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  • バンコク連続修行のまとめ

    バンコク連続修行のまとめ

    Food Republic

    バンコクに行くたびに必ずと言っていいぐらい食べに行くところがいくつかある。中にはガイドにも載っているような有名店もあるが、今回は交通便利な場所にありながら、意外と見落とされているスポットを紹介したい。

    場所はBTSのサイアム駅直結のサイアム・センターである。お隣のサイアム・パラゴンはオーシャンワールドという水族館が入っていたり、上層階に外車ディーラーが入っていて高級車が展示されていたりと、ショッピングだけではなくエンターテインメントとしても楽しめるし、反対側のサイアム・ディスカバリーはリニューアルされたのが最も新しく、マダム・タッソー博物館もある。

    この両者に挟まれたサイアム・センターはお洒落で最先端のブティックがたくさん集まっていて、そのせいで旅行者には却って見逃せないという訳ではなくなってしまっている。

    しかし、このサイアム・センターのFl. 2、日本風にいうと4階の中心を占めているフードコート Food Republic と、フードコートの周囲に並んでいるレストランの一つ Somtam Nua の2箇所は、個人的には絶対に外せない場所である。

    Siam Centerのフードコート Food Republic

    Somtam Nua というのはその名の通りソムタムの美味しい店で、回転が速く新鮮だからなのか、魚と蟹の塩漬けの入ったソムタム・プー・パラーも、ここで食べて中ったことは一度もない。

    食中りなどというと、普段、どれだけ冒険しているのだという感じだが、ソムタム・プー・パラーだけはタイ人でも中るときは中る、しかし、美味しいからやめられないという代物である。ものすごく癖があるので、日本人向けではないのだが、タイ料理のパクチーやナンプラーの匂いが好きで、塩辛も食べられるという人は、ぜひ、Somtam Nua のソムタム・プー・パラーを試してみて欲しい。

    バンコクの滞在時間が短くて、万が一にも食中りのリスクは冒したくないという場合は、ソムタム・タイというメニューがお薦めだ。これは塩漬けなどの余計なものの入っていない、言わば純粋なソムタムであるが、この場合、もちろん、Somtam Nuaも美味しいが、もっと安く済ませたいのであれば、フードコートのいちばん端にある、写真のお店がよい。North-Eastern Thai Food と看板に英語で書かれているからすぐに分かるだろう。

    ソムタム・タイ

    ソムタム・タイに餅米を蒸したものを合わせるのだ。ソムタムの汁を餅米に吸わせながら食べると、気分はすっかり現地人である。両方足しても100バーツにもならない。つまり、300円ほどなのである。フードコートのこのお店を進める理由は、まずはこの安さであるが、注文を受けてから調理を始める、パパイヤを刻むところから始めるほどなので新鮮なこと(作り置きはしなっとしてしまい美味しくない)、餅米を置いてあるところもポイントである。
     

    バンコク連続修行のまとめ

    さて、今回の立て続けに2回行ったバンコクへの修行、いや、実はただの出張は、ビジネスクラスを利用したこともあって、それなりに多くのFOPを貯めることができた。

    • マレーシア航空 : 105,420円 / 8,346FOP = 12.63円@FOP
    • 日本航空 : 334,800円 / 6,824FOP = 49.06円@FOP

    以上のように単価は極めて悪く、数字だけなら今回はどちらもFOP修行としては問題だらけである。

    まず、MHのA380で行ったバンコク行きであるが、FOPは東京 – クアラルンプール間の分しか加算されていない。クアラルンプール – バンコクはマレーシア航空でビジネスクラスを利用したにもかかわらず、マイル積算対象外なのだ。

    その理由はタイ航空の運航便だからである。マイル積算、ひいてはFOP加算の条件はワンワールド便名で予約したワンワールド運航便である。今回はワンワールド便名で予約してあるが、ワンワールド運航便でなかったので対象外ということである。FOPが貯まらないことには途中で気づいた。便変更も可能な予約だったのだが、どうせならタイ航空のビジネスクラスも体験してみたいと思い、そのままにしてしまった。

    そして、単価ほぼ50円近い2回目の方だが、これは10泊分以上の宿泊費がここに含まれている。ダイナミックパッケージなので、いくらが航空運賃でいくらが宿泊費かという内訳は出てこない。さらに、ツアーということなので、ビジネスクラス利用にもかかわらず積算率が70%なのである。

    普通に宿泊すれば一泊2万円近くするホテルだったので、そこを基準に航空運賃分を推測すると10万円ほどということになるが、そもそもツアーで安くなってなかったら、こんな高いホテルに泊まったりはしない。ということで、この時点でFOP単価について考えることは放棄することにした。

