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  • JALのFLY ONステータス延長へ

    JALのFLY ONステータス延長へ

    FLY ONステータスを2021年まで延長

    新型コロナウイルスの感染拡大に伴う移動制限とその要請のため、旅行も出張もままならい、それどころか、今後の予定さえ立てられない日々が続いている。航空会社でも大幅な運休・減便に追い込まれており、すでに入っている予約に関しても、次から次へと払い戻しの対象となりつつある。

    お得意様とも言えるJMB会員に対して、JALはこれまでマイルやeJALポイントの実質的な有効期限延長、来年のステータスに関わるFLY ONポイントを七月搭乗分まで2倍付与など、いくつかの施策を顧客確保のために取って来たが、ここにきてとうとうステータスの期間延長に踏み切った。

    2019年中の搭乗実績に基づく2020年度(〜2021年3月)のFLY ONステータス、つまり、エリート会員資格を、2021年度(〜2022年3月)にも延長して適用するというものである。これで今年ステータスを持っている会員は、来年度、最低でも同じステータスが保証されたことになる。

    筆者の場合、ダイヤモンドなので関係ないが、JGCプレミア以下のステータス保有者が、今年の搭乗実績で今よりも上のステータスに到達した場合は、もちろんのこと新しい上位ステータスが付与される。

    さすがに、ダイヤモンド会員の特典である6万eJALポイントなどが選べるサービスセレクションなどは付与されないかもしれないが、国際線機内Wi-Fiのプロモーションコードは有効期間を延長して欲しい。
     

    ステイタス延長措置の意味するかもしれないこと

    上級会員に対するステータスの延長というのは、海外の航空会社の多くがすでに発表している施策で目新しさはないが、これまでJALもANAも、搭乗に対してボーナスポイントをつけることで、状況の改善後になんとかたくさん乗ってもらおうという方向性であったから、ある意味では方針転換とも言える。

    穿った見方をすれば、1週間後に迫った大型連休にFOP目当てに乗りに来ないでというメッセージとも取れるが、まあ、そういう一部の修行的に飛行機に乗る層は多数派ではない。一般的にはGWが終わると、次は夏休みの旅行の計画などが始まるので、そこにたいする牽制の意味もあるかもしれない。

    それよりも重要なことは、FOPの2倍付与の期限である7月まででは、この事態が収束しないであろうという予測に基づいて、今回の施策が考えられているという点である。

    航空会社としては、飛行機を飛ばしてお客さんに乗ってもらわないことには商売が成り立たない。もちろん、目先のキャッシュも必要であろうが、来年以降のお得意様を失っては事業の継続性に黄信号が灯ってしまう。極端な言い方をすれば、今年は捨てて来年以降にかけたとも言えるのだ。

    一足先にロックダウンに踏み切った国のいくつかではピークアウトしたかもしれないという推測が出てきている。修行僧になじみの深い国では、アジアで最初に国境封鎖をしたマレーシアで、マレーシア航空が国内線からではあるが運航を再開する予定であるというニュースもある。これらを先行きの明るい知らせと捉えることもできなくはないが、そこまでの強硬なロックダウンを伴わないと事態が長期化するということでもある。

    結局、今のところ、今年の修行が外的要因により事実上終了させられた我々に今できることはというと、来年の春以降を見据えて、2022年度のステータスを手に入れるべく旅の計画を夢想してみることぐらいであろうか。

  • JMBの特別対応

    JMBの特別対応

    JALマイレージバンクが特別対応を

    新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの路線で運休や大幅な減便が発生している。この状況で大きな航空需要がある訳もなく、輸送能力の削減は致し方ないところではあるが、予約していた便のキャンセルなどで予定の変更を余儀なくされた人も多いだろう。

    そこで、JMBはマイル、eJALポイント、Fly On Pointの取扱いについて、特別対応を行うことになったという旨が発表された。今回の事態に起因する予定変更などへの補償という側面もあるが、ある意味では、これまでの運休や減便といった損失を減らすための施策から、需要喚起の施策への転換とも言えよう。
     

    マイルの実質的期限延長

    まずはマイルそのものの扱いだが、これは実質的には有効期限の延長とも言えるものである。2月から7月末までに期限の切れるマイルとeJALに関しては、一旦失効するものの、その翌月に新たに有効期間が1年あるeJALポイントとして積算される。その際、マイルに関しては1.5倍のeJALポイントで積算される。

    本来なら1.5倍になるというのは、1万マイルまとめて交換する際のレートであり、それをもっと少ないマイル数でも適用してくれる。6千マイルあれば9千円分のeJALポイントになる。路線と時期、フライトの時間帯次第ではあるが、9千ポイントあれば片道の航空券を買えるケースも出てくる。

    ということで、実質的にはマイル有効期限の1年延長に近いのである。期限の切れるeJALポイントは、そのまま1年有効な新しいeJALポイントになるので、実際に有効期限の延長である。注意点としては、事前登録が必要ということであろう。自動的に適用ではないので、期限切れの近いマイルやeJALポイントがある人は、すでに登録を受けつけているので、さっさと済ませてしまうことだ。
     

    FOPの2倍積算

    Fly On Point の取扱いについては、さらに太っ腹なものだ。今年の2月1日から7月31日までに搭乗した分は、自動的に2倍のFOPを積算してくれるというのだ。国内線、国際線ともに対象で、登録などは不要、すでに搭乗済みで通常のFOPが積算されているフライトも事後的に積算される。

    3月31日以前の搭乗分に関しては、4月末までに追加分がまとめて積算される。それ以降に搭乗すると、通常のFOPと同時に、つまり、搭乗した2〜3日後にまとめて積算されるということだ。

    ただし、2倍になるのは通常の搭乗分だけであり、ボーナスポイントについてはそのままである。気になるのは、ステータス会員向けのFOP1.5倍キャンペーンとの兼ね合いである。このキャンペーンで追加される0.5倍分はボーナスポイントなので、今回の2倍積算の対象でないことは間違いない。

    だが、両方のキャンペーンが適用されれば、7月までのどこかを1.5倍月に指定すれば、2.5倍のFOPが積算されるということになるのだろうか。素直に文面を読み取れば、そういうことになる。だとすると、羽田 – 那覇をファーストクラスで飛べば、一挙に7,780FOPの獲得となる。

    今さら、特便割で7月までの羽田 – 那覇ファーストを取るのは困難であろうが、JALビジネスきっぷや往復割引運賃でなら、まだ6月、7月の予約が取れる。6月分のJALビジネスきっぷで往復分を買えば、99,720円で15,560FOPとなり、単価は6.41円@FOPである。7月に入るとピーク期で運賃が2,600円ほど高くなるので、狙うなら6月だ。

