タグ: 北海道

  • 新千歳行きで国際線機材のクラスJ

    新千歳行きで国際線機材のクラスJ

    三度の北海道へ

    トライアングル修行(偽物)と稚内行きに継いで、今年になって3度目の北海道行きである。今回の目的地は札幌。

    毎月のように、あるいは、毎週のように北海道と行き来をしているビジネスマンもいるので、たいしたことではないのかもしれないが、筆者としては1年の前半だけで3度も来るのは初めてのことだ。

    しかし、今回は前後の予定の都合上、日帰りの強行日程で、早朝便で出発して最終便の1本前で帰ってくるだけ。何か特別なイベントなどなかったし、無意味な遠回りをしてきた訳でもない。

    羽田空港から微かに富士山を望む

    特筆すべきこととしては、この季節にしては珍しく、羽田から離陸するときに富士山が見えたことと(辛うじて形が分かる程度ではあったが)、国際線機材に当たったため、当日アップグレードしたクラスJがビジネスクラスシートだったことぐらいだろうか。

    国内線で国際線使用ビジネスクラスシート

    今回もまたチェックイン時に機内wi-fiが使えない旨の断りがあった。スカイリクライナー仕様のこの機材はそもそもが機内wi-fi未対応であるが、国際線の機内wi-fiに対応している機材が国内線に充当される場合、機内wi-fiは使えるのであろうか。おそらくは不可であると思う。エリアの問題ではなく、wi-fiサービスの提供元が違うからである。

    さて、帰りの新千歳 – 羽田線の最終便1本前はファーストクラスのあるB767なので、これも朝の時点で当日アップグレードしておいた。新千歳空港では決してジンギスカンやラーメンなどの重いものは食べず、軽く寿司をつまむ程度に留めておき、ファーストクラスの機内食をいただくというのが、最近のお決まりパターンである。

    今回は往復ともに先特割運賃だったので、獲得できるFly On Pointは2,144FOPとなるところであるが、今年は5月をFOP2倍キャンペーンの指定月にしたので、4,288FOPの積算となった。元々が極めて安い運賃だったので、単価はおおよそ5.5円@FOPと良好な数字となった。まあ、FOP2倍月でなければ、11円を超えていたのであるが、そういう細かいことは気にしないのが今年の方針である。

  • 最果ての地、稚内へ

    最果ての地、稚内へ

    上野発の夜行列車

    前回の記事で、日本の端について長々と書いたのは、ふと思い立って稚内まで行ってきたからである。もちろん、上野発の夜行列車で向かった訳ではない。しかし、はるか昔まだ学生だった頃に、本当に上野から稚内まで列車で行ったことがある。

    周遊券といって北海道内を1週間乗り放題という切符を手に、上野から急行列車で北海道に行ったのだ。周遊券は急行なら追加料金なしで乗れたので、特急は一切使わなかった。というか、使えなかった。学生の貧乏旅行だったのである。

    上野を確か夜7時頃に出て、青森には翌朝早くに着く。青函連絡船で函館に渡るとすでに昼近くになっていた。当時、北海道に行く場合、必ずこの組み合わせであった。すでに北海道行きのシェアは航空機に移っていたと思うが、特急にさえ乗れない学生には高嶺の花であった。

    そして、稚内まではなんと函館から直通の急行が走っていたのである。乗車時間は10時間余りで、稚内に着く頃には夜の10時を回っていた。上野を出てからすでに28時間近くが経っており、しかも、この間、夜行の部分も含めてすべて普通車自由席なのである。周遊券があれば無料で乗れたのは、あくまでも急行の普通車自由席だけだった。

    当時の急行の普通車は4人がけのボックスシートで、背もたれがリクライニングする訳でもなかったが、筆者が利用した頃にはすでに空席の方が目立っており、2人組でボックス一つを占めるという使い方も可能であった。
     

    今回は飛行機で

    さすがに、今さらそんなことをする体力も気力もないが、そもそも、今では夜行列車自体が珍しいものになっているし、急行に至っては存在さえしていない。

    というわけで、今回は当たり前だが飛行機である。旭川まではJAL便で向かって仕事を済ませた後、翌日に特急で稚内に向かった。さらに、稚内で一泊したので乗車時間は1日辺り片道3時間40分である。かつての28時間から見れば7分の1である。それでも、今時、こんな長時間の列車に乗ること自体が少なく、最果ての地まで行ってきたという感慨はあった。

    旭山動物園のヒョウ

    さて、旭川で一泊した翌日は午前中に打合せを終わらせ、午後からは旭山動物園に行った。この日は雪こそ降っていないものの、平年よりも気温の低い寒い日だったため、室内にいる動物も多かった。写真は数年前の夏に行ったときのものだ。

    稚内に向かったのは、旭川を20時過ぎに出る特急サロベツ3号で、稚内到着は定刻でも23:47の予定。ところが、途中のどこか山の中で列車が野生動物と接触したらしく、暗くて判別できないがクマの可能性もあるので、乗務員が降りて安全点検をすることができないということで、その場に30分以上立ち往生する羽目になった。

    稚内駅

    稚内にたどり着いた頃には日付も変わっており、結局、40分ほどの遅延であった。駅から歩いてすぐのところにあるホテルを予約してあったので、コンビニなどに寄ることもなく直行した。

    翌日はみぞれ混じりの雨模様で、前日よりもさらに気温が低く、冬のコートを着ていても凍えるような寒さであった。帰りの特急は午後1時発なので時間は十分にあったが、余りにも寒くて宗谷岬まで行くのは諦めた。下の写真は稚内駅の外に延びる線路のモニュメント。かつて、この先に連絡線の桟橋があって樺太に向かう稚泊連絡線が出ており、桟橋まで線路もつながっていたのだ。

    稚内駅

     

    特急サロベツ

     

    特急サロベツのグリーン車

    帰りはグリーン車を予約、写真の通り1列3人の革張りシートで、乗車時間3時間40分も楽々であった。車内販売などは一切ないので、飲物や必要なら食べ物をあらかじめ駅併設のコンビニで買っておくのを忘れてはならない。