  • ふたたびJALのビジネスクラスでバンコクへ

    ふたたびJALのビジネスクラスでバンコクへ

    たった4日でふたたび出発

    マレーシア航空のA380を使って日本に戻ってきたのが金曜の朝、快適なA380のビジネスクラス席のおかげで比較的よく眠れた快適な帰路であったが、週末を挟んで4日後の朝にはふたたび成田空港第2ターミナルにいた。もう一度バンコクに向けて出発である。

    マレーシア航空のチケットがバーゲン運賃であったにもかかわらず、手数料を払えば変更可能な運賃だったので、たった4日のためにわざわざ帰国しなくとも、そのままずっとバンコクに滞在し続けるという手もあったのだが、次の3つの理由から一旦帰国を選んだ。

    1つ目の理由としてはバンコク滞在期間が長くなることである。前回と今回のをつなげると3週間近くになってしまう。もちろん、過去にははるかに長い期間の海外出張もあったし、長期(というほどでもない)滞在それ自体が苦痛というわけでもないが、まあ、短くて済むものは短い方がいい。

    2つ目はホテルの移動である。前回と今回とで同じバンコクとは言っても訪問先が違う。かなり早い時期から予約を入れていた前回のホテルはチャオプラヤ川の東岸で、今回の訪問先からはずいぶんと遠い。これを毎日通勤(?)するのはたいへんである。そのため、ホテルを移動することにしたのだが、どうせ移動のために一旦荷物をまとめるのであれば、そのまま空港に向かってもいい。

    そして、最後の理由、これが最大のものなのだが、金額の上限こそあるものの交通費・宿泊費にかなりの予算が出たので、少し工夫して手配すれば、JALのビジネスクラス利用の可能性がでてきたことである。そりゃ、生臭修行坊主としては無駄に往復しますよという訳である。

    予約の時点では、JALのバンコク行きビジネスクラスのセールはなかったものの、ホテルのグレードをぐっと下げれば予算的にはどうにかなる。しかし、今回はいつもより宿泊数が多いので、そのホテルの質も重要である。どちらかという長時間を過ごすホテルの方が大切かもしれない。

    そこで選んだ方法は、JAL海外ダイナミックパッケージ、航空券と宿泊だけがセットになったツアー商品である。そもそもがツアーとしては閑散期なのか、はたまた偶々なのか、かなり便利な場所にあるグレードの高いホテルとビジネスクラスとの組み合わせで予算内になんとか収まった。唯一の欠点は、ツアー扱いなのでマイル積算率が低いことだが、そこは出張費(=自己負担ではない)なので目をつぶることにした。
     

    JAL Sky Suiteの個室間は最高

    ということで、期間限定で増便されている成田を朝に出るバンコク行きを予約した。成田発を選んだのは羽田便より安いということもあるが、それよりも何よりも、使用機材がJAL Sky Suite仕様だということだ。

    春も同じ機材の同じ便を選んだが、JAL Sky Suiteのビジネスクラスの個室間は最高である。窓側の席が確保できれば、完全に個室、席幅が狭いことを除けば(といっても標準的なビジネスクラスレベル)、ファーストクラスの趣である。

    JAL Sky Suite business class

    春に利用したときは往復とも1Aを取れたが、今回は予約したのが残り一ヶ月を切ってからだったので、往復とも3Kになった。窓側席は確保である。

    機内食には和食を頼んだ。前菜、メイン、デザートの和菓子と順番に提供される。ゆっくりと食べればおよそ1時間ほどかけての昼食となり、とても機内食のことだとは思えない。

    JALビジネスクラス和食

     

    JALビジネスクラス和食

     

    JALビジネスクラス和食

    この日はスワンナプーム国際空港の混雑のせいで、着陸の順番が来るまで延々と待たされ、画像のようにバンコクに近づいてから上空をグルグルと旋回していた。着陸した時点で40分以上の遅れ、タキシングでも途中で待たされるなど、ようやく機外に出れたのは定刻より1時間近くも後のことであった。

    バンコク行き時間調整

    帰りのMIRACLE LOUNGE

    帰りも同じ機材を使用している成田行き夜行便である。そして、この時間帯にスワンナプームに行くと、必ずサクララウンジが混雑しているということで、代替ラウンジとしてMiracle Loungeを案内される。空港内には複数箇所にMiracle Loungeがあるので、その内のどこに行っても構わないようだが、チェックインカウンターでは搭乗口にいちばん近いところを案内してくれる。

    スワンナプーム国際空港ミラクルラウンジ

    いつもはトランジットホテル(ラウンジと同じ運営)と同じ場所にあるコンコースGのMiracle Loungeに行くことが多いが、今回は1年ほど前にできたばかりという、Miracle Loungeの中ではいちばん新しいコンコースDのものに行ってみた。

