあることなのだが、Aタイプの差し口(日本やアメリカで使われているもの)がユルユルで、例えば、MacBook Pro用の重いUSB-Cアダプターなんかを差すと自重ですぐに外れてしまう。経年劣化で緩くなったというよりは、そもそもの精度の問題のような気がする。それぐらいの高い割合で緩すぎる口が多いので、その点だけは要注意だ。
     

    Golden Lounge Regionalに移動

    なにしろ乗り継ぎ時間が5時間なので、有り余る暇を潰すために、エアロトレインに乗ってサテライトからコンタクトピアに移動して、同じマレーシア航空のラウンジであるGolden Lounge Regionalにも行ってみた。

    KLIAのGolden Lounge Regional

    最初、ターミナル内の案内図にある通りにラウンジがあるべき場所に向かっていくと、どこにも入り口が見当たらずウロウロとしてしまった。場所が変わったのであろうか。

    Golden Lounge Regionalはコンタクトピア側のエアロトレイン乗り場に向かって左手にあるエスカレーターで上がったところにある。 エアロトレイン乗り場の真上にあると考えればよい。

    Golden Lounge Regionalの内部

    中の様子はサテライトのラウンジをそのまま小さくした感じで、ラクサバーや仮眠スペースもちゃんとある。朝の6時頃だったので人も当然少ないが、全体のスペースがサテライトより狭い分、少しだけこちらの方が活気が感じられた。

    3時起きでさすがに疲れてきたので、仮眠スペースで1時間ばかり横になってから、ヤンゴン行きの搭乗ゲートに向かった。
     

    ヤンゴン行きはB737-800

    ヤンゴン行きMH740便の搭乗口はH8、サテライトではなくコンタクトピアの搭乗ゲートである。国際線でも近隣諸国との路線はコンタクトピアにあるゲートGとHからが多いようだ。

    さて、KLIAでは搭乗開始時刻が出発の1時間前とされている。これは搭乗口で手持ち荷物の保安検査が行われるためで、その開始時刻が1時間前なのだ。

    ここではアライアンスの上級会員もビジネスクラス客も等し並みに行列に並ばされることになる。 そして、セキュリティ・チェックを通過すると、その中は椅子しかない待合室となり、そこで機内への本当の搭乗開始時刻まで待つことになる。機内への案内については、優先搭乗の案内があった。

    マレーシア航空B737のビジネスクラス

    マレーシア航空は短距離路線にB737-800を投入しており、ビジネスクラスのシートは少々くたびれた感はあるものの、幅広シートにすっぽりと包まれるので意外と快適。USBポートや電源コンセントも各シートに備わっているし、ウェルカムドリンクもある。食事時にはテーブルに布のナプキンをかけてくれたりと、サービスは長距離路線と変わりないし、数時間程度のフライトならまったく文句などない。

    ただ、成田 – コタキナバル路線の機材もB737のようで、これで6時間のフライトのビジネスクラスだとすると、クアラルンプール線や他社便と比べて少し見劣りしてしまうのかもしれないが、それでもエコノミーシートの数倍は快適である。

    KLIAに駐機されているA380

    最後の写真はKLIAのサテライト横にまとまって駐機されているマレーシア航空A380。A380の使えるゲートが限られているので、沖で待機しているだけなのかもしれないが、使用されていないのかもしれない。数日後にヤンゴンから戻ってきたときも、更に一週間後にクアラルンプールから帰国するときも、同じように3機が並んでいた。マレーシア航空は全部で6機A380を保有しているので、普段はロンドン線で半分だけを使っているのだろうか。

    さらに、トップの画像はヤンゴン行きの機内から撮影したKLIAサテライト。いちばん手前にNegaraku塗装の機体が見えるだろうか。これが成田から乗ってきたA350-900である。

  • マレーシア航空の最新機材 A350-900

    マレーシア航空の最新機材 A350-900

    A350-900の機内へ 

    ようやくのことで、待ちに待ったA350-900の機内へ乗り込む。夜で明確に確認はできなかったが、おそらくNegaraku塗装機である(画像は別の日に撮ったもの)。

    さて、本日の座席は 1K…

    A350のファーストクラス

    ではなく、2Kである。マレーシア航空A350-900はファーストクラスのある機材だが、1列目だけの合計4席の設定である。

    ちなみに、このファーストクラスに乗るためには、成田 – クアラルンプールの単純往復の割引運賃で約50万である。マレーシア航空では往復で異なるクラスを選んでも、たいていの運賃で割引が適用されるようで、片道をエコノミーにすれば30万円以内になんとか収まる。まあ、往復の落差たるや尋常ならざるものがあるが。