    夕方の5時前に旭川に戻ってきて、市内で早めの夕食を食べてから空港に向かえば、羽田行きの最終便にちょうどよい時間に空港に着く。旭川空港はラウンジがないので早めに着いても仕方がない。

    今回の運賃は往復ともに特便割のクラスJで、獲得したFOPは2,760であった。今年の累計は42,368FOPで、もうすぐサファイアである。

  • 日本の端とその駅

    日本の端とその駅

    日本の端っこ

    年中、飛行機で国内や時には海外の(と言っても、最近はもっぱらASEAN圏だが)都市を行ったり来たりしていると、時折、列車に揺られて終着駅まで行ってみたくなる。しかし、終着駅が必ずしも旅情溢れる場所とは限らず、とある路線の終着駅は別の幹線の途中駅という方が多い。そうなると、さらにその先、地の果てまで行ってみたくなる。

    波照間島

    地の果てとは言っても、日本国内ならなんとか行けなくもないかと思いを巡らせてはみても、実はこれが大変なのである。

    多くの人がご存じのように、北海道の稚内は日本の北の端にあるが、正確にはここがいちばん北という訳ではない。ここからバスで1時間ほどのところにある宗谷岬の沖合にある弁天島という無人島が、択捉島を除けば日本の最北端ということになるが、一般人は立ち入ることができない。

    島国日本の東西南北それぞれの端は、すべてこのように民間人には上陸することの困難か不可能な小さな島ばかりである。最東端の南鳥島と最南端の沖ノ鳥島はどちらも南海の孤島、民間人の立ち入りは許されていないというより、そもそも、そこまで行く交通手段が存在しない。最西端は与那国島のさらに西へ数百メートルのところにある岩である。

    自衛隊と気象庁の人間以外の上陸が認められていない南鳥島を除けば、あとはすべて無人島か岩なのである。たとえ、到達できたとしても面白みには欠けるだろう。
     

    訪問可能な最果ての地

    容易にかどうかはともかくとして、特別な許可なく民間人が訪れることのできる場所としては、北端が宗谷岬、東端が納沙布岬、西端が与那国島の西崎、南端が波照間島となる。

    与那国島

    このうち、波照間島は石垣島からの船以外に定期便でのアクセス手段がなく、もっとも到達しにくいと言えるが、それ以外は比較的近くに、稚内空港、中標津空港、与那国空港があり、空路で一挙にアクセスできる。

    とはいっても、与那国は東京からの直行便がなく、那覇か石垣経由になる。その代わり、運航はJALグループのRACとなる。反対に、稚内と中標津へは羽田から1日に1便だけとはいえ直行便が就航しているが、ANAの運行であり、JAL便はこの両空港には飛んでおらず、いちばん近いところで旭川空港と釧路空港になる。

    しかしながら、東京から飛行機でひとっ飛びでは風情もなにもあったものではない。やはり、最果ての地に向かうには列車か船の方が趣があってよいなどと考え出すと、与那国島と波照間島はあまりにも遠い。現実問題としては、石垣島までは航空便で、そこからは船でというのがほどよい感じだろうか。
     

    鉄道で北と東の果てへ

    一方、北海道にある宗谷岬と納沙布岬には、バスで1時間かからないところにそれぞれ稚内駅と根室駅があって、いちおう鉄道アクセスが可能だ。「いちおう」というのは、どちらも新千歳からは遠いのである。

    新千歳から最速の列車を乗り継いでも6時間以上かかり、宗谷も納沙布も羽田を朝9時頃に出て、その日の夕方遅くにようやくたどり着ける。しかし、そこから岬までの路線バスはすでにないか、あったとしてもたどり着いた頃には真っ暗である。

    宗谷岬

    稚内へは札幌から特急で5時間10分から20分。新千歳空港駅を11:15に出れば17:21に稚内着である。同じ特急に旭川から乗れば13:35発なので羽田を出るのを1時間ほど遅くすることができる。

    しかし、1本前の特急に乗ろうとすると、札幌7:30、旭川9:00発なので、羽田からの始発便に乗っても間に合わない。1本後だと稚内到着が深夜になる。ちなみに、1日に2本しかない各駅停車で行こうとすると、旭川から6時間である。

    根室に行く場合、札幌に出る必要はなく、南千歳から釧路行きの特急に乗れば3時間半、しかし、釧路から根室へは普通列車しかなく2時間半ほど。新千歳空港駅を12:15に出て根室着が18:49となる。

    納沙布岬

    こちらは釧路まで空路を使うと余裕がかなり出る。同じ普通列車でも釧路から乗るのであれば、羽田12時台の釧路行きでよい。また、朝8時の便に乗れば納沙布岬には午後3時頃に着くことができ、1時間ほどの滞在で折り返しのバスに乗って根室まで戻ってきてもまだ5時台。とはいえ、日本の最東端は日没も当然早く、10月から3月、つまり、1年の半分以上は根室に戻ってきたらすでに日の沈んでしまっている。
     

    最果ての駅は

    さて、日本の端っこに行こうとするとたいへんなことが、これでよく分かったと思うが、鉄道の駅の東西南北の端はどこになるのかも見てみよう。たいていは人里離れた岬の突端となる本当の端っこよりは、駅の方が少しは到達し安いであろう。

    最北端は稚内駅。上記で見たとおり、列車で行こうとすると中々大変である。旭川から約250km、近くまで来たからついでに寄ってみようという距離ではない。列車本数の少なさもあって、行って帰ってくるだけで1日がかりである。

    最東端は根室駅の一つ手前にある東根室駅。西から東に向かう線路が根室市の街中をぐるっと南から回り込む形に走っている。根室まで列車で行く場合は必然的にこの駅も通ることになり、釧路から何とたったの2時間半(!)である。早朝の始発も含めれば、列車の本数も1日に6本ある。稚内よりはかなりアクセスがよい。といっても、現実的にはかなり行きにくく、やはり、釧路から日帰りではまともに滞在する時間も取れない。
     