    新しくてきれいで料理やアルコールもそこそこ揃っているのでお薦めではあるが、内部がそれほど広くなく、利用客が多いと席を見つけるのがたいへんという話を聞いていたが、筆者が行ったときはほとんど人がいなかった。

    夜行便でフルフラットのビジネスクラス席となれば、ぐっすりと眠って帰国といきたいところだが、実際には、フライト時間が短すぎて、せいぜい3時間程度しか横になっていられる時間がなかった。この程度の睡眠時間では寝不足は避けられないので、それなら昼行便に乗ってビジネスクラスを堪能する方がいいのかもしれない。

  • バンコクからはB777で

    バンコクからはB777で

    スワンナプーム国際空港

    バンコク滞在中の話はすっ飛ばして、先にクアラルンプール – バンコクの復路の話を書いておくことにする。こちらもタイ航空運行のコードシェア便にしてある。

    コードシェア便の場合、利用するチェックインカウンターやラウンジ、提供されるサービスは運行会社によるものになる。つまり、たとえワンワールドのエメラルド会員がマレーシア航空便名で予約をしていたとしても、運行しているのがタイ航空の場合、エリートメンバーのサービスは受けられないことになる。

    ただし、今回はビジネスクラス利用なので、噂に聞くスワンナプーム国際空港のタイ航空のラウンジなどを体験することができた。やはり、JALでラウンジなどの施設がいちばんよいのが成田であるように、各航空会社が本拠地としているハブ空港でのサービスがいちばんである。

    スワンナプーム国際空港タイ航空ファーストクラスカウンター

    スワンナプーム国際空港の出発口に向かって左端、カウンター列名だとAやBの辺りが、タイ航空の上級クラス専用のチェックインカウンターとなっており、ご覧の通り、高い仕切りで囲まれていて、その中でどのようなサービスが繰り広げられているのかは窺い知れないようになっている。左側Royal Firstというのが、その名の通りファーストクラス用で、こちらは筆者などお呼びではない。右端に辛うじて写っているRoyal Silk (Sの字の辺りで切れているが)がビジネスクラス用である。

    成田空港第2ターミナルのJALとは逆の発想で、JALはずらりと並ぶカウンター列のど真ん中、余り歩かなくて済むような便利な場所に上級クラス用にカウンターを配置している。もちろん、対象外の乗客が入らないように囲ってはいるものの、外から容易にその様子を見ることができる。

    タイ航空の場合、その反対に、場所はいちばん端と少々不便であるが、場所を知っているお得意様は最初からいちばん手前で車から降りれば済むということなのであろう、その代わりにしっかりと周囲からは切り離された専用の空間を用意しているのだ。

    スワンナプーム国際空港タイ航空ビジネスクラスカウンター

    仕切りの中に入ると、ご覧のように広々とした空間にソファが並べられ、カウンターの数も多いし、カウンターの前にはスツールが置かれていて、座りながらチェックインの手続きができるようになっている。

    画像では左側が休憩用のソファ、右側がチェックインカウンター。カウンターは奥のいくつかしか写ってないが、もちろん、この手前にもずらりと並んである。そして、カウンターの前に黒の低い椅子がおかれているのが分かるだろうか。そして、中央奥はFast Track、つまり、手荷物検査と出国審査の優先レーンとなっており、仕切りで囲まれたチェックインカウターに入ると、そのまま外に出ることなく、言い換えるなら一般の人と交わることなく、出国できてしまうのである。

    この辺りの徹底した切り離しぶりはお国柄も反映しているのであろう。タイは日本以上に隔たりの大きい格差社会なのである。

    スワンナプーム国際空港タイ航空ビジネスクラスラウンジ

    チェックインカウンター奥のFast Trackで手荷物検査と出国審査を受けると、目の前に階下に続くエスカレーターがあり、降りたところがすでにラウンジの入り口となっている。Royal Silkラウンジは細長く広い。キャパシティは300近くあり、提供される食べ物もタイ風ではあるが美味しい。

    しかし、なんと言っても特筆すべきは、ラウンジの向かい側にあるRoyal Orchid Spaで30分のタイマッサージを受けられることだろう。もちろん、市中の高級店の雰囲気である。ファーストクラス利用者は1時間になるらしい。

    スワンナプーム国際空港のバス

    それで結局、最後はバスに乗って沖止めのB777-300ERに。時間帯にもよるのであろうが、350人も乗れる機材でさえ沖止めとなってしまう。スワンナプームは本当にキャパオーバーで運用されているのがよく分かる。ちなみに、筆者はタイ航空を以前よく使っていたが、ほぼ100%沖止めである。少なくとも、到着便でボーディングブリッジに着けたことは一度もなく、到着と同時に必ずもわっとした熱帯の空気の洗礼を受ける羽目に陥っていた。