    ビジネスクラスの座席へ

    ということで、ファーストの区画を通り抜け、2列目以降がビジネスクラスとなる。今回の2Kは写真のようなシートである。

    A350のビジネスクラス

    すでにどこかに書いたが、マレーシア航空のA330とA350のビジネスクラスは、1-2-1と1-2-2が交互に並ぶ独自の配列で、このうち、1-2-1の右側の1人席にあたる2Kや5K(列番号の関係で4Kではなく5K)などが占有スペースの広い当たり席である。 

    座席に座って左側(写真だと向かって右側)、ヘッドホンなどがおいてある収納はすべての座席にある。その一方で、右側の無駄に広いテーブルがこのタイプの座席にしかないお得ポイントである。おそらく、本来このテーブルの下には3K席の足を伸ばすスペースがあるのだと思う。

    したがって、このテーブルの下が丸々収納スペースになっているわけではないが、3分の1ほどは物入れとして使えるようになっていて、比較的大きめのバッグなど、通常なら頭上か前席の下に格納するように指示されるサイズの荷物を離着陸時にも出しておけるという大きなメリットがある。

    実際の様子はウェルカムドリンクと一緒にまとめた下の写真の見ていただきたいが、グレーのケースは13inchノートパソコン、黒いケースはiPadである。さらに、メインの部分にショルダーバッグやら機内で読むつもりの雑誌などを突っ込んでおいたが、離着陸時でも特に何も言われることはなかった。

    また、このテーブルの上の空間のおかげで、窓2つにゆったりとアクセスできるので、外を眺めたり写真を撮ったりもしやすい、とにかくメリットばかりのシートである。
     

    ウェルカムドリンクとシートの続き

    ビジネスクラスでは着席してすぐ、まだドアも閉まらないうちからウェルカムドリンクを配りに来てくれる。ただし、すべてノンアルコール。

    写真の柑橘系ドリンクにミントとライムを浮かべたやつが(名前は忘れた!)、スッキリとした飲み口に南国らしさもあってお勧め。皆さん考えることは同じようで、多くの方がこれを選んでいた。

    マレーシア航空のウェルカムドリンク

    食事などが一通り終わったあとはペットボトルのミネラルウォーターも配られた。A350-900では機内の与圧も湿度も高めになっているとのことで、実際、往きの便ではこのペットボトルに手をつけることはなかった。

    さて、シートの話の続き、左側の収納スペースはこのようになっている。 

    個人用収納スペース

    扉を閉められるようになっているロッカースペースで、身の回りのものを入れたポーチであるとか、カメラでもミラーレス一眼程度のサイズなら余裕で収まる。また、扉の内側が鏡になっているのも便利だ。その上はオープンになっていて、文庫本程度なら置いておける。

    このケースの座席側には、リーディングライト、ペットボトル入れ、スマートフォンスタンド、シートの操作パネルなどが配置されている。多くのものがコンパクトにまとまっていて使いやすい。ペットボトル入れの下に見えるのはヘッドホン端子である。ちなみに、ビジネスクラスのヘッドホンはノイズキャンセラ付きであった。

    食事用のテーブルもここにうまく収納されていて、扉付きロッカーとスマホスタンドやシート操作パネルの間の少し出っ張っているのが、収納状態のテーブルだ。このスペースにうまく納めるためと、写真のように角の1つが大きくRを描いているので、若干手狭感はあるものの、食事のトレイにグラスぐらいは余裕をもって置ける。

    また、充電用USBポートとPC電源もある。場所はシート全体の写真を見てもらえば分かりやすいが、扉付きロッカー手前の小テーブルの前面である。PC電源のコンセントの形状はユニバーサルタイプ。電圧は確かめるのを忘れたが、おそらくは220Vなのではないだろうか。

    アウトレットの場所的に、ケーブルでつないだ充電中のスマホをスマホスタンドに(たいていは逆さまに)差し込んでおけば、ベッドポジションで寝ていても邪魔になることがない。反対に、充電中にテーブルを引き出そうとする場合、ケーブルを挟み込まないように注意が必要だ。

    A350のフットレスト

    最後の画像は、シートポジションをフルフラットのベッドにしたときに足先の入るスペース。これは別の日に2Aの席で撮ったものなので左右が反転しているが、こんなに広いのは2列目と9列目(ビジネスクラス後部コンパートメントの先頭列)だけである。