    最南端と最西端の駅

    北と東の端はこのように行くだけでもたいへんなのだが、一方で最西端と最南端はどうかというと、これが意外にも簡単に行くことができる。いや、マイル修行をしている人なら、すでに訪問済みの可能性が高い(那覇空港から一歩も出ない純粋なる修行僧は除く)。

    最南端の駅は沖縄都市モノレール「ゆいレール」の赤嶺駅、空港から一駅目である。地元の人以外でこの駅で降りたことのある人は少ないかもしれないが、なにしろ、那覇空港駅の隣である、モノレールに空港から乗ったことのある人は必ずここを通っている。

    そして、最西端の駅に至っては、なんと、那覇空港駅なのである。おおまかな路線図としては、那覇空港駅が西の端にあって、そこから南東に向かい、赤嶺駅で北東に向かって曲がるといったところである。というわけで、ストイックな修行中で空港からは出ないという修行僧と、空港からホテルまではタクシーかバスを使ったという人以外は(こちらは意外と多いのかもしれない)、日本の最南端駅と最西端駅は訪問済みということになる。すべて制覇したい人にとって残るは、いかにして稚内と根室に行くかである。

    なお、15年ほど前にゆいレールが開通するまでは沖縄県内には鉄道がなく、当時の最南端と最西端の駅はそれなりに行きづらい場所にあった。最南端は鹿児島から1時間半ほどのところにある指宿枕崎線の西大山駅駅。この記事トップの画像のように、駅から開聞岳が望める風光明媚な場所にあるが、有名な温泉地である指宿と大山駅までは列車本数が多いものの、そこから先は一挙に半分以下に減るのでアクセスは少ししづらい。

    行ってみたい場合は鹿児島からということになり、指宿温泉に入りがてら単純往復してもいいが、そのまま指宿枕崎線を終点の枕崎まで抜けて、名物の鰹を食べてから空港行きのバスに乗るという手もある。

    最西端は松浦鉄道のたびら平戸口駅である。松浦鉄道は佐賀県の有田から伊万里を通って、長崎県の佐世保までをぐるりと海沿いに走る鉄道で(実際に海際を走る区間は少ないが)、端から端まで乗ると3時間ばかりかかる長いローカル鉄道である。

    たびら平戸口駅はこれまた行きづらい場所にあり、佐世保からも有田からも1時間半、博多寄りの伊万里からだと1時間だが、博多から伊万里が2時間かかるので、同じ2時間なら佐世保まで特急で快適に向かった方が楽かもしれない。

    たびら平戸口駅はその名の通り平戸島への玄関口となる駅で、世界遺産である「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する「平戸の聖地と集落」への最寄駅ともなる。実際には公共交通機関だけでこの構成遺産に訪れるのはたいへんなのだが、いつかは再訪してみたい場所の一つでもある。

  • トライアングル修行

    トライアングル修行

    可能性としてのトライアングル修行

    JAL国内線で離島絡みを除く長距離路線として、福岡 – 新千歳線がある。区間マイルが882であり、那覇、宮古、石垣それぞれの発着便を除けば、国内最長距離路線である。

    そこで考えられるのが、朝に羽田を出て三角に回って夜には戻ってくる、1日完結のトライアングル修行である。修行として考える場合、問題となってくるのは、福岡 – 新千歳の便数が少ないこと、羽田 – 福岡と羽田 – 新千歳のFOP単価の悪さであろう。

    福岡 – 新千歳間はどちらからも11時台と14時台発の1日2便である。羽田から福岡と新千歳は早朝から夜遅くまで便数が多いので、日程を組むのに苦労することはない。今年2019年の夏ダイヤだと、例えば、羽田を8:30に出て、新千歳、福岡の順に回って、16時半に帰って来れる。

    ただ、上記スケジュールの場合、羽田 – 新千歳と福岡 – 羽田が先得で買ったとしても割安ではない。そこで、早朝に羽田を出て、午後便で福岡か新千歳に移動してから、最終便で羽田に戻ってくるというプランにすれば、それぞれ5時間程度の時間ができるので、観光とまではいかずとも、美味しいものを食べたり、空港でゆっくりと過ごすことができよう。

    福岡か新千歳の内、最初に行く方の滞在時間を短くして、両都市間の移動を午前便にしても、もう一方では8時間程度しか滞在時間が取れない。フライトスケジュールの関係で、5と5で10時間というわけにはいかない。

    羽田からと羽田までのフライトを早朝と最終便にすることで、FOP単価も先得で15円以下にできそうである。そして、福岡 – 新千歳線に関しては、なぜか福岡午後発便が圧倒的に安い。というわけで、羽田 – 福岡 – 新千歳 – 羽田という順番で、現時点で6月の状況を確認したところ、単価11円以下に収まった。
     

    実際に飛んでみた、ただし、3日間かけて

    そこで、福岡と札幌に行く用事があった際に、別々に羽田から往復しないで、日程を調整して三角に飛んでみた。といっても、本当に日帰りで回ってきたのではなく、福岡と札幌でそれぞれ一泊ずつして、3日間かけてである。

    早朝の羽田空港

    まずは当日アップグレードのために早朝の羽田空港へ向かう。到着したのは5時過ぎ、まだカウンターも開いていない。たまたま車で羽田に行く知り合いがいたので便乗させてもらったが、自分1人で行く場合は3日間も車を空港駐車場に止めておく訳にはいかないので、必然的に日帰り修行ということになる(3日分の駐車料金として支払う分を航空運賃に回せば、好きな時間帯の便が買えるはず)。

    JALファーストクラス機内食の朝食

    無事にファーストクラスへのアップグレードに成功し、ラウンジに向かったが、朝早すぎてなにも食べる気になれず、コーヒーを飲む程度にしておいたが、それで胃が動き出したのか、機内食の朝食が五臓六腑にしみわたった、というのは少し大袈裟だろうか。
     