    タイ航空B777-300ERビジネスクラス席

    ビジネスクラスの座席は恐らくA350と同じもので、1-2-1配列のスタッガード。そして、やはり2時間ちょっとのフライトでウェルカムドリンクからホットミールまで提供される。

    タイ航空ビジネスクラスの食事

    復路でもやはりタイ料理、レッドカレーを頼んだ。さすがに、バンコクの街中で食べるほどは辛くなく、そういった意味ではグローバル化されていると言えなくもない。

    客室乗務員もこの短時間で食事を提供することになれており、すべてがテキパキと進んでゆき、テーブルが片づけられた後、せっかくなのでシートをフルフラットにして寝転んでみたものの、30分もしないうちにシートベルトサインが点灯した。

  • バンコクへはA350で

    バンコクへはA350で

    B737-800ばかりの東南アジア路線

    マレーシア航空は長距離路線にA380、A350、A330とエアバスの大型機を飛ばしているが、東南アジア各都市をはじめとした中・短距離路線はB737-800に統一している。経営再建中のマレーシア航空としては、大型機A350、中型機A330、小型機B737と3種類に機材を統一したいのであろう。そして、B737のビジネスクラスシートは、ヤンゴン行きの際に利用したが、ゆったりとしたリクライニングソファといったところだろうか、いかにも一昔前のビジネスクラスという感じである。

    クアラルンプール – バンコク間のフライトは2時間強しかかからないので、フルフラットシートなど必要ないのだが、今回に関しては、接続時間が短すぎてラウンジによる暇もないほど慌ただしくもなく、はたまた長すぎて時間を持て余すようなこともない、適当なタイミングの乗り継ぎ便の使用機材がA350-900とB777-300であった。

    特に往路はもう1本早い便でも、ラウンジ滞在を短時間に抑えれば、ある程度余裕を持って乗り継ぐことができたのだが、使用機材がB737なので、A350に乗るために敢えて1本遅らせたのである。
     

    マレーシア航空にB777はない

    冒頭に書いたように、現在、マレーシア航空はB777を保有していない。A350も日本線などの長距離用でバンコク行きに回せる余裕はないはずである。事実、筆者が選択した便以外はすべてB737で運行されている。

    さて、今回のeチケットを見てみると、Operated by Thai airways International, Marketed by Malaysia Airlinesと書かれている。そう、これはタイ航空運行のコードシェア便なのである。多くの場合、バーゲン運賃ではこういったコードシェア便は選べなかったり、選べたとしても割高になったりするのだが、今回は値段が変わらなかったので、色々なビジネスクラスを体験してみたい筆者としては、敢えて選んでみた次第である。

    ということで、今回と次回は本サイトではこれからもめったに触れることはないであろう、スターアライアンスの記事となる。
     

    タイ航空A350のビジネスクラス

    出発が夜の9時近くだったので機材の写真はない。座席は11K。11番ではあるが、機内最前列である。1-2-1のスタッガード配列で、前方席のテーブルの下にオットマンが食い込んだタイプ。シートがほんの少しだけ斜めに千鳥配置されている。とはいっても、写真で見ても分からない程度、角度にして恐らく数度ぐらいであろう。

    タイ航空A350のビジネスクラス席

    テーブルの上にはご覧のようにタイ航空のイメージフラワーとでもいうべき、オーキッドが置かれていた。造花ではなく本物である。

    そして、たった2時間のフライトでもウェルカムドリンクに始まり、タイ料理と西洋料理から選択できる温かい食事が提供される。それぞれ、シャンパンとタイ料理を選んだが、考えてみたら、朝から飲み通しのような気がしなくもない。

    タイ航空ビジネスクラスの食事

    夜遅い便だからなのか機内の照明は常時暗めで、しかも、オーキッド色なのである。食事の画像はかなり色を補正してあり、実際の機内はもっと紫がかった照明で照らされていた。

    バンコクのスワンナプーム国際空港はよほどボーディングゲートが足りてないのか、A350ほどの大型機でも沖止めになり、タラップを歩いて降りてバス連絡となり驚かされた。自国のフラッグシップキャリアの最新鋭機でさえ、この扱いである。トップの画像は復路で同じく沖止めとなった際のB777。

  • A380の機内

    A380の機内

    A380の機内へ

    優先搭乗が始まり、筆者と他2組は真っ先にゲートをくぐる。マレーシア航空のA380は2階がビジネスクラス、1階の最前方がファーストクラス、後ろがエコノミークラスという配置になっているので、一緒にゲートをくぐった大富豪の皆さんとはここでさようなら。などと思っていたら、一緒にビジネスクラスの方へ。とはいえ、向こうはバーゲン運賃ではあるまい。僻み根性はどこまでも続くのである。