  • バンコク修行 (4) 帰国は夜行便で

    バンコク修行 (4) 帰国は夜行便で

    ラウンジの混雑

    マイル修行BKKタッチならぬ、生臭坊主のバンコク旅行も(ちなみに、ホテルはいつものごとくHilton系列)、とうとう帰国である。帰りはJL718便、夜行の成田行きだ。

    最後はラウンジでゆっくりしようと少し早めにチェックインすると、次のような案内を渡された。サクララウンジが混雑しているので、JL218、JL718、JL738の3便利用者は21:40頃まではMiracle Loungeを利用して、サクララウンジの利用はそれ以降にというお願いである。

    22時頃の出発便がそんなに立て込んでいるのだろうかと調べてみると、21:55の羽田行きのみ。機材が777-200でビジネス、プレエコともに席数が多めであること、夕食の時間帯に重なることなど、いくつかの要因があるのだろう。

    そんなわけで、まずはMiracle Loungeに行ってみた。

    スワンナプーム国際空港のミラクルラウンジ

    スワンナプーム空港内には何カ所かのMiracle Loungeがあるが、今回行ったのはコンコースGにあるラウンジだ。ここはトランジットホテルも併設されている。

    同じMiracle Loungeでも場所によっては狭いところもあるので要注意。コンコースFにあるのは狭くて混み合っていた記憶があるが、コンコースGのラウンジは広くて快適である。場所としてはLevel 3のキャセイパシフィックのラウンジの少し先である。

    上のフロア Level 4はファースト・ラウンジとなっている。基本的にはカード会員向け、あるいは有償で入るラウンジだが、一部の航空会社の指定ラウンジにもなっているので、ファースト・ラウンジはそこのファーストクラス利用者やエリート会員向けなのであろう、多分。

    こちらは指定された時間以降に移動したサクララウンジの様子。それでもまだ3便分の乗客が対象のはずなのだが、確かに空いていた。

    バンコクのサクララウンジ

    食事のコーナーもご覧の通り。なにしろ、夜の10時である。それでも、ちゃんとカレーは頂いておいた。ラウンジのハシゴをすると食べ過ぎるというのが欠点である。どちらかでしか食べないなどという自制心はない。

    シャワーも待ち時間なしで利用することができた。その後も人はあまり増えなかったから、たいていの人はラウンジの移動などと面倒なことはせず、Miracle Loungeに留まっているのだろう。

    帰国便もJAL SKY SUITE

    両方のラウンジで遅めの夕食を取り過ぎて、ネットにつないで仕事を少しばかりしてから、搭乗ゲートに向かうと、すでにビジネスクラスの搭乗が始まっていたので、そのまま乗り込む。帰りも1Aである。

    JALボーイング787のビジネスクラス

    離陸前にペットボトルの水をもらい、離陸後しばらくして出された軽食と(寿司であった)、それに合わせて日本酒を少しもらっただけで、ベッドポジションにして眠りについた。言い換えるなら、うどんですかいは我慢した。

    座席には翌朝の朝食について、起こすのか否かと洋食か和食かの希望を書く用紙が置いてあった。バンコクから東京までのフライト時間は短いので、食事よりも睡眠をという人も多いだろう。

    ビジネスクラス機内食

    自制心のない筆者はもちろん起こしてもらい朝食をいただく方を選択した。3時間ほどの睡眠の後、朝食は和食でご覧のような内容。そもそも、普段、朝にはパンとコーヒーしか取らないので、ちょっと多すぎたかもしれない。

    よくよく考えてみれば、前夜から食べ通しである。ミラクルラウンジで軽く食べたのが21時、サクララウンジでカレーを食べたのが22時、機内の軽食が0時過ぎ、そして、朝食が4時前である(すべてタイ時間)。

    BKK修行のまとめ

    さて、今回のバンコク修行の獲得マイルとFOPであるが、

    • 往復マイル 11,116miles
    • 往復FOP 11,558FOP
    • 単価 12.97円@FOP (149960 / 11558)

    一挙に1万FOP以上を獲得するものの、ビジネスクラスなので単価は10円を上回っている。

    JAL SKY SUITE ビジネスクラス、サービスも設備も最高であった。これまでもバンコク出張の際は、往路は羽田発、帰路は今回と同じ成田行きで、往復とも夜行便を利用することが多かった。しかし、プレミアムエコノミーだったので仮眠程度しかとることができず、さすがに翌日は睡魔との戦いである。これがビジネスクラスだと短時間だとはいえぐっすり眠れるので、体力的にはかなり楽である。