    福岡は市内まで出る

    始発便に乗れば福岡には8時過ぎに到着する。新千歳行きが出るまで6時間あるので、福岡は市内と空港が近いこともあって、市中に出るのがよいだろう。

    今回、実際には福岡で一泊しているのだが、もし日帰り日程だった場合、筆者ならこうするというプランを挙げておこう。

    まず、天神の周辺は朝早くから開いているカフェが限られているので、天神ではなく博多に向かう。博多なら駅構内、周辺、地下街に朝からオープンしている店に事欠かない。ここでお茶でも飲みながら時間を潰す。もし、ファーストクラスに当日アップグレードできなかった場合は朝食ということになるだろう。10時頃には多くの店が開くので、そのまま博多駅周辺をブラブラしてもいいし、余り時間的な余裕はないが、天神に移動してもいい。

    天神駅のごぼ天うどん

    昼食は市内でとるなら少し早めに。時間がないときの筆者のお気に入りは、西鉄福岡(天神)駅の2階にある博多うどんのお店だ。天神の駅ビル内なので場所はよいが改札外なので電車に乗らずとも利用できるし、安くて美味しいのでよく利用する。

    博多駅から動かない場合は、駅構内にある博多デイトス2階に「博多めん街道」というラーメン、うどん、博多チャンポンのお店が集まっている一角があり、安くて早くてお薦めである。

    空港でラウンジを楽しみたい場合は、昼を食べ終えたら移動である。福岡は天神にしても博多にしても、地下鉄で空港まで直結だから、こういう時間にゆとりがないときでも便利である。
     

    福岡から新千歳へ

    新千歳行きは福岡空港を14:20に出発する(2019年夏ダイヤ)。フライト時間は2時間15分と国内線にしては少し長めであるが、使用機材はB737と小型機である。大型機にするほどの需要はないのであろうが、乗った便はほぼ満席であった。

    今回は購入した運賃が特便割で最初からクラスJを指定しておいたが、ウルトラ先得などで購入して当日アップグレードを目指す場合、座席数の少なさからアップグレードできない可能性もある。1日で全てを終わらせる修行の場合は、朝、羽田で全便の当日アップグレードを頼んだ方がいいだろう。キャンセル待ちは出発空港でないとできないが、当日アップグレードはその日の分ならどこの空港でもできる。

    さて、円弧を描く日本列島の端から端へと飛ぶイメージのある福岡 – 新千歳線、勝手な思い込みで日本海上空をひたすら飛び続けるのだろうと思っていたが、意外と陸地の上を飛んでいた。機内Wi-Fiのポータルページにあるフライトマップで確認した限りでは、島根県辺りで日本海に出て、能登半島をかすめ、秋田辺りから東北地方を横切って太平洋に出ていた。

    新千歳につくのは夕方の4時半過ぎで、季節にもよっては日没後ということもある。
     

    新千歳から羽田へ

    新千歳に着くのは夕方の4時半過ぎ、羽田行きの最終便までは5時間以上あるが、札幌まで行ってしまうと実質滞在時間は3時間程度。まあ、お目当ての店があってそこで晩ご飯を食べるだけで帰ってくるというのも1つの手だ。

    それ以外の案としては、千歳に出る(ただし、なにもない)、空港で時間を潰すといったところだろう。レンタカーを借りて短時間のドライブというのも考えられるが、すぐに日が暮れてしまう。筆者なら空港内に留まり、空港内にある温泉に入ったりしてゆっくりと過ごすだろう。実際には、ここでも札幌に出て一泊しており、空港に長時間滞在した訳ではないが、この空港温泉には一度行ってみたいと思っている。

    新千歳空港内の飲食店に関しては、フードコートからラーメン屋、さらには寿司屋まで、もはや、紹介しきれないほどあるが、パソコンやスマホを充電できるお店としては、国内線ターミナルビル4Fにあるプロントが穴場的に空いていて、筆者も以前はよく利用していた(今は、さっさとラウンジに行ってしまうが)。

    さて、新千歳 – 羽田の最終便であるが、これもB737なのでクラスJの席数が少ないから、当日アップグレードを目指す場合は羽田で頼んでおくのがいいと思うが、20時少し前の時点ではまだ空きがあった。筆者の場合、実際には1本前のB767で運行されている便にしたので、ファーストクラスにアップグレードできた。

    • 羽田 – 福岡 : 1,418FOP (ファーストクラス)
    • 福岡 – 新千歳 : 1,900FOP (クラスJ)
    • 新千歳 – 羽田 : 1,276FOP (ファーストクラス)

    合計で4,594FOP。ファーストクラスへのアップグレードが原因で単価は少し悪くなり、11.5円@FOP程度である。最初に書いたとおり、すべて先得で取れば10円台に収めることができる。

    各区間のフライト時間はいちばん長い福岡 – 新千歳間で2時間半、残りは2時間を切っているので、長すぎて退屈することもないし、合計で6時間とはいえ、3回に分かれているので腰が痛くなることもないので、悪くはない行程と言えるかもしれない。

    しかし、全区間を先得の普通席にすると獲得できるFOPは2,940で、那覇往復の2,952とほぼ同じである。FOP単価を考慮に入れる場合、羽田を夕方に出て、那覇から最終便で帰ってくれば、単価はたいていの場合7円台にできるので(運がよければ6円台もありうる)、11円というのはまったく比べものにならない数字である。

    まあ、ひたすら単価を追求し続けて飽きて目先を変えたいときなどに、どうであろうか。

  • 夕張線にようやく乗れたものの

    夕張線にようやく乗れたものの

    再び札幌へ

    今年3度目の札幌行きである。前回9月は台風と地震に遭遇したため実質的に何も出来なかったので、仕事も兼ねているし、乗り損ねた夕張線再訪も目的の一つである。すでに地震から3ヶ月、ところどころで減速しての運転はまだ続いているとはいえ、地震前の運行にまでは復旧していた。

    さて、今回の往路便はまたお昼の時間帯なので、当日アップグレードでファーストクラスにした。そして、その日の午後は札幌市内でゆっくりと過ごし、2日目は終日仕事、3日目は夕張線に乗ってから夜の便で帰るという予定であった。しかし、2日目の夜から雪が少し強くなり始めた。翌日は更に天候が悪化する見込みで、すべてのフライトで遅延か欠航の可能性ありとされていた。
     

