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  • 燃油代は0に、払戻期間は延長へ

    燃油代は0に、払戻期間は延長へ

    原油価格は急落

    原油価格が急落している。世界的な需要激減のために圧倒的な供給過多になっているのだ。需要が減ったからといって、それに合わせて簡単に石油の生産を減らしたりできるものではない。

    ニューヨークの先物市場では、なんとマイナス価格になったといい、20日には終値ではないものの、1バレル当たり−40.32ドルを記録したらしい。マイナス価格というからには、理論上、原油を売る側は1バレル毎に40ドルを支払って、原油を引き取ってもらうということになる。

    なにを馬鹿げたことをと思うかもしれないが、生産してしまった石油はその辺に捨ててしまうこともできないので、備蓄できる設備の限界を超えれば、お金を払ってでも引き取ってもらうしかないということらしい。

    マイナス価格を記録したのはニューヨークの先物市場だけの話であるが、世界的にも原油価格は下落し続けており、石油製品の価格を押し下げている。身近なところでは、自動車のガソリン価格も下がり始めている。ガソリン価格にはリッター当たり定額の税金がかかっているのと、原価を総平均法で計算しているために、小売価格が急激に下がることはないが、しばらくの間は下がり続けるだろう。

    総平均法というのは、簡単に言えば異なる仕入れ値で購入した同一品の原価を均して考えるというもので、例えば、100ドルで300バレル買った分と50ドルで200バレル買った分とがあれば、(100 x 300 + 50 x 200) / 500 = 80 という計算式で、原価80ドルで500バレル仕入れたというふうに計算する。

    仕入れ価格が下がっているときは、過去の高い仕入れ値のせいで小売価格が中々下がらないが、その代わり、上昇時でも過去の安かった仕入れ値のおかげで小売価格が急にはね上がらないという面もある。
     

    燃油サーチャージもゼロに

    さて、我々マイル修行僧(もどき)にとって関心がより強いのは、航空券の燃油サーチャージだろう。こちらは2ヶ月毎にその期間中のみの平均価格に基づいてサーチャージを決めており、つまりは、過去の価格の影響は受けない仕組みなので、よりダイレクトに価格下落の恩恵を受けることができる、もしくは、価格上昇の影響を被ることになる。

    アジアの航空会社の場合、シンガポール市場のケロシン価格に基づいて計算しており、先ほどのニューヨーク先物市場のマイナス価格は関係ないのだが、やはり、こちらも大幅に下がっており、JALとANAでは6、7月発券分のサーチャージがゼロになることが相次いで発表された。

    4、5月発券分では東南アジア路線が往復で9,000円、ハワイが12,000円、北米や欧州が21,000円であったのから比較すると、大幅な減少ということになる。燃油サーチャージは出発日ではなく発券日ベースで決まるので、予定が決まっているのなら、6月になったら付加運賃ゼロのうちに購入してしまうのがお得である。
     

    払い戻し対象期間も延長へ

    そう、予定が決まっていればの話である。今の状況下では、先の予定を立てることは半年先のことであっても難しく、6月、7月になって状況が大きく改善している、もしくは、改善の兆しがはっきりと見えているならばという、希望的観測の話でしかない。

    実際、JALでは国内線航空券の特別取扱いの対象となる期間が、これまでは5月6日搭乗分までであったのが、17日搭乗分まで10日間延長された。さらに、18日以降の取扱いは未定であるとされている。国際線はもとより5月いっぱいの搭乗分が特別取扱いの対象とされている。

    これは言い換えるなら、緊急事態宣言が当初のターゲットとしていた5月6日が明けても、事態が改善していない可能性が高い、少なくとも、航空需要が復活するような状況にはなっていないという予想である。

    まだ、しばらくのあいだは、#Dream Now, Travel Later ということである。まあ、しかし、実行に移せるかどうかはともかくとして、燃油サーチャージがゼロになった状態での色々な行き先の運賃を出してみて、FOP単価を計算して楽しむというのも、ひとつの Dream Now のあり方ではある。

     

  • Dream Now Travel Later (2)

    Dream Now Travel Later (2)