    JALカードの初回搭乗ボーナスと合わせれば、3往復でサファイア到達、6往復でダイヤモンドである。さすがに、先行き不透明なこの状況下で6往復ものフライトを予約するのは無謀の誹りを免れ得ないが、JALビジネスきっぷなら予約変更がいつでも可能である。1往復分ぐらいは買ってみるのもいいかもしれない。

    通常のFOPしか積算されない月での利用になってしまったとしても、単価は14.87円@FOPだから、先得で那覇以外の路線に乗った場合と変わらないか、むしろ、よい方なので、6月になってもまだ気軽に出かけられる状況になってなければ、それ以降にすればいいのだ。

    などと書きながらも、筆者は現在、国内外を問わずあらゆる出張が禁止されているので、手を出せる状況ではない。

  • JALが入札アップグレードを導入

    JALが入札アップグレードを導入

    入札アップグレードとは

    今回、JALが国際線に導入することになった入札アップグレード制度とは、その名の通り、予約客が希望額でアップグレードに入札して、その入札金額に応じて落札、つまり、アップグレードされるかどうかが決まるというものである。海外の航空会社でも導入されていることが多く、たとえば、筆者もキャセイパシフィック航空とマレーシア航空でそれぞれ入札したことがあり、後者では実際にアップグレードに成功している。

    この制度に共通する特徴は、落札できなかった場合は1円も請求されず、元の航空券のまま搭乗するということ、ラウンジや優先チェックインなどのサービスはアップグレード後のクラスに応じたものが受けられること、マイルとそれに基づくステータスポイントは元の予約クラスのままであること、エコノミークラスからプレミアムエコノミーへのアップグレードが入札の対象で、プレミアムエコノミーの設定のない便や航空会社ではビジネスクラスへのアップグレードとなる、この4点であろうか。

    アップグレードの対象クラスについてはキャリアによって多少異なると思われるが、少なくとも、ビジネスクラスからファーストクラスへの入札アップグレードは聞いたことがない。

    JALでの具体的な流れ

    JALの場合、まず出発の1週間前に入札に応募できる人に対してメールで案内が来る。キャセイは予約完了画面ですでに入札できたような記憶がある。

    メール記載のURLから、自分が希望する入札額や、入札できた場合に支払うクレジットカードなどの情報を入力する。入札できるのは出発48時間前までで、1度入札した内容も48時間前までなら変更したり取り消したりできる。キャセイとマレーシア航空の例では、入札画面で金額を入力すると、その金額で入札が成功しそうかどうかの度合いを教えてくれるので、それを見ながら入札金額を決めればよい。入札アップグレードのシステム提供がキャセイやマレーシア航空と同じ会社なので、JALでも似たような形式になるものと思われる。

    そして、出発の24時間前までに入札結果がメールで通知されてくる。入札金額の高い方から順に落札されてゆくが、同額の場合は元の予約クラス、JMBステータス、入札日時の早さなどで決定されるという。プレミアムエコノミーの空席がすべて入札アップグレードの対象となるわけではない。
     

    入札アップグレード制度のメリット

    入札制の最大のメリットは何かというと、エコノミークラス航空券がほとんどの予約クラスで対象となることだ。これまでマイルでアップグレードできる航空券となると、予約クラスの高いもの、つまり、エコノミーといえどもかなり価格の高いものばかりであった。それがおそらくは予約クラスQや特典航空券でも入札できるものと思われる。

    JALの入札制の案内ページにあるFAQでは、対象外運賃として「団体・ツアー運賃やパッケージ旅行」としか書かれていない。つまり、バーゲン運賃で購入して入札アップグレードでプレミアムエコノミーにというのが可能であるということだ(もちろん、入札に成功すればだが)。

    また、誰でも参加できるので、これまで上級クラスに関心のなかった人たちにも裾野を広げられるという点は、航空会社にとっての大きなメリットとなるだろう。お得意様の新規開拓というわけだ。

    これまでのマイルによるアップグレードでは1〜2万マイルほどが必要だったが、たまにしか飛行機に乗らない人には到底貯まらないマイル数であろうし、エコノミーからプレエコへのマイルによるアップグレードというのは、元の運賃が高すぎて現実的な選択肢ではなかった。

    マイルを何らかの方法で大量にため込んでいる人には、最初から安いチケットではなくプレエコを買ってもらい、マイルでビジネスクラスにアップグレードしてもらう。そうでない人にはバーゲン運賃からでも構わないので、入札で有償アップグレードしてもらうというように,うまく棲み分けというか、二つの方向付けがなされていると思う。
     

    当日アップグレード

    さて、プレミアムエコノミークラスには空港で搭乗当日に代金を支払う当日アップグレードという制度が以前からあった。当日に空席があればチェックインカウンターで申し込めるもので、距離によるが2〜4万円程度である。筆者は使ったことはないが、カウンターに当日アップグレードのお知らせが置かれているのはよく見かける。

    今回の入札アップグレード制度の導入に伴い、この当日アップグレードがどうなるのか、今のところは廃止されるようなアナウンスはないので併存であろうか。そうすると、この金額が入札額の一つの目安となるかもしれない。当日アップグレードより高い金額を入札する意味がないので、それ以下にするというのも一つの考え方であろうし、それより安い金額は誰もが入れてくるレンジなので、確実性を狙ってみるというのも戦略の一つだ。
     

    導入記念キャンペーン

    6月30日までの期間限定で、今回の入札アップグレード導入記念キャンペーンが行われている。本来、このシステムではマイル積算に関してはアップグレード前の本来の予約クラスのものが適用されるのだが、キャンペーンとしてアップグレード後のクラスの積算率にしてもらえるというものだ。プレエコにアップグレードなら100%、ビジネスなら125%である。もちろん、FOPもそれに連動する。

    ということは、プレエコの設定のない路線(もしくは機材)で、安いエコノミーチケットからビジネスにアップグレードすれば、FOP単価をかなりよくすることができるかもしれない。めぼしい目的地で色々と計算してみたい衝動に駆られるが、残念ながら筆者は予定されていた出張が全部キャンセルになってしまったので、当分出かける予定もないのだ。

