ブログ

  • Refreshers on board : 飛行機頭痛対策

    Refreshers on board : 飛行機頭痛対策

    飛行機頭痛の対策はただ1つ

    副鼻腔内と外気との気圧差からくると言われている飛行機頭痛は、体験したことのある人にとっては飛行機の着陸が恐怖以外のなにものでもなくなるほどの激しい痛みなのだが、対処法はただ1つ、鼻づまりを解消することである。鼻が通っていれば気圧差も生じないというわけだ。

    ということで、筆者が実践している鼻づまり対処法を紹介しておこう。
     

    点鼻薬がいちばん効果的

    もちろん、鼻づまりに効く点鼻薬がいちばんである。意外と即効性があるので、これを着陸態勢に入ってから、つまっている方に差せばよい。持続性の方は試したことがないので分からない。あまり差すのが早すぎて、いざ着陸というときに鼻がつまっていては意味がない。おそらくは1分やそこらで効き始めるので、差すタイミングに神経質になる必要はなく、シートベルト着用サインが出てからで十分である。

    写真に写っている点鼻薬は、特にこれでないとダメというものではないが、最大の利点は容器が小さいということである。機内ではこれを胸のポケットに入れておくか、筆者のようにポーチに入れてシートポケットに突っ込んでおくのだ。

    最初は30ml入りの他の製品を使っていたのだが、国内線に乗るときはともかく、国際線の液体持ち込み制限にひっかからないよう(他にもクリームなどを持ち込むため)、というよりは、後ろに写っている白の小さな機内持ち込み用ポーチに簡単に収まるように小容量のものを探していた。

    15mlの製品は少なくないのだが、その多くは本格的なアレルギー用の抗ヒスタミン薬やステロイド薬なので、一時的な鼻づまり解消には強すぎる。後、高価である。その点、satoのナザール「スプレー」は血管収縮剤で、炎症を起こしてうっ血している血管を収縮させるので、アドホックな飛行機頭痛対策にはうってつけである。

    ポイントは2つ。同じナザール「スプレー」には30ml入りもあるが、当然、容器もその分大きいので、コスパは悪くなるが機内持ち込み専用として小さい方の15mlにすること。それから、血管収縮剤の乱用は薬剤性鼻炎を引き起こすので、機内でしか使わないこと。毎日のように飛行機に乗る人には、機内専用だとしても毎回毎回は勧められない。
     

    カフェインも効く

    薬を使うのはいやだ、今日は飛行機を乗り継ぐので何度も点鼻できない、あるいは、薬を忘れた(筆者はよくやってしまう)などというときに、次善の策として考えられるのがカフェインの摂取だ。

    さきほど、点鼻薬のところで血管収縮と書いたが、カフェインにも同じ作用がある。実際、点鼻薬の成分には無水カフェインが含まれているぐらいだから、その効能は間違いのないところだ。

    さらに、カフェイン摂取なら機内でコーヒー、紅茶、緑茶などをもらえばいいので、特にこちらでなにかを用意する必要もない。ただ、なるべく着陸ぎりぎりになどと思っていると、気づけば機内サービスが終了していたなどということもある(何度もあった)。

    そこで写真のようなカフェイン入りのタブレットをポーチの中に常備しておく、というか、入れっぱなし。まあ、お腹を壊さない程度に、年に1度ぐらいは入れ替えている。鼻が通れば事足りるので、特にカフェイン入りタブレットにこだわることはないのだが、ここでオーガニックにハーブオイルはなどと考え出すと、またもや、液体の機内持ち込みの話に戻ってしまうので、固形物を敢えて選択してある。
     

    究極のなにも要らない鼻づまり解消法

    薬もタブレットも忘れた、コーヒーはもらい損ねたというときの、最後の手段、究極のなにも要らない鼻づまり解消法を最後に。ちなみに、「究極の」は「なにも要らない」にかかっている。「究極の解消法」ではないので誤解なきよう。

    1. 深呼吸をしてから、思い切り息を吐き出す
    2. もう吐けないというところで、口を閉じ鼻をつまんで呼吸を止める
    3. 限界まで息を止めて我慢する
    4. このとき、可能ならゆっくりと首を上下に動かす(機内でやると恥ずかしい)
    5. 以上を2、3回繰り返す