    さて、そんな冗談はさておき、今回の席は7A。ビジネスクラス前方コンパートメントの席である。予約時点では5Kを予約していたが機材変更でこの席になった。

    マレーシア航空A380ビジネスクラス席

    画像でご覧の通り、何の工夫もない2-2-2の配置で、とにかくゆったりとしている。

    最近流行の個室感はまったくない開放的な座席であるが、狭い空間の中に如何にしてフルフラットの席を効率よくたくさん並べるのかという工夫の固まり、ということは、あちこちに無理のあるシート配列と違い、すべてがゆとりある状態で、しかも、これでフルフラットになるのだ。A380ならではの配置だろう。

    マレーシア航空A380ビジネスクラス席

    窓際にもこのように荷物収納があって、重量制限10kgと書かれている。収納しているカバンはiPadに携帯、文庫本と大きめの財布が充分に入れられるサイズで、写真では分かりづらいが、このカバンの他に13インチのMacBookも入っている。

    他にも、モニターの下やシートの横にもポケットがあるので、機内で使うものは色々と身の回りに出しておきたい人でも満足できるだろう。この辺りも、やはり、スペースをふんだんに使えるA380ならではだろうか。

    マレーシア航空A380ビジネスクラス席

    テーブルの広さも十二分にあり、ご覧のように13インチのノートパソコンを広げても、まだ隣に飲物やデザートを置くだけの余裕がある。しかも、隣の席と共有のセンターテーブルがあって、ティーカップはそちらに置いている。

    マレーシア航空A380ビジネスクラス席

    最後の写真は帰路の6Kの席のものだが、フルフラットにしていて、右下に見える紺色の固まりはブランケットにくるまった筆者の足だ。何を見て欲しいかというと、前方のモニターが据え付けられているフラットな壁だ。フラットであるということは、スタッガード配列やヘリンボーン配列のシートによくある、前の座席の下に食い込むようなオットマンがないのだ。しかし、フルフラットシートである。

    ということは、つまり、シートピッチが座席をフルフラットにできるほどに確保されているということだ。同じマレーシア航空のA350と比べてみると、A350のファーストクラスのシートピッチが79インチ、ビジネスクラスが44インチなのに対して、A380のビジネスクラスは74インチ。他の航空会社でもファーストクラスで80インチ程度が普通なので、シートピッチだけを見れば、このビジネスクラスはファーストクラスにも遜色ないということになる。

    もちろん、シート幅、収納、個室感などは本物のファーストクラスとは比べるべくもないが、これだけ広い空間を機内で独り占めできるのは快適そのものであり、今回は往復とも隣が空席だったので、隣の人がフルフラットにして寝てしまったらどうやって通路に出るのかという、機材変更が判明したときに抱いた懸念も杞憂に終わった。

    これだけのゆったり感はもうファーストクラスにでも乗らない限り味わうことができない。ということは、筆者にはもう縁がないであろうということだ。その去就が注目されているマレーシア航空A380。最後に希有な経験をすることができた。

  • マレーシア航空A380でバンコクへ

    マレーシア航空A380でバンコクへ

    カードも届かないうちに

    8万FOPを超えることになったマニラから戻ってきて、WEB上では無事にJGCプレミアになれたことを確認できた直後、ステータスカードがまだ届かないうちに、A380でバンコクに向けて出発することとなった。

    A380でバンコクといってもタイ航空などではなく、もちろんワンワールドのマレーシア航空、数ヶ月前に予約をしておいたクアラルンプール経由バンコク行きでストップオーバーはしない日程である。成田 – クアラルンプール間は予約時点ではA350だったが、機材変更でA380になっている。

    一応、ワンワールドではエメラルド会員である。したがって、ファーストクラス・ラウンジなどが利用できることになっているが、ステータスカードがないのが不安材料でもある。まあ、ビジネスクラスのラウンジは使えるので、半年前までと比べれば雲泥の差なのだが、人間、欲が出るものである。
     

    成田空港ではエメラルド会員

    今年すでに2回乗っているマレーシア航空成田線だが、3回目はこれまでと違って昼行便で10:20発である。2時間前のちょうどいい時間に着くスカイライナーに乗るには、上野を7時台後半と朝のラッシュに巻き込まれることになるので、今回はリムジンバスを利用することにした。

    渋滞も考慮してかなり早い便にしたのだが、高速に入るとすぐにルートを変更するほどの渋滞に遇い、成田空港に着いたときには、すでにマレーシア航空のチェックインカウンターは開いていた。とはいっても、まだ出発まで2時間近くあったが。

    ファーストクラス用のチェックインカウンターは開いておらず、そのままビジネスクラス・カウンターでチェックイン。搭乗券にはちゃんと Emerald と印字されており、一安心。