    『地球の歩き方』電子版が無料で読み放題に

    日本で最も売れている旅行ガイドの一つ『地球の歩き方』電子版が、2020年4月1日から5月31日までの2カ月間、amazonのKindle Unlimited上で無料読み放題となっている。これは新型コロナウイルス対策としてあたう限りの自宅待機が求められている折に、”旅する気持ち”を持ち続けてゆくためのサービスと言うことである。

    無料読み放題サービスの対象となるのは、3月上旬までに配信された主要5シリーズの全185タイトルで、具体的には以下のシリーズとなる。

    • 地球の歩き方ガイドブック
    • 地球の歩き方aruco
    • 地球の歩き方Plat
    • 地球の歩き方リゾートスタイル
    • 地球の歩き方MOOK

    今は自宅でくつろぎながら、”アームチェア・トラベル”を楽しみ、しかるべき時が来たら旅に出かけて欲しいということである。

    正にDream Now Travel Laterの思想なので、連日の記事投稿となるが紹介しておこう。よく行く場所のガイドを読んで知らない店や観光スポットを探すもよし、無料という利点を活かして、これまで行こうと思ったこともない土地について調べてみるのも一興である。

    なお、amazonのKindle Unlimitedは初回30日間は無料なので、まだ試したことのない人はこの機会に使ってみるといいかもしれない。登録時に支払用のクレジットカード情報が必要であるが、登録後に毎月の自動継続を解除することができ、無料の30日が経った後の契約期間の縛りなどはない。

    この記事のトップ画像は、筆者の家にあった古い『地球の歩き方』である。人生で初の海外旅行時に持っていたものから、10年ほど前に使ったものである。最近は『地球の歩き方』シリーズからもご無沙汰しているが、昔は海外旅行に行くときは『地球の歩き方』とミシュランのグリーンガイドを必ずと言っていいほど買っていたので、昔懐かしの思い出の品である。

    #DreamNowTravelLater

  • Dream Now Travel Later

    Dream Now Travel Later

    空想の翼を

    InstagramやFacebookでここ数日よく見かけるようになったのが、#DreamNowTravelLater というハッシュタグだ。今は空想の翼を広げるとき、旅に出るのはもっと後でといったところか。スイス観光局が使い始めたという話も聞いたが、初出を確認するところまではしていない。

    新型コロナウイルスの感染拡大を少しでも食い止めるために、今はまだ遠出をしないで、状況が改善したらどこに行こうかと色々と思いを巡らすだけで我慢しておこうというのであるから、ある意味では、Stay Home や Restez chez vous と同じ趣旨であるが、旅行に関する話題を主に取り扱っている当サイトにはよりふさわしいタグであろう。

    というわけで、少しずつデジタル化を進めている過去のフィルム写真から、いくつか取りあげておこう。将来の旅のヒントにでもなれば幸いだ。

    ハワイ,パリ,高山,ヴェネツィアパリ,ニューカレドニア,ヴェネツィア,メコン川白川郷,パリ,ヤンゴン,ハワイヤンゴン,ホーチミン,ニューカレドニア,香港

    筆者も3月頭からゴールデンウィークにかけての出張と旅行の予定は、国内外ともにすべてキャンセルした。5月のGW明けに関しても、国内出張が多くてFOP1.5倍月に指定するつもりだったが、キャンセルの方向で調整中だ。

     情勢が改善し、また旅に出かけられるようになったら、どこに行こうか。もし、6月か7月に行けるようになっていれば、北海道はベストシーズンだ。台風シーズン前なら、沖縄まで修行がてら往復してくるか。夏が過ぎてしまったとしても、まだ秋も浅いうちならハワイがいい。晩秋になれば、実は東南アジアが雨期も終わって過ごしやすくなる。冬ならオーストラリアかニューカレドニアのビーチも魅力的。そして、季節など構わないから、ヨーロッパが落ち着けば、各地の友人を訪ねて回りつつ、久しぶりに美術館巡りをしてみたい。生涯の夢であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼を始めるのもいいかもしれない。

    #DreamNowTravelLater