    これだけである。なぜかは分からないが、実際、ものすごい鼻づまりの時に試してみたら効いた。本当かどうかは知らんが、意図的に酸欠にして、いかんいかん、鼻なんか詰まらせている場合ではない、空気をたくさん取り込まなければと、自分の脳を欺くのだそうだ。

    即効性はそこそこ高い。鼻づまり解消のためのものが手元に何にもないときの最終手段として、覚えておいて損はないと思う。

  • 「どこかにマイル」で札幌へ(その1)

    「どこかにマイル」で札幌へ(その1)

    「どこかにマイル」を申し込む

    去年の秋のことだが、JALマイレージバンクからもうすぐ有効期限の切れるマイルがあると通知が来た。それも3,300マイルほどだという。調べてみると、当時から3年前(今からなら3年半前)にシンガポールにエコノミークラスで行ったときのものだ(積算率50%だった)。そして、その翌月が期限というマイルも数千。

    なにに引き換えようか迷ったのだが、有効期限がまだ先のものも合わせると1万マイルを超えており、比較的時間のゆとりのあった時期なので、どうせなら旅に出てみようと思い、特典航空券にすることにした。

    問題はどこに行くかだ。季節は秋だったので日本国内どこに行っても楽しそうである(南の島は知らんが)。北に向かい終わりゆく秋を名残惜しむか、南九州へ行って今年最後の暖かさを感じるか、南北に長い日本ならではの贅沢な悩みだ。

    それならいっそのこと、行き先もJALにお任せしてしまおうと思いつき、「どこかにマイル」を初めて使ってみることにした。これなら必要マイルも少なくて済む、というか、必要マイル数が6千でちょうど有効期限切れ間近のマイルをうまく活用できる。
     

    目的地は北海道に決まる

    出発地と日程を決めて「どこかにマイル」を申し込むと、下の画像のように候補地が4つ提示される。ページをリロードすれば候補地も変わる。記憶は曖昧だが、確か、そのときは札幌、徳島、大分、鹿児島だったような気がする。もしかすると、鹿児島ではなく熊本だったかもしれないが。

    徳島以外は比較的遠方であるし、唯一距離が短めの徳島も長いこと行っていなかったので、これならどこでも文句ないとすぐに申し込んだ。大分は訪れたことがないので(電車で通り抜けたことはある)、大分になれば最高などと妄想しながら。

    どこかにマイル

    申し込んだときのスクリーンショットは残してしなかったのだが、試しに今見てみると、候補地は徳島、熊本、沖縄、松山。なんどか読み込み直してみても、徳島、大分、熊本が出てくる確率は高い。

    さて、3日以内に行き先が確定するということだが、申し込んだのが夜遅い時間で、明けてその日の夕方には行き先が決まったというメールが届いた。ただし、メールの中には行き先が書かれておらず、ドキドキしながらサイトにアクセスすると、果たして目的地は札幌(新千歳)であった。

  • 羽田空港着陸時に飛行機頭痛

    羽田空港着陸時に飛行機頭痛

    Aerosinusitis

    飛行機頭痛というのをご存じだろうか。主に着陸時、人によっては離陸時に起こる頭痛なのであるが、一般的な頭痛と違い、後頭部や側頭部がズキズキと痛むのではなく、前頭部から眉間のあたりにかけて急激に起きる締め付けるような頭痛である。その痛みのピーク時にはこのまま眼球が潰れてしまうのではないかというぐらい、激しく鋭い痛みになることもある。

    その詳しいメカニズムは完全には解明されていないようであるが、英語では aerosinusitis といい、aeroは「飛行機の」、sinusは「空洞(ここでは副鼻腔のこと)」、-itisは「〜炎」ということで、急激な気圧の変化による副鼻腔内と外との気圧差から来る痛みであると考えられている。

    着陸時、機内の気圧は徐々に上げられていくが、鼻づまりなどのせいで副鼻腔内が適切に追随できず、そこに気圧差が発生するということである。
     

    羽田空港C滑走路とは相性が悪いのか

    私はかつて2回だけ、この飛行機頭痛に襲われたことがある。1度目はバンコクから羽田に帰ってくるとき、C滑走路に着陸しようとしているときであった。一週間ほどの滞在の後、夜行便で数時間のそれも浅い眠りしかできず、体調としては極めてよろしくない状態であった。