  • 2020年は羽田 – 伊丹から

    2020年は羽田 – 伊丹から

    今年はJGCプレミアを目指そう

    最終的に10万FOP、ダイヤモンドに2年連続で到達できた2019年。明けて、今年はここ2年と比べて、海外出張の回数が減りそうなので、ダイヤモンドを目指すための無理はしないという基本方針で、JGCプレミアをひとまずの目標とすることにした。JGCプレミアでもワンワールドのエメラルド会員扱いなので、8万FOPでよいというのがJGCの圧倒的な利点である。さらに、JALカードの初回搭乗ボーナスが8千FOPある。

    サファイアの5万FOPは固いとして、後は同じ出張でも如何に多くのFOPをためるか、また、何月を国内線FOP1.5倍月に指定するかなど、少し工夫して積み上げられるものを積み上げ、最後は家族旅行辺りだろうか。
     

    まずは羽田 – 伊丹線で

    今年最初に乗ったのは羽田から伊丹行きである。年末年始そのものではないが、まだ帰省ラッシュの続く中での移動だったので、ファーストクラスカウンターと専用保安検査場の威力は抜群であった。

    今回は家族連れで預け入れ手荷物もあったのだが、一般カウンターに行列ができているのをよそ目に、あっと言う間にラウンジの中である。そして、羽田ではキッズルームがあるので敢えてサクララウンジに入った。サクララウンジにおにぎりと味噌汁はないが、さすがに子どもをダイヤモンド・プレミア・ラウンジに連れて入る気にはなれない。

    さて、今回の運賃はかなり早めに予約してあったので、時期の割には安い運賃であった。特に行きは帰省ラッシュとは逆向きなので先得、帰りも特便割運賃で買えた。

    • 往路 : 11,450円 / 420FOP = 27.26円@FOP
    • 復路 : 13,550円 / 820FOP = 16.52円@FOP

    トータルの単価は20円を少し超えたところで、まあ、伊丹線としてはまずまずと納得すべきであろう。時期が時期なので、羽田 – 伊丹線名物(?)のダイヤモンド優先搭乗の大行列は控えめであった。

    行きの機材は最新のB787であったが、帰りは777で国内線仕様だから当然の如く個人用モニターはない。基本的には海外に行くときにしか飛行機に乗らないうちの子は、飛行機には個人用モニターがあって当たり前と思っているので、帰りの便でなぜ自分の見たいものが見れないのか不満たらたらの様子であった。

    画像は上野動物園のシャンシャンではなく、神戸にある王子動物園の旦旦(タンタン)である。

  • ハワイ旅行 帰路とまとめ

    ハワイ旅行 帰路とまとめ

    ホノルル空港でのチェックイン

    今回のハワイでのバカンスは土曜着の土曜出という1週間の滞在であった。土曜着発とはいっても、日本時間で考えると、金曜の夜に出て日曜の夕方に帰ってくるという、チケット代がいちばん高くなってしまうパターンなのだが、ホテルの予約の関係でこうなってしまった。

    したがって、花火を最後の思い出に、その翌日にはもう帰国となる。帰国便は13時過ぎにホノルルを出て成田に16時過ぎに到着、そこからまっすぐ帰宅すれば夕食は家で取れ、そのまま寝て時差ボケ回避という、ある意味理想的な時間帯の便である。

    トップ画像はハワイアン航空で、これをJAL便名で取ればマイルもFOPも貯まるので、1度は試してみたいとは思うのだが、今回は見送り。その理由は空港の混雑。

    通常は2時間前に空港到着が目安とされる国際線だが、ホノルル空港では3時間前にと言われることが多い。特に出発時間の集中するJALとハワイアン航空は要注意らしい。そして、JALのステータス会員であっても、ハワイアンでは残念ながらビジネスクラスカウンターでのチェックインができない。つまり、チェックインの大行列に子どもを連れて並ばなければならないのだ。

    保安検査で待たされるのもいつものことである。すべてを無事に通過できれば、ラウンジに関してはハワイアン航空のラウンジが使用できるらしいのだが、チェックインと保安検査に時間がかかっては利用する時間も大して残されていないかもしれない。

    というわけで、今回は大人しくJAL運航便。ビジネスクラス・カウンターでチェックインはあっという間に完了。セキュリティチェックの優先レーンについては廃止された(もしくは、工事のために一時的に中止?)という話を聞いていたが、実際、通常レーンしかなく、通過に30分ほどかかった。

    ホノルル空港のサクララウンジ

    今回は出発ゲートがEエリア、ターミナル2のど真ん中にあるので、右端の方にあるサクララウンジ・ハレではなく、出国して目の前にあるエレベーターで3階に上がったところにあるサクララウンジ本館を利用した。ここで早めの昼ご飯を済ませる。
     

    日本に向けて帰国

    機窓のホノルル

    定刻より10分ほど遅れてドアが閉まり、そこから離陸までに少し待たされたが、東に向かって飛び立った後右に旋回して行く途中で、ワイキキやダイアモンドヘッドがきれいに見えた。

    JALのチャイルドミール

    離陸して1時間もしないうちに機内食が始まる。往路では睡眠時間確保のために固い決意で断ったが、帰りは時間を持たせるという意味でも、しっかりといただく。

    子どもはチャイルドミールをあらかじめ頼んでおいたのだが、こういう特別食の欠点(?)はいちばんはじめにサーブされてしまうところだ。もちろん、間違えて一般食が配られないようにという配慮であり、なんら不平不満のあるところではないのだが、なにしろ、さっきラウンジで食べたばかりなのである。

    JALのチャイルドミール

    まあ、大人の食事が来るまで待たせておく必要もないので、さっさと食べ始めさせたのだが、チャイルドミールには最初からKit Katがついている。そこに全員にマカダミアチョコが配られたので、子どもが1度に食べるにはチョコレートが多すぎる。

    こういうものは一旦取りあげて、数時間おきに小出しに与える。あと2時間遊んだら、この映画を見終えたら、この本を読んだらという具合にして、およそ8時間のフライトを途中昼寝1時間だけでなんとか乗り切った。もう後何年かすれば、放っておけば勝手に遊ぶようになり、こんなふうにして機内で如何に退屈させずに過ごさせるか苦心したのも、いい思い出になってしまうのであろうか。

    ほぼ定刻通りに成田空港に到着、チェックインバゲッジは最優先で出てきて、今回は仕事で商品サンプルの輸入もしていたので、通関で少し手間取ったが、それでも1時間後のスカイライナーに乗って帰路についた。
     

    今回のまとめ

    今回のハワイ旅行は手配した航空券が予約クラスSのエコノミークラスなので、マイル積算率は50%となる。片道の区間マイルが3,831マイルであり、フライトマイルが1,916となる。JALカードのツアープレミアムボーナスマイルの対象、また、FOPも搭乗ボーナスの対象である。