    夕張へ

    3日目の朝、札幌ではそんなに強い降りではなかったので、そのまま夕張行きの高速バスに乗った。レースイリゾート行きの高速ゆうばり号で、札幌駅前バスターミナルから終点までおよそ1時間40分、終点のレースイリゾートというのが夕張駅の目の前である。

    途中の景色は一面の雪、雪、また雪といった感じで、見渡す限りの銀世界であったが、降雪自体はたいしたこともなく、時間通りに夕張に到着した。しかし、夕張駅は昔のローカル線終着駅の面影などまるでなく、ホテルマウントレースイというスキー場ホテル兼温泉リゾートという巨大な建物とメルヘンチックな駅舎であった。

    地元の人に聞いてみると、筆者の覚えているのはこの夕張駅から更に奥へ2キロほど進んだ場所にあったそうで、夕張駅が移転してきて今の場所になっているらしい。当時の記憶とまるで違うのも当然である。

    夕張線

    夕張線の列車は一両のみの単行で乗客は10人ほど。夕張駅まで乗ってきて、そのまま折り返す人が半分ほどであった。つまり、地元の人の利用は5人ほどで、廃止も宜なるかなといったところである。
     

    またもや欠航

    夕張にバスで着いた辺りから雪が本降りになり、列車の車窓は遠くが見渡せないほど。千歳の方は吹雪いているらしい。携帯でJALの運行状況を確認すると、全便で搭乗手続きを中止しており、遅延か欠航の可能性あり。夕方、札幌に向かっていた頃が吹雪のピークであった。

    予約してあるフライトに折り返しで機材が充てられるであろう羽田発新千歳行きが、なんと羽田に折り返してしまい、搭乗予定便の欠航が決まった。この調子では空港に向かっても、その後の便が飛ぶ保証などまるでない。やむを得ず、ダイヤモンド・プレミア予約デスクに電話をして、翌日の便に変更した。さすがに専用の予約デスクだけあって、この状況でも一発でつながった。そして、ホテルはすでに朝チェックアウト済だったので、列車の中からネットであらためて予約をした。

    ところが、これが大いなる選択ミスであった。札幌に着いた頃には吹雪どころか、雪そのものがやんでいた。そして、運行状況を見ると、中断されていた搭乗手続きは再開されており、遅延しながらも次々と出発しているし、千歳に向かっても飛んできている。

    欠航になったのは筆者が予約していたフライトだけなのである。これなら、空港に向かって1本前か後の便に変更できただろうし、そうすれば、その日のうちに帰宅できたのだ。

    大通公園とテレビ塔

    しかし、時すでに遅し、フライトの変更をしてしまった後である。恐らく再変更はできないであろうし、ホテル代もネット決済で支払い済みである。結局、1人寂しく大通公園のクリスマスマーケットを冷やかすこととなった。
     

    今回のまとめ

    予定より1日遅れの復路もお昼の便で、ファーストクラスに当日アップグレードした。往復とも先得運賃と当日アップグレードのファーストクラスである。

    • HND – CTS往復 : 18,820円(先得) + 16,000円(Upgrade) / (1,276FOP * 2) = 13.64円@FOP

    単価としてはファーストクラスにした分だけ少し落ちているが、すでにこの時点ではまったく気にしてもいなかった。

    新千歳空港の全景

    最後の写真は機内から撮った新千歳空港の全景。中央の円を描く建物が国内線ターミナルで、その手前が滑走路。左奥の更に長い滑走路は千歳飛行場、早い話が自衛隊の基地である。

  • 廃止間際の夕張線を目指す

    廃止間際の夕張線を目指す

    台風の翌日

    2018年9月5日、筆者は札幌と函館出張のために羽田空港にいた。前日、近畿地方を縦断して大きな被害をもたらし、その後、日本海を北陸、東北、北海道と沿うように北上していた台風21号。関西国際空港が一時的に孤立したことで記憶している人も多いかもしれない。

    前日の夕方から新千歳行きは全便が欠航となっていたが、明けて5日はほぼ通常通りに運行再開、筆者が朝遅い時間に羽田に着いたときには機材繰りのせいか遅延が少し出ている程度になっていた。前日の欠航があった分、キャンセル待ちの乗客で空港はごった返しているのかと思いきや、特に混雑している様子もなく、搭乗予定の便でも空席がまだ残っているほどであった。

    そして、これまた羽田 – 新千歳間ではよくあることだが、ファーストクラスも残っており、ちょうどお昼の時間帯に飛ぶ便だったので当日アップグレードをした。
     

    新千歳空港の混乱

    当初の予定では、5日の午後に札幌で打合せ、6日は終日フリーで函館に移動、7日に函館で打合せ、夕方から北海道新幹線で帰るということになっていた。そして、中日に夕張に行こうと目論んでいたのだ。目的は廃止間際のJR夕張線に乗ること。学生の頃に晩秋の夕張を訪れたときは紅葉に囲まれた圧巻の景色であった。もちろん、当時は鉄道と地元バス以外に交通手段などなかった。その鉄道が廃止されるということで、最後に再訪してみたいと思っていたのだ。

    ところが、午後1時頃に新千歳空港に着くと、倒木で架線切断とかでJRがストップしており、運転再開は14時の見込みということであった。午後の予定がずれ込むが、幸い、夜も空いているので、この時点では暢気に展望デッキに出て、JRの再開まで時間を潰そうと思っていた。

    新千歳空港

    ご覧の写真の通り、千歳の空は少し雲が残るものの、おおむね台風一過の秋晴れという感じであった。

    しかし、運転再開直後は混雑しているだろうからと少し余裕を持って、14時半頃に地下のJR乗り場に戻ってみると、まだ運転を再開していない。それどころか、再開予定時刻が未定と状況がむしろ悪化していた。