    東京湾上をどんどんと羽田空港に向けて降下している最中に、突然、経験もしたことのないような猛烈な痛みに襲われた。額が割れるように痛み出し、鼻の付け根のあたりを何か鋭いもので突き刺されたようにも感じ、初めてのことにおののいているうちに、眼球が押しつぶされるような感覚に変わり、顔を押さえ込むようにうずくまるしかなかった。

    このまま死んでしまうのでは、とまではさすがに思わなかったが、猛烈な眼球への圧力で失明してしまうかもと本気で考えた。しかし、着陸し終えて誘導路に至る頃には痛みが噓のように、それこそ何の痕跡もなく消えていた。

    2度目はその数ヶ月後、仁川からの帰りで、やはり羽田C滑走路への南側からの着陸時。往きの仁川着陸時にはなにもなかったのだが、またもや前回と同じ耐えがたいほどの前頭部の痛みが来たのだが、やはり、前回と同じように着陸後すぐに痛みは消えてなくなった。

    この2回の共通点は、どちらも羽田空港のC滑走路に着陸したことである。

    体調が悪いとき、鼻がつまっているときになる

    そういうことが2回立て続けに起きたので、少し心配になって調べてみると、気圧差による痛みであるということが分かった。もしかしたら、着陸時の降下する角度などの問題で、羽田空港のC滑走路は相性が悪いのだろうかなどと、あらぬ疑いも抱いた。

    もちろん、言いがかりである。羽田空港C滑走路への南側からの着陸ということは、木更津の方から東京湾を横断する形でゆっくりと高度を下げているはずである。

    実は、2回目の時はピーチエアの超格安チケット、日帰りソウルの弾丸ツアーというやつで、夜の2時に羽田を出て、その日の23時に仁川から帰国という無茶なスケジュールであり、フライト時間も2時間強、前夜はほぼ一睡もしていない状態であった。

    そう、実際の共通項は睡眠不足で体調が悪いという点であった。更に、私は鼻がつまりやすく、乾燥している機内に数時間いると、ほぼ100%の確立で鼻や耳の調子が悪くなる。鼻がつまることで副鼻腔への外気の通り抜けが阻害され、気圧差が解消されずに激しい痛みとなるのである。

    以来、飛行機が着陸態勢に入ると、鼻づまりの解消を図る、これが必須の作業となっている。経験したことのある人にとっては恐怖以外のなにものでもない飛行機頭痛であるが、これでもう羽田空港C滑走路も怖くない。繰り返すが、C滑走路は冤罪である。

  • Pastime on board : 読書篇

    Pastime on board : 読書篇

    機内での時間つぶしをどうするか

    長時間のフライトの場合、どうしても機内で退屈になってしまうので、なんらかの暇つぶし対策は必要である。

    一般的には、機内エンターテインメントで映画を見るとか、はたまた寝てしまうといった辺りが王道であろうが、たまたま見たいと思う作品がかかっていないとか、機内で寝つけない、あるいは、時差ボケしないように寝てはいけないというような場合もあるだろう。

    そんなとき、筆者は基本的に何かを読むことにしているのだが、機内誌と新聞だけでは間が持たないので、何冊か本をいつも旅行カバンに入れっぱなしにしていて、それを機内に持ち込むようにしている。
     

    機内に持ち込むのは紙の本

    普段は蔵書スペースの問題と持ち歩きの利便性から、軽い読み物に関しては電子書籍で買えるものはなるべく電子書籍にしている。端末はKindleもKoboもどちらもeインクタイプのものを持っている。

    それでも機内に持ち込むのは紙の書籍である。eインク液晶なら目の疲れも変わらないし、バッテリーの残量についてもそんなにシビアではない。あくまでも気分の問題と、シートポケットに適当に突っ込める気軽さであろうか。
     