    保安検査に関しては、JAL便ではないので、ワンワールド用のファストトラックを利用、そこから少し歩いてJALのラウンジに行くと、ファーストクラス・ラウンジに案内された。

    成田空港第2ターミナルJALファーストラウンジ

    お約束ともいうべく、まずはにぎり寿司を食べてシャンパンを軽く飲んだ辺りで、少し眠くなってきた。実は寿司に合わせて日本酒も飲んでいる。このまま寝過ごしてはシャレにならないので、ゆっくりできるソファー席に移動してパソコンを開き仕事でもしようかと思ったが、余計に眠気を誘われて、後は搭乗時刻まで睡魔との戦いであった。

    成田空港第2ターミナルJALファーストラウンジ

    マレーシア航空だけでなくJAL便でも東南アジア方面はサテライトから出ることが多い気がするが、A380は使えるボーディングブリッジが限られているので、本館の南端の方が出発ゲートとなる。眠気対策として早めに搭乗口まで歩いて行き、パラパラと並び始めた優先搭乗の列に加わると、係員による搭乗券のチェックが始まり、ファーストクラスとエメラルド会員用の列に案内された。

    この日、このレーンに並んだのは3組だけ、残り2組は如何にもファーストクラスを利用していそうな感じの人たちだったので、機内で簡単に温度調節できるようにと、半袖のキャラクターもののTシャツの上から安物のパーカーを羽織っているだけの筆者は、何となく肩身の狭い思いであった。あまつさえ、ビジネスクラスのレーンに留置(?)された人が「なんで俺がこっちで、その貧乏くさそうな奴がそっちなんだ」という目で見ている…、というのは、もちろんすべて筆者の妄想であるが、まあ、優遇されるならそれ相応の格好をしていないと恥ずかしいよという見本のようなものである。

  • 8万FOPを超えてJGCプレミアに

    8万FOPを超えてJGCプレミアに

    9月に8万FOPに到達

    6月の半ばに5万FOPを超えてサファイアステータスを得てから、3ヶ月で3万FOPを獲得、9月の中旬にとうとう8万FOPに到達して、JGCプレミアになることができた。

    3ヶ月とはいっても、7月後半から9月頭までの約2ヶ月はまったく飛んでいないので、実質的には一月である。マレーシア航空のビジネスクラスでクアラルンプールまで2往復したのと、JALで沖縄 – マニラを飛んだのと、ほぼこの3回だけである。
     

    JGCプレミアとは

    JGCプレミアというのは少し特殊なステータスである。

    ワンワールドの上級会員には上からエメラルド、サファイア、ルビーの3段階があり、JALのマイレージプログラムJMBにもそれに対応する形で、ダイヤモンド、サファイア、クリスタルの3段階がある。ステータス獲得に必要なFOPで見ると、順に10万FOP、5万FOP、3万FOPとなり、ラウンジ利用などの基本的な優遇サービスがすべて受けられるサファイアステータスと最上位とでは、必要FOPが倍違うのである。

    JGCプレミアはその大きな隔たりを埋めるように存在する、JAL Global Clubの会員のみが8万FOPで獲得できるステタースである。ワンワールドではエメラルド扱いなので、ファーストクラス用チェックインカウンターやファーストクラス・ラウンジが利用できるなど、実質的に最上級会員として優遇されるという優れものだ。

    8万FOPに到達したのは9月下旬のマニラ・シンガポール出張で、下旬にはマレーシア航空のビジネスクラスでバンコク出張が入っていたが、カードはそこには間に合わず、帰国したら届いていたというのは、サファイアの時と同じパターンであった。

  • OKA – MNL – SIN修行

    OKA – MNL – SIN修行

    秋に再びマニラとシンガポールへ

    今年の頭にマニラとシンガポールへ出張に行った際、東京 – 香港 – マニラ / シンガポール – 香港 – 東京というオープンジョーをキャセイパシフィック航空で手配したが、予約クラスが低すぎてマイルもFOPもつかなかったという話は、すでに記事にしてある。

    9月にも再びマニラとシンガポールへの出張時期が重なり、まとめて行く必要が出てきた。そこで今回はせめて一部区間だけでもFOPが加算されるよう、東京 – マニラをJALで、マニラ – シンガポールをシンガポール航空で別々に手配した。

    成田 – (JAL) – マニラ – (SQ) – シンガポール – (SQ) – マニラ – (JAL) – 成田という入れ籠にして、マニラからシンガポールに行っている間は荷物を知り合いに預かっていてもらおうという行程であった。
     

    成田から沖縄発に変更

    FOPの対象運賃とはいっても、成田 – マニラ間は予約クラスがSでマイル積算率が50%。アジア・オセアニア方面の1.5倍とボーナスポイント400を足しても、獲得できるFOPは往復で3,620止まり。その一方でチケットは6万円を超えているので、FOP単価は17円台と芳しくない。