    • (1916 + 1915(ツアープレミアム) + 2491(ボーナスマイル)) x 2 = 12,644マイル
    • (1916 + 400) x 2(往復分) = 4,632FOP

     ダイヤモンド会員の加算とツアープレミアムとでおおよそ330%のマイルが積算されるので、そちらはかなり見栄えのよい数字となるが、Fly On ポイントの方は残念ながら冴えないもので、単価も22円台とよろしくない。まあ、ハワイ線でこれよりもよい単価を出すのは難しいかもしれない。

  • 家族旅行でハワイへ

    家族旅行でハワイへ

    波乱(?)の幕開け

    7月前半は例年通り少し早めのバカンスをとった。今年の家族旅行の行き先は久しぶりのハワイで、もちろんJALでFOPを稼ぐ修行の一環である。今回は少し早めの20:40発の便を予約、ホノルルには少し早く着いてしまうが、機内でさっさと子どもを寝かせてしまおうという作戦である。

    機内食も完全にパスする予定で、夕食はラウンジで済ませることとし、シャワーを浴びたり着替えさせたりする余裕も見込んで、5時半には成田空港に到着。空港に送って置いたスーツケースをピックアップしてから、家族1グループということでファーストクラスカウンターでチェックインをさせてもらった。このまま優先レーンからラウンジに直行のつもりであった。

    ところが、発券された搭乗券を見てみると、なんと、そこには「SSSS」の文字が。チェックインを手伝ってくれた地上職員の方が預け入れ荷物につけるタグを見ながら、一瞬、こちらに振り向いたような気がするが、それは事後的な思い込みかもしれない。搭乗券の裏に貼られたバゲッジクレームのタグにも「SSSS」とプリントされていた。

    SSSSのボーディングパス

    もちろん、「SSSS」の意味することは知っていた。 Secondary Security Screening Selectee、お前は「怪しい」から追加の保安検査の対象になったぞということである。

    一応、ランダムセレクションだとアナウンスされているが、やはり、知り合いの選ばれし者の話を聞いてみても、「怪しい」というのは冗談にしても、特定の条件に当てはまっている人が選ばれている可能性は高い。いや、正確には、特定の条件の人は選ばれていると言うべきか。恐らく、本当にランダムで選び出している対象者もいるが、それとは別に、特定の人はかなりの確率で対象となるといったところか。

    筆者の場合、今年前半の数ヶ月の間に何度もマレーシアに出入りしていて、そのどれもが1日か2日程度でしかないという点が唯一怪しいかなというぐらいであって、子ども連れであるし、恐らく今回は本当のランダムセレクションだったのではと思う。

    さて、成田空港で「SSSS」に選ばれると、追加のスクリーニングを受ける場所は保安検査場でもなく、出国審査場でもない。なんと搭乗口なのである。

    ゲートに搭乗券を通したときにチャイムが鳴り、この記事トップの画像の左側奥、ボーディングブリッジに向かう手前の白いパーティションの裏に連行される。受ける検査の内容は、少なくとも筆者の場合は大したことなく、体に沿ってスキャンするタイプの金属探知機による検査と、持ち込み手荷物を開けて中を目視、手荷物の底などの火薬の検査だけであった。時間にしてわずか5分程度であった。
     

    成田空港のサクララウンジ

    話を搭乗口から少し戻して、サクララウンジでは少し早めの夕食をとり、キッズスペースへと向かった。写真は数年前のもので子どもがまだ小さい。この時は下の子がまだ座席を必要としていなかったので、一晩中抱きかかえていないといけないことを考慮してプレエコにしていたので、サクララウンジにも家族全員で入れたのである。

    成田空港サクララウンジのキッズエリア

    今回は親がダイヤモンドと平JGCなので4人ともラウンジに入ったが、受付ではお二人だけファーストクラス・ラウンジにも行けますがどうしますかと聞かれた。しかし、子どもをこのキッズスペースで遊ばせるために、全員でサクララウンジにしておいたのだ。

    そして、その間にシャワーの予約を入れにいった。搭乗開始時刻までまだ2時間近くあるから、どうにかなるだろうと考えていたのだが、なんとすでにかなりの順番待ちが生じており、多分間に合うとは思うが保証はできないという感じであった。

    ファーストクラス・ラウンジがまだ完全にオープンしておらず、シャワーがサクララウンジと共通になっていたのが、恐らくこんなに混んでいる原因で、6ブース程度しかないサクララウンジのシャワーの内、2つはファーストクラス用に抑えていると思われる。

    一旦、ファーストクラス・ラウンジに移動してシャワーの予約を入れ、シャワーに入室するときに子ども2人を連れて入ろうかとも考えたのだが、ラウンジをあっちこっちと行き来したり、そういう予約の仕方をしていいのか尋ねたりお願いしたりというのも面倒だったので、サクララウンジを後にしてサテライトに向かい、カンタス航空のラウンジに向かった。

    カンタスの方が空いていることが多いし、それなのにシャワーブースの数はそんなに変わらないから、待たされるにしても10分か15分がいいところで、2時間後のフライトに間に合わないということはないと考えたのだ。実際、すぐにでも入れるが、5分ほど待てば、子どもを連れて入りやすい広いブースに案内してもらえるということだった。

    キッズスペースを早めに切り上げられて、最初は子どもたちも不満げであったが、新しいラウンジに到着して、さっきとは違うデザートやジュースが並んでいるのに目を輝かせていた。
     

    機内食は断る

    カンタスラウンジでシャワーを浴びた後、サテライトと本館の間の連絡ブリッジにあるキッズエリアでもう一度遊んでから、本館に戻って搭乗ゲートに向かう。ここでもまた家族一グループという扱いでダイヤモンド・エメラルド会員の優先搭乗レーンに並ぶが、いざ搭乗が始まると、追加のスクリーニングで筆者だけがパーティションの裏に呼ばれたのはすでに書いたとおり。

    ハワイ便は水平飛行に入るとすぐに機内食が出るが、これは断る。全く要りませんか?それとも、後ほどお持ちしますか?と聞き返されたが、ここで誘惑に負けてはいけない。機内では食べずに寝る、これが明日の楽しいハワイでの1日を保証してくれるのだ。