    持ち込む本は決まっている

    さて、私が飛行機に乗るときに持って出かける本は決まっている。必ず、古典である。若かりし頃は『今昔物語』本朝世俗部で決まりだった。講談社学術文庫の旧版が分冊の数が多く(=1冊あたりが薄い)、現代語訳もついていて愛用していた。調子に乗って『源氏物語』にも手を出したが、当たり前の話だが、たまにしか乗らない飛行機の機内限定では読み終わるわけもなかった(昔は今よりも乗る機会が少なかった)。

    その後、旅先で偶々見つけた « Anthologie de la littérature latine » ラテン語の撰文集になった。これは注釈は詳しいが、現代語訳はなしというハードスタイル。

    なぜ、この二冊かというと、それなりに面白くてそれなりに退屈だからである。面白すぎて巻置くを能わず、一晩中読み通して寝不足になってしまっては本末転倒だからである。
     

    ラインナップを刷新

    ただ、2冊ともボロボロになってしまったし、ラテン語の訳なしというのもしんどくなってきた。パソコンなど持ち歩いていなかった頃はペーパーバックの小さな辞書も持ち込んだりしてたのだが、そして、今ならiPhoneに辞書は入っているのだが、それでも一々参照するのが面倒になってきた。

    そこで4月から8月まで毎月のように出張が続くのを機に、機内持ち込み用書籍の刷新を図ってみた。いや、本屋であれこれ見ただけであるが。

    選んだのは角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックス日本の古典シリーズから『宇治拾遺物語』と、Loebの ” A Loeb Classical Library Reader ” の2冊である。
     

    角川ソフィア文庫ビギナーズ・クラシックス日本の古典シリーズ

    角川の文庫には「ビギナーズ」じゃない方の古典シリーズもあるが、そちらは現代語訳が巻末にまとめられているので、ビギナーズの方がよい。文法事項などの語釈はないが(その分すっきりしている)、現代語訳・原文・物語の解説と並んでいる。

    後は判型が少し大きくなるが、教科としての古文の大学受験参考書にも、本文、詳しい語釈、文化背景の解説、現代語訳が見開きにまとまっているものがある。学習用だけのことはあって、文法解説だとか頻出ではない語の語義なども載っていて、古語を読み慣れていないうちは重宝する。基本的な語彙があれば辞書がなくでもどうにかなる。

    ただ、受験参考書は誰が見ても受験参考書だと分かるようで、「お勉強されているのですか?」と聞かれて「いや、暇つぶしに」と答え、お互い気まずくなったことがあるので、カバーか何かをかけた方がいいかもしれない。
     

    Loeb Classical Library

    Loeb Classical Library(ローブ古典叢書などと言われている)というのは、すでに100年以上の歴史があり刊行数が500点を超える有名なギリシア語・ラテン語と英語の対訳シリーズで、そのリーダー、つまり、撰文集である。ギリシア語とラテン語がほぼ半分ずつ、ホメロスから始まって聖ヒエロニムスの書簡で終わる。

    撰文集には注釈が一切ついておらず、ギリシア語は註なしだと個人的には辛いなあという感じなのだが、まあ、もう寝なくてはというタイミングで、アリストテレスでも開けばちょうどいいかもしれない。ちなみに、アリストテレスからは『詩学』が選ばれていて、今、試しに読んでみたら寝落ちしそうになった。

    写真の左から2冊目はまたもや調子に乗って買ってしまった『源氏物語』、右端がここ数年の旅の友であった « Anthologie de la littérature latine » である。

  • 新潮文庫、今月の新刊より

    新潮文庫、今月の新刊より

    新潮文庫の2018年4月の新刊に、『パラダイス山元の飛行機の乗り方』というのがラインナップされていた。本屋でたまたま見つけたのだが、帯の叩き文句によると、「師匠、1日11便は乗り過ぎです!!!」ということなので、我々修行僧にも役に立つ情報があるかもと買ってみた(いつから、私は修行僧になったのだ?)。

    パラダイス山元はミュージシャンであるが、飛行機乗りの間ではめったやたらと乗りまくる人として有名な御仁らしい。もちろん、この場合の「飛行機乗り」とは正に字の如く「乗」客であって、操縦する人のことではない。バイク乗りとは意味することが違うのだ。