    それなら今後は毎回ビジネスにするのか。今回はたまたまバーゲン価格で購入できたのだが、これを通常のBusiness Saverで利用するとなると20万強、いかに魅力的なサービスとはいえども常用するには我が財力が足りないなあというのが、今回のBKK修行の総括である。

    いや、だから、こういうのは修行とは言わないのである。

  • バンコク修行 (3) 機内食篇

    バンコク修行 (3) 機内食篇

    空飛ぶレストランBEED

    JALではBEDD SKY AUBERGE by JALと称して有名シェフ監修の機内食を提供しており、ビジネスクラスに乗る最大の楽しみと言っても過言ではない。離陸後30分ほどで給仕されるウェルカムドリンク。まずはこの写真から。

    機内のシャンパーニュ

    なんでも、修行僧の間では定番の構図で、ビジネスに乗ったらシャンパーニュをもらい、窓越しの青空と一緒に写すのである。せっかくなので私も真似しようと乗る前から計画していたのだが、すっかりそんなことは忘れてしまって、半分ほど飲んでしまってから、慌てて飲み口を拭って撮影した。グラスの中のシャンパーニュが少ないのはそういう訳であるが、馴れないことはするものではない。

    さて、お待ちかねの機内食であるが、バンコク線の洋食は麻布十番にレストランを持つオーナーシェフのプロデュースとのこと。

    機内食前菜

    前菜は「春キャベツと花のサラダ、国産牛のローストビーフと山葵のソース」、食べられる花びら、ジュレ、一見ただのマヨネーズのように見えて実はスパイスのきいた山葵ソースなど、趣向を凝らした高級料理らしい前菜で、安いけど美味いものをがモットーの筆者の普段の食事とは別世界である。

    機内食メイン

    そして、メインが「和牛サーロインステーキのマスタードソース」であった。メインはステーキか魚を選べるのだが、なんとなく事前指定でステーキを選んでいた。これ、もしかして余りが出たら両方もらえるのかしらなどと卑しい考えが頭をかすめたが、そもそもが結構なボリュームなので、食べ終わる頃にはそのような邪念は消えていた。

    なお、ステーキの焼き加減は血も滴る超レアとまではいかないが(機内食では無理なのではなかろうか)、ちゃんとしたレアで柔らかかった。切り口の写真も撮ったのだが、まあ食べかけの絵面を載せることもあるまい。

    デザート

    デザートはプロフィットロール、シュークリームの小さいのにチョコレートソースをかけたものである。

    急いで食べても仕方ないので、なるべくゆっくりと味わいながら食べたのだが、それでも前菜が出てからデザートが出るまでに30分強、だれかと話しながらではなく、一人で黙々と高級料理を食べるという、ある意味ではユニークな体験であった。写真は撮り忘れたのだが、食事中は赤ワインも頼んでいる。そういえば、1人でワインを飲むというのも機内限定かもしれない。

    今回のバンコク行き、本来の目的は仕事なのであるが、個人的にはすっかりマイル修行のつもりである。それにしては、酒は飲むわ、肉は食うわ、食ったらベッドポジションで横になるわ、正に生臭坊主であった。
     

  • バンコク修行 (2) JAL Sky Suiteはほぼ個室

    バンコク修行 (2) JAL Sky Suiteはほぼ個室

    ボーイング787 JAL SKY SUITEでバンコクへ

     3ヶ月前に予約を入れたJALビジネスクラスのバンコク行き、ついに搭乗の時がやって来た。JALのビジネスクラス利用は初めてのことである。などと書くと、他の航空会社のビジネスクラスには乗り慣れているみたいだが、実は数えるほどしか利用したことがない。

    JL717便Boarding Pass

    今回は予約を入れたのが早かったのか、その時点ではほぼ全席が空いており、早々に1Aを指定しておいた。要警護のVIPが乗る場合は警備の都合上から1Aになるという話を聞いたことがあって、1Aを指定する度にその話を思い出す。まあ、実際には座席の変更を要請されたことなど一度もないのだが。

    サクララウンジを出て搭乗ゲートに向かうと、ちょうどワンワールド・エメラルドの優先搭乗が終わり、ビジネスクラス利用者の搭乗が始まるところだったので、そのまま乗り込む。1Aなので、機内通路に入ればもう目の前が自分の席である。