    JALハワイ路線の朝食

    その一方で、明日の朝食にと配られるのがパインケーキ、というか、マフィンのような甘いパンとミネラルウォーターである。ハワイ到着前に食べるとなると、日本時間では夜中の3時とか、せいぜい4時ということになる。それでも食べられる軽いものをという配慮なのであろうが、これでは足りない。なにしろ、日本時間では4時であっても、ハワイでは朝の9時なのだ。ここでしっかりと朝食をとって目を覚ます必要がある。なにか食べるものを機内に持ち込んでおくことをお薦めする。

    曇り空のホノルル空港

    ようやく到着したハワイは写真の通りの曇り空で、雨の予報も出ていた。なお、搭乗券のSSSSであるが、これはあくまでも航空機への搭乗に際しての追加保安検査対象ということなので、ハワイに着いてから入国審査でなにか聞かれたりすることはなかった。むしろ、家族連れ優先レーンに通してもらい、あっという間のアメリカ入国であった。

  • バンコクから福岡へ

    バンコクから福岡へ

    帰路はB737とB787

    バンコクに1週間弱滞在した後、日本への帰路につくが、復路の機材はクアラルンプールまでのマレーシア航空がもはや乗り慣れた感のあるB737、クアラルンプールからはJALのB787-9である。

    ビジネスクラス利用の場合はスワンナプーム国際空港でファストトラックが使えるので、さっさと出国してしまい、いつものようにキャセイパシフィック航空のラウンジでくつろぐ。

    マレーシア航空ビジネスクラス機内食

    バンコク発でもやはり2時間のフライトでしっかりとした機内食が出る。マッサマンカレーだろうか。そんなに辛すぎもせず、これは日本人の口にも合うだろう、搭乗前にラウンジで担々麺を食べていなければ。

    KLIAでは2時間半の接続とちょうどよい具合で、ラウンジでシャワーを浴び、スイーツとコーヒーでゆっくりとしていると、すぐに成田行きの搭乗開始時刻になった。といっても、例の出発1時間前の搭乗口セキュリティゲートが開く時間ということで、軽いアルコールを1杯追加して、出発時刻の40分前にラウンジを出ると、保安検査も空いていたし、ほぼ待たされることなく優先搭乗が始まった。

    JALビジネスクラス機内食

    東南アジア路線で夜行便に乗ると、このような朝食のオーダーシートが配られる。乗っている便の到着時間にもよるが、朝食の提供が日本時間でいうと3時から5時ぐらいに始まるので、食事にするのか睡眠を優先するのか意向の確認である。

    チェックを入れて客室乗務員に渡すようにと書かれているが、実際には乗務員が順番に聞いて回ってくれる。もちろん、筆者は朝食を選択した。

    JALビジネスクラス機内食

    水平飛行に入るとすぐに軽食が出て、これをつまみにワインを寝酒代わりとし、早々にシートをフラットにして寝てしまう。短時間とはいえ、ぐっすりと眠れるのはビジネスクラスならではで、翌日に予定がある場合などは助かるが、せっかくのビジネスクラスのサービスをあれこれと堪能することはできない。

    JALのクアラルンプール線は成田からが日中を飛び、クアラルンプールからは深夜発となる。プレミアムエコノミーで予約してマイルで往復のどちらかだけをアップグレードする場合、昼行便でビジネスクラスを楽しむか、夜行便での快適さを選ぶか、どちらか迷うところであろう。

    JALビジネスクラス機内食

    朝食は写真のように和食にした。そもそも、筆者は普段から余り朝食はとらないのだが、和食なら食べれるかと思い、たいていの場合は和食を頼む。しかし、こうやってご飯からおかずまで一通り揃った朝食の内容をあらためて見てみると、パンにコーヒーという洋食の方が軽いのではないかという気もしてくる。まあ、洋食には卵料理やらソーセージやハムなどの肉もついてくるので、結局は同じということであろう。
     

    最後に福岡へ日帰り

    クアラルンプールからの帰国便は朝の7時に成田についた。ここから福岡単純往復が待ち受けている。最初に福岡行きに乗ってからすでに2週間近くが経っており、ここは少なくとも何日かは間を開けて、東京でストップオーバーしたいところである。

    しかし、ここで日をあらためると、一切仕事の絡まない最後の福岡往復が馬鹿馬鹿しいものにさえ思えてきてしまうので、勢いでその日のうちに行って帰ってくることにしてある。変更のきかないチケットなので、最初からそういうつもりで予約を入れたという話なのだが、さすがに成田に降り立ったときは、そのまま帰宅してしまいたい誘惑にかられた。

    こんな無茶な日程を組んだ一月前の自分を罵ってやりたいぐらいであったが、気を取り直して、成田でスーツケースはすべて宅配にしてしまい、身軽になってから羽田まではリムジンバスで車中熟睡、昼過ぎの便で福岡へ、ラーメンと博多うどんを食べてから夜の便で帰ってきた。往復ともにファーストへ当日アップグレードしてある。

     

    福岡・クアラルンプール・バンコクのまとめ

    最後に今回の3箇所連続出張で獲得したFOPをまとめておこう。発券したのは、A. 羽田 – 福岡往復(先得)、B. 福岡 – 東京 – クアラルンプール往復(JAL)、C. クアラルンプール – バンコク往復(MH)の合計3綴り8区間。国内区間はすべてファーストクラス利用、それ以外はビジネスクラス利用である。

    搭乗した順に並べておく(A-1というのは、航空券Aの第1区間という意味)。

    1. 羽田 – 福岡 (A-1) : 2,836FOP 
    2. 福岡 – 羽田 (B-1) : 3,804FOP
    3. 成田 – KUL (B-2) : 6,659FOP
    4. KUL – BKK (C-1) : 943FOP
    5. BKK – KUL (C-2) : 943FOP
    6. KUL – 成田 (B-3) : 6,659FOP
    7. 羽田 – 福岡 (B-4) : 2,102FOP
    8. 福岡 – 羽田 (A-2) : 1,418FOP

    合計で25,364FOPである。同じ3都市巡りでも、前回のバンコク・マニラ・クアラルプールより積算ポイントが多いのは、国内線のFOP2倍キャンペーンのおかげである。また、航空運賃の総額は当日アップグレード台を含めて23万円ほどなので、単価も10円を大きく切ることができた。

    なお、1と2はFOP2倍キャンペーンの指定月である5月に乗っているが、帰国した時点で6月になっているので、7と8よりも積算FOPが大きい。もし、この最後の2区間も5月中にすることができていたら、単価は8円台であった。まあ、この辺りは日程ありきの修行紛いの出張であるから、如何ともしがたいところである。