    もちろん、購入は特約店の紀ノ国屋でJALカードを使って。とりあえず、出先で買って、帰りの電車の中でパラパラと読んだだけなので、面白ければ詳細もそのうちに。とりあえず、1日に11便も乗るだけのことはあって、例えば、とんぼ返りで同じ機材に乗り込み、往きと同じ客室乗務員に出迎えられる恥ずかしさなど、ものともしない強者のようである。

  • 普段使っているヘッドホン (1)

    普段使っているヘッドホン (1)

    3種類のヘッドホンを使い分け

    そもそもヘッドホンをすると耳がすぐに痛くなるので、常時愛用しているわけではないのだが、それなりに色々と選んで使っているヘッドホンが3種類ある。すべてに共通して言えることは、長時間つけていても耳が痛くなりにくいという装着感の柔らかさである。

    SkullcandyのGRIND WIRELESS

    最も持ち歩く機会が多く、メインともいえるのがSkullcandyのGRIND WIRELESSである。ドクロのマークが少々おどろおどろしいが、ヘッドホンとしては極めて真っ当、むしろ、優等生的でさえある。

    SkullcandyのGrind Wireless

    使用しているのはBlack/Black/Tanという色で、ハウジングや側面のメタルバンドがブラックで、バンド上部がタンレザー調になっており、なかなかシックでSkullcandyというメーカーの派手なイメージではない。イヤーパッドは柔らかく蒸れにくく、長時間の装着でも比較的耳が痛くなりにくい。バンドの締め付けもそんなに強くなく、これもつけ心地のソフトさに貢献している。急激に頭を振ると外れてしまうが、恒常的にずれてきて困るというものでもない。Bluetooth接続でケーブルから解放される点もよい。
     

    ドクロのマークとは裏腹に

    音質に関しては特に大きなこだわりがあるわけでもないし、特別に耳がいいわけでもないのだが、どちらかというと低音がドンドンと迫力あるのよりは、全体的にバランスの取れているマイルドなもの、ボーカルが自然によく響くものがいい。その点でもGrind Wirelessは合格で、Skullcandyのイメージからはやはりほど遠い。

    サングラスに(ただ単に眩しいからなのだが)、ドクロのヘッドホンをして歩いていると、なんだか相当怖い人みたいだが、実は聴いているのがモーツァルトのオペラだったりする。激しい曲調のものよりも、むしろクラシックなどを積極的に聴いてみたくなるヘッドホンである。

     

  • エールフランスでカンペールへ

    エールフランスでカンペールへ

    フランス出張はエールフランスで

    以前、スイスでよく仕事をしていた頃の知り合いから久しぶりに連絡があって、カンペールに来ないかと誘われた。カンペールといっても、日本でも有名なスペインのアパレルメーカーCAMPERではなく、フランスのブルターニュ地方にあるQuimperという小都市である。

    学生の頃からフランス国内は色々と訪ねて歩いたが、さすがにブルターニュは有名なところしか行ったことがない。基本、鉄道での移動なので、車でないと不便な地域は手薄なのだ。もちろん、カンペールには行ったことがないので、一も二もなく引き受けた。

    さて、今回の飛行機代は向こう持ちである。よし、今度こそ究極のFOP単価ゼロだと思ったのも束の間、指定されてきた便はエールフランス。もちろん、シャルル・ド・ゴール空港からカンペールまではエールフランスしかないですよ。だけど、日本からパリまではJALでもいいじゃないか。まあ、日本からパリまでをJALにすると、フランス国内線と別立てチケットになってしまうので、通しで買うならエールフランスしかないのだが。

    エールフランスはJALがワンワールドに加盟するよりも前からの提携先なのだが、スカイチームなのでFOPは最初から対象外である。
     

    FOPどころかマイルもつかない

    自分で買うわけでもないので、文句の言える筋合いではないのだが、FOPだけではなく、よくよく考えてみたらマイルも積算されない。

    エールフランスとJALのマイレージプログラム提携には独特の制限条項があって、両社の競合区間である日本 – フランス間ではエコノミーの割引料金がマイル積算の対象にならないのだ。積算対象はエコノミーの普通料金、プレエコ、ビジネス、ファーストクラスである。

    確か、以前は一切対象ではなかったので、その頃よりはましなのだろうが、いずれにせよ、エコノミーのフルプライスなど買うわけがない。仕方がないので、エールフランスのマイレージプログラムであるFlying Bleuにマイルをつけることにしよう。会員種別としてはいちばん下なので、優先チェックインさえ受けることができない。

    ヨーロッパ行き夜行便が水曜成田発のエールフランスしかなかった頃は、どこに行くにもエールフランスだったのだが、羽田の国際線解禁で夜行便が増えてからは乗らなくなった。エールフランスは実に久しぶりである。

    ということで、マイル修行にはなんの関係もない出張とあいなったのである。

  • マレーシア航空ソウル発券はお買い得か?