    やむを得ず、1つフロアを上がってリムジンバス乗り場に行ってみると、思った通りの大混雑。まあ、JRが動いていなければバスで行くしかないので、当たり前だが、札幌市内行きなど延々と行列が続いており、どこが先頭でどこが最後尾かも見ただけでは判然としないし、並んだところでいつ乗れるのか見当も付かない状況であった。

    どこか比較的行列の短い行き先はないかと探してみたところ、大谷地が10人ほど、真駒内は数人しか並んでいなかった。どちらの路線にどれだけの需要があるのかは分からないが、この状態で数人だけというのは、真駒内行きは出たばかりかもしれないと判断し、大谷地行きの列に並んだ。どちらにしても札幌市営地下鉄の駅に行けるし、乗り場は隣り合っているので、先に真駒内行きが来ても行列が短ければ、臨機応変に動けるかもしれないと考えていた。

    バス待ちの行列で混雑する新千歳空港

    どちらも行列は少しずつ伸びていったが、札幌駅方面行きの大混乱とは比較にならない。そして待つこと30分あまり、先にやって来たのは真駒内行きであった。バスは普通の大型リムジンバス、どう見ても満席になるとは思えない行列。とっさに動いて真駒内行きに飛び乗った。

    途中の沿道ではあちらこちらに倒木があり、北海道では明け方にかけて通過していった台風の爪痕が残っていた。高速道路を降りてからの道のりも長いようで、1時間ほどかけて真駒内駅に到着。そこから地下鉄でさっぽろに行き、駅前のホテルにチェックインしたときには6時近くになっていた。

    ただ、この時点では翌日の予定を変更して、午前中に打合せ、午後、夕張経由で函館へ移動と大枠に変更はなく、翌日は朝から通常運転の予定であると札幌駅で確認もしていた。夕食にジンギスカンを囲んで、空港からのバスは大谷地の方が高速を降りてからの距離が圧倒的に短いので、15分や20分ぐらい余計に待っても早かったかもしれませんねなどと、地元の人の話を聞いたりしていた。
     

    北海道胆振東部地震

    その日の夜、ホテルで眠っていると突然の揺れに起こされた。ホテルの上層階だったので揺れが増幅されたのか、ベッドにしがみついていないと振り落とされそうな程で、真っ暗な部屋の中で揺れが収まるのをしばらく待っていた。本震が終わって外の様子をうかがうと目立った混乱もなく、テレビをつけて情報収集しながら、家族などにとりあえず無事を伝えるSMSを送る。札幌市内の震度は5弱から強。

    このような大きい地震があった場合、鉄道は線路や路盤の安全確認を行わないといけないので、明日一日は動けないかなとなど考えながら、時折余震も来て落ち着かないので、ベッドの上に座ってノートパソコンを開いてみていると、突然、パソコン以外が真っ暗になった。停電である。

    窓から見渡す限り、札幌駅周辺は全て真っ暗であったが、まさか、これがこの後24時間以上も続く大規模停電だとは知る由もなかったが(何しろ、テレビもつかないのだ)、とりあえず、無駄にパソコンやスマホのバッテリー残量を消費するのはやめようと、もう一度寝ることにした。
     

    帰路の確保に四苦八苦

    翌朝、停電からは復旧していなかったが、ビルの自家発電で非常灯、エレベーター1基、ホテルロビーの通電が確保されていた。そこのテレビやネットから飛び込んでくるのは、地震の規模の大きさと被害の甚大さを知らせるニュースばかり。

    新千歳空港は閉鎖されて全便欠航、JR北海道も全線で運転見合わせ。札幌駅で確認しても写真の通りであった。これは今日中に札幌を出るのは困難と判断して、午前中にホテルに延泊をお願いし、コンビニで飲料水と調理不要の食べ物を念のため二日分ほど調達。

    札幌駅の列車運休の案内

    夕方になっても状況は改善せず、新千歳空港はターミナルビルに被害が出ているだとか、JRも運転再開の目処がいまだに立たない、そして、札幌駅周辺はあいかわらず停電のままで携帯もバッテリー切れを心配しないといけない事態になってきた。

    午後の早い段階では、翌7日の航空便は運行される予定になっていて、9時台の羽田行きの空席が取れた。おそらくは6日発の7日帰りの人が次々と往復分をまとめてキャンセルしたのであろう、この時点で7日の予約が取れたという話はいくつか耳にした。

    しかし、それも夜には欠航が決定、まだ函館からの新幹線は払い戻していなかったので、札幌から函館までの特急を予約した。駅の窓口は停電で開いていないので、ネットからの予約である。ところが、これも明けて7日の早朝、JRは少なくとも午前中は全線で運転見合わせと発表されていた。停電が続いているのだ、信号が使えないのでは仕方あるまい。しかも、新幹線も青森までのまま。函館まで行ってフェリーで青森というルートも考えていたのだが、そもそも札幌から出る手段がないのだ。
     

    新千歳空港へ

    さて、いよいよ八方塞がりになりつつあったが、新千歳空港のカウンターが開いたという情報が入ってきた。その日の運行状況を確認してみると、午後の遅い便からは運行される見通しである。ひとまず空港に向かおうと決めたが、まだJRは動いておらず、ホテル前の空港行きリムジンバス乗り場はすでに長蛇の列、しかも、並んだところでバスの運転再開の目処は未定という。

    すでに羽田など各地から新千歳空港行きの便は出発しており、この後、新千歳発が飛ぶのはほぼ確実な情勢で、一刻も早く空港に向かった方がよい。これはもうタクシーしかないと決意、確か、1万円ぐらいと高速料金と聞いていたので、最悪1人でもとは思ったが、来る予定の立たないバス待ちの行列に、空港のカウンターは再開したみたいです、バスは未定だそうです、どなたか空港までタクシーをシェアしませんかと声をかけてみたら、あっという間に4人になったので、即座にタクシーを捕まえて札幌を後にした。

    高速は空港周辺で大渋滞の可能性が高いということで、一般道を裏道も交えてどんどんと進んでゆき、10時には空港に着いていた。タクシーの運転手がこんなに神々しく見えたことはない。予想通りタクシー料金は1万円ほど、高速も使わなかったので、1人辺り2,500円で済んだ。後で聞いた話では、JRの空港行きの運転再開は午後にずれ込んだということなので、タクシーを選んだのは大正解であった。