    5月はこれ以外にも、クラスJで那覇往復をしており(日帰り修行ではないが)、那覇から帰ってきた時点で5万FOPを超えてサファイアに到達、今回の積算分を含めると7万7千となる。さらに、バンコクでJAL Global Walletのステイタスカードを利用してきたので、キャンペーンポイントが2千つく予定であるから、JGCプレミアも目前となった。

  • 国際線の機内Wi-Fiについて

    国際線の機内Wi-Fiについて

    JAL国際線 Wi-Fiキャンペーン

    JMBダイヤモンドとJGCプレミア会員には、「国際線機内Wi-Fiサービス プロモーションコード」がもらえるキャンペーンがある。このクーポンコードを使えば、国際線の機内wi-fiが無料で40回使えるというものだ。

    完全に無料になった国内線と違って、国際線の機内wi-fiは1時間で約千円からと安くはないから、本当に仕事で必要な場合を除けば、ちょっとSNSをチェックしてみよう程度の軽い気持で使う気にはなれないのだが、去年の秋にJGCプレミアになってからは、このプロモーションのおかげで国際線に乗る度にwi-fiにつないでいる。

    JAL国際線Wi-Fiキャンペーン

    国際線の機内wi-fiには接続時間の異なる料金プランが3種類あって、それぞれ1時間、3時間、フライト(24時間)となっている。価格はアメリカドル建てで$10から、JALカードで支払うと$1から$2ほどの割引がある。

    このキャンペーンで配られるクーポンコードを初めて利用したとき、まあ、こういったプロモーションの類の常として、最も安い1時間プランが適用されるのであろうと予測していた。それでも40回分、つまりは40時間ということになり、年に国際線に乗るのが5往復10回ぐらいだとすると、1回のフライトで4時間接続することができる。

    フライト時間が5時間から7時間程度のことが多い東南アジア路線では、4時間というのは充分な接続時間である。さすがに、1回のフライトでクーポンコードを利用できるのは1回だけなどという、けちくさい制限はかけていないだろう。

    そんなことをあれこれと考えながら接続してみると、なんと、このクーポンで利用できるのはフライトコースであった。つまり、40フライト分のクーポンなのである。そんなには使い切れない。さすがはダイヤモンド会員向けのサービスだけあって気前がよいが、逆に考えると、平均すればダイヤモンド会員やプレミア会員はそれぐらい乗っているということなのであろうか。
     

    機内Wi-Fiの使用感

    実際に使ってみた感じとしては、快適とまではいかないが、用途を選べば実用に耐えうるラインといったところであろうか。この高いとは言い切れないクオリティは、しかしながら、機内wi-fiとしてはかなりよい方である。

    最初に、クーポンコードを入力したり、有償の場合は支払などの手続きをして、接続を確立するのに失敗することがあり、ここで手間取ってしまうことが多いような印象があるが、いちど接続できれば後は問題がない。

    接続速度については過度の期待はしない方がいい。まあ、国内線の機内wi-fiと同程度、つまり、画像の読み込みは少しもたつく感じで、反対にSNSなどに画像をアップロードするのはできなくもないが、動画の視聴はかなり厳しいといったところか。あるいは、WEBサイトの閲覧で比較すると、スマホでなら大丈夫でも、PC用の画像などの多いページだと読み込みに時間がかかってしまう。

    容量の制限はなく使い放題となっている。とはいえ、速度が速度なので、フライト中ずっと使い続けても大した容量にはなるまい。

    一昔前は、機内に入ると携帯の電源を切っていたものだが、今や、国内線か国際線かを問わず、ほぼ常時ネットに繋がっているのが当たり前になりつつある。この国際線Wi-Fiキャンペーンは、数あるキャンペーンのなかでも、最もその恩恵に与っているものと言えるかもしれない。

    もはや、最初から機内wi-fiを利用する予定で乗っているので、JAL以外の便に乗って、wi-fiに未対応の機材だったり、あまりにも価格が高すぎたりすると、予定していた作業ができずに困ったことになる。そこで、確実に無料でwi-fiが使えるようにJAL便を選ぶようになる。正に、敵の思うつぼというやつだ。あるいは、踊らされていると言うべきか。いや、これは手のひらで転がされているのか。

  • 福岡からクアラルンプールへ

    福岡からクアラルンプールへ

    予定外のバンコク行き

    最近の海外出張先としてはもっぱら東南アジアで、シンガポール、クアラルンプール、バンコク、マニラのどれかということが多い。業務内容的に突然明日から行ってくれと言われるようなことはまずなく、数ヶ月前から大まかな日程が定まり、こちらが航空券を手配して確定というパターンが多い。

    そのせいで、安いバーゲン運賃を確保できるケースがほとんどで、残念ながらマイル積算率100%のエコノミー運賃などには全く縁がない。

    もう10年以上前になるが、突然、休みの日に携帯に電話がかかってきて、明後日からニューヨークに行ってきてと言われたことがある。その電話ではこれからチケットを手配するような口ぶりだったので、買ったのが出発2日前、確か、ノースウェストだったと思うが、あれは正規普通運賃だったのだろうか。

    それと比べればはるかにまともであるが、今回のバンコク行きは1ヶ月と少し前にやっと日程が決まった。ここ数年では決まるのが遅かった方なのだが、それでもまだ一月は残っているので、色々と日程を調整して航空券をうまく手配する余裕はあった。

    それで何をしたかというと、福岡出張と組み合わせたのである。

    どのみち、5月に福岡に行かねばならない。そこで、バンコク行きの国際線航空券を福岡発着にして、それを挟み込む形で、国内線の羽田 – 福岡往復を別途手配した。バンコクの行きと帰りの2回福岡に行くことになる、つまり、1回余計に行くことになるのだが、その分の追加代金は国際線チケットに付加されるたったの1万円で(国内線往復はいずれにしても買わないといけないチケット)、なおかつ、国際線航空券の国内区間と言うことで積算率100%となるのだ。
     

    バンコク行きの運賃

    ところが、肝心のバンコク行きに購入のタイミングでは心惹かれる運賃がなかった。エコノミークラスは予約クラスQの30%しかマイルの積算されない運賃しかなく、上位クラスの特別運賃もあることはあったのだが、かなり高めの価格設定で、プレエコはコスパが悪いし、ビジネスクラスでは端的に高すぎる。

    しかし、クアラルンプール行きなら成田からおおよそ11万円というビジネスクラスのセール価格があった。予約クラスはXでマイル積算率は125%である。

    クアラルンプールからバンコクまではマレーシア航空をビジネスクラスで手配、むりやりクアラルンプールでの仕事の予定も組んでしまい、福岡・クアラルンプール・バンコクという修行の旅、ではなく、連続出張が成立した。
     