    マレーシア航空ソウル発券はお買い得か?

    ソウル発の航空券が安い

    マレーシア航空の記事が続くが、現時点で国際線を使ってFOPを稼ぐのにマレーシア航空は欠かせない存在である。

    さて、同じ区間の航空券でも日本で買うよりも安くなる海外発券であるが、修行僧の間ではソウル発のエアチケットが安いというのは、ある程度共通して認識されていることらしい。修行僧というのは、飛行機に関することなら実に何でもよく調べあげる人たちのことなのである。

    というわけで、セール中のマレーシア航空の公式サイトでソウル発ビジネスクラスのセール価格を調べてみたところ、シンガポール635,700ウォン、シドニー1,645,200ウォン、ロンドン1,911,000ウォンなどと、確かに東京発よりも数万円安い価格設定であった。

    なかでも見逃せなさそうなのが、クアラルンプールからの距離の割には値段の安いバンコク695,600ウォンであろうか。

    マレーシア航空ソウル発のセール

    試しに5月末に1週間弱の日程で調べてみたところ、695,600ウォンと諸費用込みでもバーゲン価格の一覧通りの値段であった。もちろん、予約クラスはDとZである。しかも、この時期、MH66/67便にはA380が投入されているらしい。

    ソウル – クアラルンプール – バンコクは3,621 miles。予約クラスD/Zの積算率125%をかけて往復で9,052FOP獲得できる。

    695,600ウォンというのは今のレートでほぼ7万円なので、単価は7.7円@FOPとなる。ビジネスクラスでこの単価である。
     

    問題はソウルまでのチケット

    海外発券の問題はその名の通り海外発のチケットになるので、まず現地まで行かなければならないこと、そして、海外発券のチケットを乗り終えたら、日本まで戻ってこなければならないことである。今回の場合は、日本 – ソウル間の往復を別途手配しないと行けないことになる。

    ところが、ソウルまでJALで行こうとすると、例えば、羽田からEconomy Saverの予約クラスKで7万4千円ほどかかるのだ。往復で2,400FOP弱なので単価が30円@FOP超え。羽田 – ソウル – クアラルンプール – バンコクの全区間トータルでは、12.5円@FOPとそれなりの数字となり、この数字だけを見れば、どうしようもなく悪いというわけでもない。

    しかし、そもそも、距離が3倍長いビジネスクラスよりも羽田 – ソウルのエコノミーの方が高いというのが、今ひとつ納得のいかないところであるし、マレーシア航空からは東京発でもセール価格が出ている時点で、メリットはほぼないと言えよう。ちなみに、ソウルまでをBusiness Saverにすると単価50円超えと最悪になってしまう。

    それならと、FOPは諦めてLCCで安くソウルまで行くとどうか。例えば、Peachなら2万4千円で羽田 – ソウルの往復ができるので、トータルで考えると10.4円@FOPとなる。

    今なら成田 – バンコクのマレーシア航空ビジネスクラス往復は105,400円である。Peachとソウル発のMHの組み合わせなら、支払総額を1万円ほど抑えられるというメリットがあるものの、普通に東京発を買った方が獲得FOPも1割ほど増えるし、単価までが10.3円@FOPとよくなるのだ。

    対象期間は6月まで

    マイルがたまっているなら、特典航空券でソウルまで往復するという手もある。残念ながら筆者の場合は必要なだけのマイルがなかった。まあ、ただひたすら成田 – クアラルンプールを往復するのも能がないので、たまにはソウルでストップオーバーでもして韓国料理を楽しむというのもいいかもしれない。