    ただ、今回はマニラとシンガポールに滞在しないといけない日程こそ連続しているものの、その前後には余裕があったので、日本国内を東京発ではなく沖縄発として、沖縄 – 羽田 / 成田 – マニラ – 成田 / 羽田 – 沖縄と、如何にも修行らしい行程としてみた。とはいうものの、もちろん修行ではなく仕事なのだが。

    また、この航空券の前後で挟むような形で羽田 – 沖縄の往復も先得で手配できた。
     

    OKA – MNL修行の成果

    全体としてはエコノミークラスのみの使用で、しかも基本朝から晩まで仕事なので、特筆すべきことなど何もないのだが、ひとつだけ挙げるとすれば、同じエコノミークラス利用でも、今回はサファイアステータスなので、マニラのニノイ・アキノ国際空港でサクララウンジが利用できたことであろうか。

    トップの画像はサクララウンジの入り口である。ただ、内部はかなり狭く、出発時間の近い遅めに入室すると座る席を探すのにも苦労するほどである。筆者は比較的早めに行ったので、昼食にカレーを食べながらこの記事の下書きをしたりできた。

    さて、今回のまとめであるが、結果的に国内線部分は4回ともクラスJに当日アップグレードできた。

    • 羽田 – 那覇 : 28,780円 / 3,344FOP = 8.61円@FOP
    • 那覇 – 東京 – マニラ : 73,380円 / 3,620FOP(国際線) + 5,128FOP(国内線) = 8.39円@FOP
    • 合計 : 102,160円 / 12,092FOP = 8.45円@FOP

    沖縄発にしただけのことはあって、全体としては単価が8.5円を下回った。国際線の付属する国内線部分は予約クラスがYとなって100%加算、そこに国内線2倍とボーナスポイントが付くので、積算率50%の成田 – マニラよりも那覇 – 羽田の方が加算されるFOPが多いという逆転現象が起きている。

  • クアラルンプール修行終了

    クアラルンプール修行終了

    クアラルンプール2往復は2ヶ月前

    記事の更新が滞っている内に、日本発券とクアラルンプール発券を組み合わせたクアラルンプール2往復修行、実はただの出張が終わって、すでに2ヶ月が経ってしまった。

    日本発券の復路にして全行程の最終便も、もちろんのこと、A350-900で座席は2A。3Aよりは収納スペースが多いが、窓の外が見やすいかという点に関しては、3種類あるビジネスクラスの1人用シートの中で最下位である。シートと窓との位置関係の問題なのか、同じように座席と窓の間に収納スペース(後席のオットーマン)が挟まる2Kなどよりも外は見にくかった。

    Kの1人用席が取れなかった場合、飛行中に身の回りに色々とものを置いておきたいか、機窓を重視するかで選択ということになるだろう。前者なら2Aのタイプ、後者なら3Aのタイプである。2Kが空いていれば、積極的に2Aを選ぶ理由はないだろう。どうしてもA列でないといやだという場合を除いて。
     

    クアラルンプール修行のまとめ

    旅程上ではクアラルンプールで1ヶ月ほどストップオーバーして、その間にクアラルンプール発券で日本往復という組み合わせになっている。それでは、実際に支払った金額とFOPの獲得実績に基づいて、今回のクアラルンプール2往復の単価を出してみよう。

    • 日本発券 NRT – KUL – RGN : 121,580円 / 10,934FOP = 11.12円@FOP
    • 海外発券 KUL – NRT : 105,906円 / 8,346FOP = 12.69円@FOP
    • 合計 : 227,486円 / 19,280FOP = 11.80円@FOP

    以上のように、トータルの単価は辛うじて12円を切ったという感じで、そんなに良くもないのかもしれないが、すべてをビジネスクラス利用としたことを考え合わせれば、JGC修行としてはそこそこ納得のいくものであった。

    仕事という観点からは納得も何もないのだが、クアラルンプール行きの場合は通常10万円程度の航空運賃を想定してあるので、持ち出し数万円程度の負担でビジネスクラス2往復にできたと考えれば、これまた言うことなしである。
     

    JGCプレミアまで残りわずか

    この時点で積算したFOPは74,714。JGCプレミアまで残り5千強だけである。すでに予約だけでそれ以上が入っており、突然のキャンセルにでもならない限り確定している状況では、最初の内のFOP単価の低い行程を色々と練って楽しんでいた頃のワクワク感はすっかり失せてしまった。