    JAL SKY SUITEのビジネスクラス

    今回の機材はB787のJAL SKY SUITE仕様で、窓際のA席とK席は通路から横に入り込むような感じになる。写真は登場後すぐのものなので、隣の1Cとの間のパーティションも下げられているが、これを上げてしまえば、窓側席はほぼ個室の状態になる。

    もちろん、天上まで仕切られているわけでもないし、通路からの入り口にドアがあるわけでもないが、着席していれば通路からは見えない。キャビンアテンダントさんが来てくれるときも、中に一歩入ってきて身を乗り出すような感じになる。通路に面して開口部が大きくある通路側席との大きな違いだ。

    787は 2-2-2 の配列なので、このような席はAとKの一列当たり2席だけである。777だと 2-3-2 配列で、真ん中3列の中央席も同じようになるらしい。ただ、中央席の場合、両側がパーティションなので閉塞感があるかもしれない。
     

    のんびりとバンコクへ空の旅

    機内でのタイムテーブル的には、離陸後30分ほどでウェルカムドリンク、1時間ほどで機内食が始まるといったところで、まあ、席が1Aだったので基本的にすべてがいちばんに提供してもらえたので、この時間である。

    そんなわけで、デザートが提供される頃にフライトマップをつけてみると沖縄上空を通過中で、窓からは伊江島がきれいに見えていた。

    機内から見た沖縄、伊江島

    中央やや左下の楕円形の島が伊江島で、本島の美ら海水族館あたりからも見えるので有名であるが、空からこんなにはっきりと見たのは初めてである。

    そこからバンコクまで約4時間ほどかかるのだが、せっかくなので無駄にベッドポジションにしてみたり、23インチの大画面で1時間ほどのショートフィルムを見たり、『宇治拾遺集』を読んだりしながら、のんびりゆったりと過ごすことができた。正にビジネスクラス様サマである。

    トップの画像はベッドポジションにしたときのもので、リクライニングのボタンや機内エンターテイメントのコントローラーの位置などもよく分かるだろう。

    この日は南シナ海上から雲が少なく、窓下の景色を楽しむことができた。海上の環礁のようなところが見えたり、フエのあたりからインドシナ半島上に入ってからも、具体的にどことは分からないものの、ベトナムやタイの国土が見えた。

    バンコク着陸直前

    そうこうする内に飛行機は着陸態勢に入り、高度を下げてゆくとタイの町並みも見えてきた。写真はスワンナプーム国際空港に着陸直前のもので、バンコク市内は反対側なので写っていないが、画面中央を横切るように右に向かって走っているのが、空港に続く高速道路と鉄道である。

    ビジネスクラスの素晴らしいサービスを堪能できた6時間のフライトであった。

  • カタール航空のセール価格

    カタール航空のセール価格

    カタール航空が春の(?)バーゲン運賃を発表しているが、その購入期限が24日までと、残すところあと4日に迫ってきた。

    カタール航空はマレーシア航空と並んで、セール情報などのメール配信を登録してあるので、最後のご案内という感じでビジネスクラスの価格を「世界No.1のビジネスクラスが28.8万円〜」というのが送られてきた。

    カタール航空のセール価格

    東京発で28.8万円はイスタンブールの価格で、パリやロンドンなどヨーロッパ主要都市は308,900円からである。

    もう30万などといわれると安いのかどうかよく分からなくなってくるのだが、例えば、JALのバーゲン運賃と比較してみると、現在有効なヨーロッパ行きのセールを見ると、日本発着便がフィンエア運航のものに限定されているビジネスクラスが40万円、プレミアムエコノミー(便の制限はなし)19万円からとなっている。

    ビジネスクラスで、その中間ということは、確かに安いことは安いのだろう。
     

    FOP単価は15円台

    試しに9月の日曜発、平日帰りでシャルル・ド・ゴールまでの金額を確認してみると、諸税込みで312,230円になった。機材はA350-900とA380-800。ドーハでの乗り継ぎのよい便は少し高めの値段設定になっていて、上記価格はドーハでかなり待つことになるが、ビジネスクラスなのでラウンジ利用はできるはず。

    さて、Fly On ポイントのほうをみてみると、東京 – ドーハ – パリの区間マイルが8,226miles、ビジネスクラスの積算率が125%なので、往復で20,564FOPとなる。したがって、単価は15.2円@FOP。やはり、得なんだか得でないんだか、よく分からない。

    とりあえず、1つだけはっきりしたことは、いずれにしても30万円以上が必要で、ヨーロッパまでビジネスクラスというのは身分不相応だということである。