    福岡から成田へ

    全旅程の最初、国内線航空券の福岡行きは羽田をお昼少し前に出る便で、1日の中では早朝の始発便の次に安い運賃設定であった。空席連動型の運賃が安いということは空いていると言うことで、ファーストクラスに当日アップグレードすることができた。

    着いた日の午後は、博多駅にある東急ハンズで長期出張に必要…かどうかは不明な旅行便利グッズを冷やかしたり、カフェで仕事をしたりしながら、少しゆっくりと過ごした。JR博多駅前にできたばかりのビジネスホテルに1泊し、次の日は終日打合せをしてから、最終便で羽田に戻ってきた。

    この最終便も運賃が安く、ファーストへの当日アップグレードに成功した。ここからはクアラルンプール行きの国際線航空券となり、その国内区間なので積算率100%のファーストクラス、しかも、FOP2倍キャンペーンの5月ということで、一挙に3,804FOPも積算される。

    この日は一旦、家まで帰ってきた。福岡からはちょうど2時間の乗り継ぎでクアラルンプール行きに接続する成田行きがあるので、これを使えば、羽田から自宅、自宅から成田の移動の手間が省けるのだが、朝7時発と早すぎることと、使用機材が737でファーストクラスの設定がないのはおろか、クラスJさえ取れるかどうか分からなかったので(当日アップグレードが前提)、前日の羽田行きで戻ってきたのである。

    自宅と空港の間の交通費は余計にかかるが、博多での宿泊費が1泊分少なくて済むから、金額的にはたいして変わらない。

    成田空港ファーストクラス・ラウンジ

    翌朝、スカイライナーで成田空港に向かう。今回の空港での目玉は新装した本館ファーストクラス・ラウンジである。ラウンジの入り口はこれまでと同じでパスポートコントロールを抜けた目の前であるが、3階がファーストクラス・ラウンジとサクララウンジのダイニング、2階がサクララウンジとなっていたのに対して、これからは4階がファーストクラス・ラウンジとなる。

    これまでの成田のファーストラウンジでは、食事に関してだけは羽田から大きく見劣りし、寿司カウンターがあるものの、メインはビュッフェ形式であった。それが今回のリニューアルでオーダー形式の料理がメインとなり、成田を利用することの方が多い筆者としてはありがたい限りである。
     

    Sky Suite 3仕様のB787-9で

    クアラルンプール行きは例によって例のごとくSky Suite 3仕様の787-9で、まずは離陸に備えて、スマホ以外の手荷物をすべて上の棚に収納しないといけない。

    搭乗開始はほぼ予定通り、というか、本館ラウンジからのんびりとサテライトの搭乗口にたどり着いた頃には優先搭乗が終わりかけていて、慌てて乗り込んだのだが、その後、なぜかいつまでもドアが閉まらず30分遅れで出発した。

    そのせいで機内食の始まったのも遅くて1時半を回っていた。まあ、ラウンジで少し食べ過ぎた身にはちょうどよいタイミングとなった。

    JALビジネスクラス機内食

     

    JALビジネスクラス機内食

    機内食の正確なメニューは忘れてしまったが、メインは魚介類のアメリケーヌソースであった。

    料理と酒を合わせて飲み分けるほどの鋭い味覚もないし、そもそもそんなに飲む方でもないが、アメリケーヌソースには甘口のワインをという、学生時代に教えてもらった知識をなぜかいまだにはっきりと覚えている。そこでワインリストを見てみたが、残念ながらすべて辛口だったので、甘さのある日本酒にしてみたところ、これがなかなかの組み合わせで少し飲み過ぎてしまった。

    JALビジネスクラスSky Suite 3

    最後は、クアラルンプール到着後に撮ったので少し散らかっているが、Sky Suite 3の座席である。後ろから座席前方モニターやその下のオットマンを撮影している。進行方向に対して角度がかなりついて座席が配置されており、オットマンの中が先細りになっといるのが見て取れるであろうか。

    少し窮屈な感じであるし、オットマンは離着陸時に手荷物を置いておくことができない。せめて窓際の三角のテーブルの下に蓋の閉まる収納があれば便利なのだが、蓋どころか収納そのものがないのだ。これがSky Suite 3のいちばんの欠点ではないだろうか。Sky Suiteの窓側席ほどではないものの、周囲から仕切られたプライベート感についてはそれなりにあるし、オットマンの窮屈さにしても、余程背の高い人でなければ、足が当たって困るということもないだろうから、収納の少なさだけが本当に残念である。

  • トライアングル修行

    トライアングル修行

    可能性としてのトライアングル修行

    JAL国内線で離島絡みを除く長距離路線として、福岡 – 新千歳線がある。区間マイルが882であり、那覇、宮古、石垣それぞれの発着便を除けば、国内最長距離路線である。

    そこで考えられるのが、朝に羽田を出て三角に回って夜には戻ってくる、1日完結のトライアングル修行である。修行として考える場合、問題となってくるのは、福岡 – 新千歳の便数が少ないこと、羽田 – 福岡と羽田 – 新千歳のFOP単価の悪さであろう。

    福岡 – 新千歳間はどちらからも11時台と14時台発の1日2便である。羽田から福岡と新千歳は早朝から夜遅くまで便数が多いので、日程を組むのに苦労することはない。今年2019年の夏ダイヤだと、例えば、羽田を8:30に出て、新千歳、福岡の順に回って、16時半に帰って来れる。

    ただ、上記スケジュールの場合、羽田 – 新千歳と福岡 – 羽田が先得で買ったとしても割安ではない。そこで、早朝に羽田を出て、午後便で福岡か新千歳に移動してから、最終便で羽田に戻ってくるというプランにすれば、それぞれ5時間程度の時間ができるので、観光とまではいかずとも、美味しいものを食べたり、空港でゆっくりと過ごすことができよう。

    福岡か新千歳の内、最初に行く方の滞在時間を短くして、両都市間の移動を午前便にしても、もう一方では8時間程度しか滞在時間が取れない。フライトスケジュールの関係で、5と5で10時間というわけにはいかない。

    羽田からと羽田までのフライトを早朝と最終便にすることで、FOP単価も先得で15円以下にできそうである。そして、福岡 – 新千歳線に関しては、なぜか福岡午後発便が圧倒的に安い。というわけで、羽田 – 福岡 – 新千歳 – 羽田という順番で、現時点で6月の状況を確認したところ、単価11円以下に収まった。
     