    トップの画像はクアラルンプール国際空港にある飛行機の模型。保安区域内に入ってすぐのところにあり、なぜか行く度に写真を撮ってしまう。

  • 時差ボケを防ぐ (4) ロンドン復路篇

    時差ボケを防ぐ (4) ロンドン復路篇

    往路夜行便

    日本からロンドンに向かう場合、JALには羽田を深夜に出てロンドンに早朝着という夜行便の選択肢もある。同じような夜行便は、エールフランスがパリ行きに、全日空がフランクフルト行きにそれぞれ就航させている。では、この往路夜行便を利用する場合、どのように注意して時差ボケを回避すればいいのであろうか。

    答は至極簡単である。機内では寝てしまう、これに尽きる。何しろ、ロンドンなどには早朝に着くのだ、そこでスッキリと目覚めるためには寝る以外の選択肢などない。同じ夜行便ということで、基本的にはハワイ往路便と同じ対策が有効であるが、こちらは時間が長くなる分だけゆとりがある。

    機内食が離陸後すぐに出る場合、飛行時間12時間超えの長丁場なので、軽く食べるだけにするか、あるいは、空港で遅めに夕食を取って、1回目の機内食は断るというのも手だが、そんなに神経質になることもない。まあ、カフェインの摂取は避けよう。

    なかなか寝つけなかったとしても、フライト時間はたっぷりある。枕が変わると全く眠ることができないというのでもない限り、離陸後数時間以内には寝てしまえるであろう。ロンドン行きJALの夜行便なら、離陸後3時間もすれば日本時間5時である。そして、一度眠ったら、ぎりぎりまで寝ておけばよい。到着前に朝食が出るであろうから、そこで起こしてもらえば充分だ。

    狭くてうるさい機内での睡眠なので、ロンドンに着いた当日は寝不足かもしれない。やはり、ハワイの場合と同様に、昼寝は避けて日中は活動しておくというのが基本方針とはなるが、初日の寝不足の度合いはフライト時間が長い分ハワイほどではないであろう。
     

    朝出発のロンドンからの復路

    ロンドンから日本に帰る復路では、午前中発の早朝着、午後遅め発の朝遅め着、夜発の午後着の3パターンがある。

    時差ボケ回避という観点からいうと、この中でいちばん辛いのが午前発便である。午前中にロンドンを後にして、12時間弱のフライトで日本に着くのは、イギリス時間の夜遅くである。ところが、日本では翌日の朝が明けてしまうのだ。旅の最終日に長時間のフライトと、疲労のピークに達したところで朝になるというのは、正しく最悪のパターン。

    対策はただ一つ、とにかく機内で眠れるだけ眠っておくこと。日本に戻ったら昼寝はしないか、するにしても1、2時間で絶対に起きること。家に着くなり何時間も昼寝をすれば、間違いなく体がイギリス時間のままになってしまうだろう。
     

    ロンドンからの午後便は?

    BAだけに設定されている午後便。ロンドンを15:30に出て、日本に着くのは翌日の11時前。これも午前と同じで時差ボケになりやすいフライトであるが、羽田に着陸して荷物をピックアップしてなどとしていれば、すでにお昼なので、寝不足のままその日いっぱい起きていないといけないにしても、残り時間が短い分だけ、少しはましであろう。

    ただ、機内で寝付くことさえできれば、寝過ぎの心配などはしなくてもよい。機内でずっと寝ていたとして、日本時間の朝10時頃までというと、かなりの朝寝坊ではあるが、旅の疲れもあるので、その日の夜に影響が出ることもないだろう。
     

    夜行便での帰国がベスト

    JALとANAの両方が飛ばしている夜行便はロンドンを夜7時台に出発し、日本には午後の2時から3時に到着する。帰国はこの夜行便にするのが最も時差ボケになりにくい。

    ロンドン最終日もほぼ1日活用できる。そして、夜になって搭乗。機内食を食べたら、さっさと寝てしまおう。疲れているだろうから、日本に着くまでずっと寝ていてもいいが、できることなら到着前の2回目の機内食辺りのタイミングで起きるのがよい。昼過ぎまで寝ているというのは、さすがに寝過ぎのようにも思われるが、どのみち機内なので熟睡ではないだろうし、体も疲れているだろうから、その日の夜になって、昼に寝すぎたので眠れないということにもなりにくい。

    ただし、ビジネスクラスのフルフラットシートで横になって熟睡できる場合は、寝過ぎには注意しておいた方がいいかもしれない。経験上は、それでも旅の疲れの方が勝って、夜になれば普通に寝付くことができる。午後便との違いは、日本到着時刻が遅いので就寝まで頑張って起きておかないといけない時間が短くて済むという点である。
     

    ロンドンからの復路のまとめ

    何時発の便にするにせよ、復路で総じて言えることは、機内ではとにかく眠るのがよいということであって、旅行や出張を終えた疲れで、たいていの人は寝付くことができるだろう。問題は日本に着いてから、夜までどれだけ長時間起きていないといけないのかという点で、日本着が遅ければ遅い方が帰国日が楽であるということである。