    一瞬心が動きかけたが、よく見てみると、ソウル発のこのバーゲン価格は対象期間が6月30日まで。さすがに、バンコク、クアラルンプール、沖縄、北海道と行かないといけない5月と6月に、これ以上の予定を入れるのは無理である。

  • OKAタッチにもチャレンジすることに

    OKAタッチにもチャレンジすることに

    マイル2倍月のOKAタッチよ、もう一度

    JMBのステータス会員限定「”お好きな1カ月間いつでも” JALグループ国内線FLY ON ポイント2倍キャンペーン」、その指定月を6月にして、そこに合わせる形で羽田 – 沖縄の強行日帰り修行を行おうと計画していた。そのためのチケットを買うはずが、なぜか現地一泊ファーストクラス往復の旅に化けてしまった件の続きである。

    昨年の福岡 – 羽田に続くJAL国内線ファーストクラスの利用、久々の沖縄訪問、那覇空港に新規オープンしたばかりのダイアモンド・プレミアラウンジの利用など、この旅行もどき自体はそれはそれで楽しみなのだが、やはり、修行感がゼロになってしまった点が、唯一思い残すところである。

    JGCを目指す前は、あれだけ修行ではないのだから辛いことはやらないと言い張っていたのに、いざ、始めてみると、実際のしんどい修行が楽しいかどうかはともかく、JALのサイトから色々な区間の獲得FOPや単価などを計算したりして計画を立てているのが、最近の楽しみの1つになってしまっていた。

    正確には、まだJGCを目指す修行は始まっていない。今のところ、仕事で行かざるを得ないものばかりをJAL便にして、FOPがいくらかたまっているというだけの段階であり、だからこそ、あれやこれやと机上の空論で計画するのが楽しいだけなのかもしれないが。
     

    結局、日帰り日程でOKAタッチにチャレンジ

    そんなわけで、実際に初めてみると、あっという間に嫌になって「こんなしんどいことしたくない」と思うのかもしれないが、計画段階での楽しさには打ち勝てず、すでにチケットを抑えてあるファーストクラス往復とは別日程で、羽田を夕方に出て、同日の那覇 – 羽田最終便で帰ってくるという、本当のOKAタッチの手配もしてしまった。

    往きはクラスJ、帰りは普通席で、どちらも先特割。支払総額は20,180円。

    • 往路: 3,344FOP
    • 復路: 2,952FOP
    • 単価: 20180 / 6296 = 3.2円@FOP

    獲得できるFly Onポイントが6,296FOP、単価はFOP2倍月のおかげで3.2円となった。

    FOP単価がここまで低いと、なんだかそれだけでとても得した気分になってくる。完全に修行僧なのだ、気分だけは。

  • マレーシア航空ビジネスクラスのセール再び

    マレーシア航空ビジネスクラスのセール再び

    マレーシア航空のスプリングセール始まる

    3月初頭までのセールが終了したばかりのマレーシア航空のWEBサイトでは、それからまだ一月しか経たないというのに、スプリングールと称してすでに今年第3弾のバーゲン運賃が発表された。

    対象期間は2018年5月6日から10月31日まで、購入期限は4月27日まで、日本発ではクアラルンプール経由で東南アジア、オセアニア、ロンドンなどが対象地となっている。

    マレーシア航空スプリングセール

    今回のバーゲン価格のポイントは前回よりも少し値段が下がっている点である。ビジネスクラスの価格を見てみると、クアラルンプール経由の東南アジア各国往復が10万円、マレーシア国内だと12万円、インド各地へは18万円と、おおよそ9千から1万円ほど安くなっている。なお、オーストラリアへは20万円で前回と変わらず。また、ロンドンへは22万円である。

    8月のA380も対象だが

    燃油サーチャージは込みで10万円ということなので、試しにバンコク往復の値段を見てみると、諸費用込みで105,400円。確かに安い。予約クラスは前回と同じDかZなので、JMBには125%積算だ。

    9月にもクアラルンプールとバンコクに行く予定があるので、無理にでも4月27日までに日程を決めて、このセールを利用してみようかと検討中である。

    なお、8月後半のA380が投入される期間もセールの対象となっているが、少しだけ高めの運賃設定のようである。それでも、総額で13万を切っていたので、A380のビジネスクラスを体験してみたい人は、このチャンスを利用しない手はないだろう。