    タクシーはターミナルビルの中央に降り場があるのだが、出発フロアに上がる階段に行列ができている始末。空港内も大混乱であった。タクシーで同乗してきた皆さんはANAとAir Doということで、タクシーを降りたところで互いが無事に帰宅できることを祈りながら別れ、筆者はターミナルビルにJAL側から入った。

    そちらの階段は比較的空いていてすぐに上がることができたが、案の定、チェックインカウンターは大行列が何重にも折り返してフロアを埋め尽くしている。なにしろ、前日からずっと欠航していたのだ。カウンターにたどり着けるのがいつになるのか、そして、そこからキャンセル待ちにスタンバイして、果たして、今日中に乗れるのか。

    たまたま通りすがった地上職員に聞いてみると、JGCカウンターも開いているということなので、そちらに回ってみると、なんと列に並んでいるのが数人だけ。羽田行きの空席待ちでも今日中には帰れそうな感じであったが、他の行き先で空席のある便はないかと訊ねてみると、30分後に出る仙台行きがあるとのこと。その場で即決して、前日予約した羽田行きを仙台行きに変更してもらった。差額はかからないものの、仙台から先の陸路に関しては自己負担になるけども構わないかと聞かれたが、もちろん、それは承知の上である。ラウンジも開いていないとのことであった。手続きが終わった頃には、JGCカウンターにも長い行列ができていた。

    保安検査もJGCエントランスから進むことができて、程なく搭乗開始。いくらか空席を残したまま定刻に出発して、ようやく機上の人となれた。

    新千歳から仙台行き

    仙台に着いてみると、北海道の大混乱などまるで噓のように世の中が動いており、仙台駅で昼食をとり、新幹線で夕方には東京に戻ってくることができた。今回の札幌行きは結果的にほぼなにもすることができなかった。その日の夜、ほとんど話すことのできなかった札幌の知り合いと、訪問することのできなかった函館の知り合いに電話をして、北海道が観光客を再び受け入れられるようになったら必ず遊びに行くからと伝えた。

    なお、帰路のマイルとFOPの積算であるが、前日に購入した新千歳 – 羽田の予約変更なので、運賃種別としては同じ特便割1、この積算率に実際に搭乗した新千歳 – 仙台の基本マイルがかけられたものとなっていた。

  • Photo Gallery / 函館の夜景など

    Photo Gallery / 函館の夜景など

    世界三大夜景とも言われる函館山からの夜景や、市街地の夜の風景、懐かしの路面電車など

    出張だったので三脚を持っていくわけにも行かず、辛うじて荷物に忍ばせた一脚で夜景を撮影したが、やはり、函館山からの夜景などは拡大してみるとぶれている。

    立待岬は垂れ込めた霧のせいで地の果てのような様相になっているが、実は、路面電車で行ける場所である。函館市電の終点の1つ谷地頭電停から徒歩15分ほど、途中の坂道が長いのでなるべく軽装で。

    いつかはゆっくりと観光だけで再訪したいものだ。

  • 新十津川駅から滝川駅まで

    新十津川駅から滝川駅まで

    夏までには運命の決まる札沼線

    JR北海道がすでに「単独では維持困難」と表明している札沼線の末端区間であるが、すでにこの3月には地元4町がJRと廃止を前提とした協議に入ると表明している。夏までには結論を出したいということで、もはや風前の灯火といった状況となってきた。

    鉄道の廃止は社会的な影響が大きいが、その一方で、路線の維持と安全の確保には莫大な費用が必要であり、ただただノスタルジックな感傷だけでは語ることなどできないのだが、もう乗れなくなると分かると乗ってみたくなるのが人の性だ。
     

    新十津川駅から滝川駅への行き方

    ただ、乗ってみようとは思っても、札沼線の末端区間は1日に朝の1往復しか走らないので、もし鉄道だけで行こうとすると、始発列車による単純往復しかなく、この記事執筆時点で札幌を6:58に出て、石狩当別で乗り換えて新十津川9:28着。そのまま、10時ちょうど発で折り返し、行きと同様に途中で乗り換えて、札幌には12:15着と、それだけで完全に半日が潰れてしまう。

    これでは本当に純粋に鉄道に乗りたいという人以外には、いささか荷が重いというか、ただ単にひなびたローカル線の旅を味わいたいというだけの人や、筆者のようにノスタルジックに最果ての駅まで言ってみたいというだけの人間には辛い(まあ、新十津川駅は最果てではないのだが)。

    ということで、ここでは新十津川駅からバスを使って幹線の滝川駅まで抜ける方法を紹介する。

    札沼線の終点新十津川駅の駅前新十津川駅から役場までの道村役場近くの五叉路新十津川町役場新十津川町役場バス停

    駅から町役場まで400m程、歩いて5分と行ったところだ。以前は町役場内で新十津川駅到達証明書なるものをもらえたのだが、今年からは新十津川駅内に併設の観光案内所で発行することに変わっているらしい。ということで、町役場に早く着きすぎても仕方ないので、バス出発時刻の10分前にでも出れば十分である(積雪のある場合はともかく)。

    バスの時刻は運行している北海道中央バス公式サイトから確認できる。4月1日改正で新十津川町役場発が9:50と9:56の2本あり、ちょうどほぼ待たずに接続できるようになっている。これを逃すとは次は10:50になる。

    10分程で滝川駅前バス停に到着。これも先日までは滝川ターミナルという、駅のすぐ横にあるバスターミナルだったのだが、駅前の再開発に伴い、このバスターミナルが廃止となって「滝川駅前」というバス停に変更となった。もちろん、本当の駅前も駅前、滝川駅ロータリー内となっているようだ。

    滝川駅からは札幌方面にも旭川方面にもすぐに特急がやってくるので、後は自由に旅程を組めばいい。残念ながら、富良野方面の列車は出た後で、次の列車は5時間以上先となる。