    実際に飛んでみた、ただし、3日間かけて

    そこで、福岡と札幌に行く用事があった際に、別々に羽田から往復しないで、日程を調整して三角に飛んでみた。といっても、本当に日帰りで回ってきたのではなく、福岡と札幌でそれぞれ一泊ずつして、3日間かけてである。

    早朝の羽田空港

    まずは当日アップグレードのために早朝の羽田空港へ向かう。到着したのは5時過ぎ、まだカウンターも開いていない。たまたま車で羽田に行く知り合いがいたので便乗させてもらったが、自分1人で行く場合は3日間も車を空港駐車場に止めておく訳にはいかないので、必然的に日帰り修行ということになる(3日分の駐車料金として支払う分を航空運賃に回せば、好きな時間帯の便が買えるはず)。

    JALファーストクラス機内食の朝食

    無事にファーストクラスへのアップグレードに成功し、ラウンジに向かったが、朝早すぎてなにも食べる気になれず、コーヒーを飲む程度にしておいたが、それで胃が動き出したのか、機内食の朝食が五臓六腑にしみわたった、というのは少し大袈裟だろうか。
     

    福岡は市内まで出る

    始発便に乗れば福岡には8時過ぎに到着する。新千歳行きが出るまで6時間あるので、福岡は市内と空港が近いこともあって、市中に出るのがよいだろう。

    今回、実際には福岡で一泊しているのだが、もし日帰り日程だった場合、筆者ならこうするというプランを挙げておこう。

    まず、天神の周辺は朝早くから開いているカフェが限られているので、天神ではなく博多に向かう。博多なら駅構内、周辺、地下街に朝からオープンしている店に事欠かない。ここでお茶でも飲みながら時間を潰す。もし、ファーストクラスに当日アップグレードできなかった場合は朝食ということになるだろう。10時頃には多くの店が開くので、そのまま博多駅周辺をブラブラしてもいいし、余り時間的な余裕はないが、天神に移動してもいい。

    天神駅のごぼ天うどん

    昼食は市内でとるなら少し早めに。時間がないときの筆者のお気に入りは、西鉄福岡(天神)駅の2階にある博多うどんのお店だ。天神の駅ビル内なので場所はよいが改札外なので電車に乗らずとも利用できるし、安くて美味しいのでよく利用する。

    博多駅から動かない場合は、駅構内にある博多デイトス2階に「博多めん街道」というラーメン、うどん、博多チャンポンのお店が集まっている一角があり、安くて早くてお薦めである。

    空港でラウンジを楽しみたい場合は、昼を食べ終えたら移動である。福岡は天神にしても博多にしても、地下鉄で空港まで直結だから、こういう時間にゆとりがないときでも便利である。
     

    福岡から新千歳へ

    新千歳行きは福岡空港を14:20に出発する(2019年夏ダイヤ)。フライト時間は2時間15分と国内線にしては少し長めであるが、使用機材はB737と小型機である。大型機にするほどの需要はないのであろうが、乗った便はほぼ満席であった。

    今回は購入した運賃が特便割で最初からクラスJを指定しておいたが、ウルトラ先得などで購入して当日アップグレードを目指す場合、座席数の少なさからアップグレードできない可能性もある。1日で全てを終わらせる修行の場合は、朝、羽田で全便の当日アップグレードを頼んだ方がいいだろう。キャンセル待ちは出発空港でないとできないが、当日アップグレードはその日の分ならどこの空港でもできる。

    さて、円弧を描く日本列島の端から端へと飛ぶイメージのある福岡 – 新千歳線、勝手な思い込みで日本海上空をひたすら飛び続けるのだろうと思っていたが、意外と陸地の上を飛んでいた。機内Wi-Fiのポータルページにあるフライトマップで確認した限りでは、島根県辺りで日本海に出て、能登半島をかすめ、秋田辺りから東北地方を横切って太平洋に出ていた。

    新千歳につくのは夕方の4時半過ぎで、季節にもよっては日没後ということもある。
     

    新千歳から羽田へ

    新千歳に着くのは夕方の4時半過ぎ、羽田行きの最終便までは5時間以上あるが、札幌まで行ってしまうと実質滞在時間は3時間程度。まあ、お目当ての店があってそこで晩ご飯を食べるだけで帰ってくるというのも1つの手だ。

    それ以外の案としては、千歳に出る(ただし、なにもない)、空港で時間を潰すといったところだろう。レンタカーを借りて短時間のドライブというのも考えられるが、すぐに日が暮れてしまう。筆者なら空港内に留まり、空港内にある温泉に入ったりしてゆっくりと過ごすだろう。実際には、ここでも札幌に出て一泊しており、空港に長時間滞在した訳ではないが、この空港温泉には一度行ってみたいと思っている。

    新千歳空港内の飲食店に関しては、フードコートからラーメン屋、さらには寿司屋まで、もはや、紹介しきれないほどあるが、パソコンやスマホを充電できるお店としては、国内線ターミナルビル4Fにあるプロントが穴場的に空いていて、筆者も以前はよく利用していた(今は、さっさとラウンジに行ってしまうが)。

    さて、新千歳 – 羽田の最終便であるが、これもB737なのでクラスJの席数が少ないから、当日アップグレードを目指す場合は羽田で頼んでおくのがいいと思うが、20時少し前の時点ではまだ空きがあった。筆者の場合、実際には1本前のB767で運行されている便にしたので、ファーストクラスにアップグレードできた。

    • 羽田 – 福岡 : 1,418FOP (ファーストクラス)
    • 福岡 – 新千歳 : 1,900FOP (クラスJ)
    • 新千歳 – 羽田 : 1,276FOP (ファーストクラス)

    合計で4,594FOP。ファーストクラスへのアップグレードが原因で単価は少し悪くなり、11.5円@FOP程度である。最初に書いたとおり、すべて先得で取れば10円台に収めることができる。

    各区間のフライト時間はいちばん長い福岡 – 新千歳間で2時間半、残りは2時間を切っているので、長すぎて退屈することもないし、合計で6時間とはいえ、3回に分かれているので腰が痛くなることもないので、悪くはない行程と言えるかもしれない。

    しかし、全区間を先得の普通席にすると獲得できるFOPは2,940で、那覇往復の2,952とほぼ同じである。FOP単価を考慮に入れる場合、羽田を夕方に出て、那覇から最終便で帰ってくれば、単価はたいていの場合7円台にできるので(運がよければ6円台もありうる)、11円というのはまったく比べものにならない数字である。

    まあ、ひたすら単価を追求し続けて飽きて目先を変えたいときなどに、どうであろうか。