    滝川から新十津川に向かう場合は

    もし反対向きに滝川駅から新十津川駅に行って、10:00発の列車に乗ろうという場合は、滝川駅前9:15発のバスがあるので、少々バスが遅れたとしても9時40分頃には駅に着くことができるであろう。その日の上り下り含めての最終列車に乗りたい場合は、こちらの経路でどうぞ。

    もっとも、札幌から来て札幌に戻るのであれば、特急を利用したところで1時間程度しか変わらないので、のんびりと札沼線で往復してみるのもよい。まあ、こんな記事を書いてながら、往復5時間ひたすら列車に揺られているというのは耐えられないのだが。いや、だからこそのパイパス経路の紹介なのである。

  • 函館出張はもちろんJAL便で

    函館出張はもちろんJAL便で

    急遽決まった函館行き

     今回の函館行きは本当にぎりぎりに決まり、購入できる割引切符は特便割3にまでなっていた。こんなときに少しでもトータルの旅費を安く上げようと思ったら、前日でも空席があれば購入できるJALダイナミックパッケージである。もちろん、直前になればダイナミックパッケージでも少しずつ値段が上がってゆくし、宿泊費込みの総合計額しか分からないので、計算上のFOP単価は悪くなる。しかし、今回は本来の計画外での獲得となるのでよしとしよう。

    羽田空港JGCカウンター

    この写真は出発時の羽田空港第1ターミナルのJALグローバルクラブカウンター。平日の日中ということもあって、待っている人も二組のみでとても空いている。もちろん、対象外である。ここをいつでも使えるようにするのが今年の目標だ。まあ、一般のチェックインカウンターも特に混んでいたわけではないが。
     

    サクララウンジを利用

    さて、現時点でのJMBのステータスはクリスタルであり、本来であればラウンジ利用の対象外であるが、羽田空港第1ターミナルの場合だけサクララウンジが利用できる。キャンペーンで10回まで利用できる電子クーポンが付与されているのだ。

    羽田空港の場合、保安区域内にカードで使えるラウンジがあるので、どちらかというと、サクララウンジよりもファストレーンが利用できるキャンペーンの方がありがたいのだが、まあ、使えるキャンペーンは使っておくに超したことはないということだ。

    羽田空港サクララウンジ

    サクララウンジには写真のような、半個室とまではいかないものの、プライバシーがかなり保てる他からは区切られたスペースがあって、オットーマンに足を投げ出してソファに身を任せると結構くつろぐことができる。席数が少ないのだが、もし空いていればぜひ体験してみることをお勧めする。ただし、飛行機を見ることはできない。
     

    クラスJでいざ函館へ

    昼過ぎの便だったせいか、クラスJにも空席が残っており、当日アップグレードで利用することができた。機材は767である。 

    JAL587便クラスJ

    その日は軽い打ち合わせだけだったので、日が暮れてから函館山に登って夜景を楽しんでみたり(寒かった)、せっかくの函館なので海鮮ものをと、ウニいくら丼を食べたりした。

    店名はあえて伏すが、ウニで有名なお店らしく、さすがに美味しかったが、これでほぼ4,000円。ちょっと高すぎるかなというのが正直な感想だ。Sサイズと普通サイズとがあり、頼んだのは普通サイズ。ごく普通のサイズの汁椀と比較すれば、丼の小さいことが分かるだろう。大ぶりのご飯茶碗といった程度である。

    ウニ・いくら丼

    もちろん、器のサイズに比例して、上に載せられた具の量も控えめ。もう一度書いておくが、とても美味しかった。

    後で地元の人に聞いたが、朝市はすっかり観光レジャーランド化してしまって、基本的になんでも高いらしい。ということで、翌日の朝は早起きをして朝市に行こうと思っていたのだが、駅前のカフェでまったりと過ごすこととなった。学生の頃に昔の朝市でイカそうめんを食べたのが、今となってはよい思い出である。
     

    函館市内から空港へ

    2日目は夕方にはすべての用事が終わり、後は空港に向かうだけなのだが、少し時間があったので、普通とは異なる方法で空港に行くことにした。

    通常は函館駅前などから空港バスで向かうか、あるいはタクシーを利用ということになるのだが、今回は函館市電である。地図で見ると函館空港は市街地に東外れにあり、路面電車も同じ方向に路線が延びている。

    市電の終点、湯の川から空港まで道のりで3キロ弱、少し急いで歩けば30分の距離である。やってやれなくはない。ついでにいうと、トラピスチヌ修道院までもだいたい似たような距離で、歩いて行こうと思えば行ける。往復1時間超えになるのでお薦めはしないが。

    函館市電湯の川行き

    さて、市電の終点から歩けなくもない距離だから歩けというだけであれば、わざわざここに書くほどのことでもない。それに荷物が多ければたいへんであるし、ましてや、道のりが完全に平坦ではないだけに余計である。

    ではどうするかというと、湯の川からバスで空港に向かうのである。正確には、湯の川の電停から100m弱のところにある湯倉神社前というバス停である。空港から五稜郭方面へぐるっと回って戻る循環経路のとびっこバスというのを函館バスが走らせていて、この路線がちょうど湯倉神社前を通る。

    時刻表は函館バスの公式サイトから確認できる。1時間に2本から5本ほどは走っているが、偏りがあるのでぎりぎりに向かう場合は前もって確認して置いたほうがよい。 私が利用した17時台だと13、16、27、56の4本であった。もっとも、交通量の多い幹線道路なので、万が一バスの時間が合わなくても、タクシーも簡単に捕まえることができる。

    バスは乗ってしまえば10分ほどで空港に着くが、ごく普通の路線バスなので、大きなスーツケースなどがあると乗り降りに苦労するかもしれない。
     

    帰路、羽田空港へ

    帰りはその日の最終便JAL588。機材が折り返しになる羽田からの便が大幅に遅れてきたため、588便も30分以上遅れての出発となった。窓から函館の夜景が見えるかなと期待していたのだが、あいにくの雨で、機体が函館市街の見える方向を向いたときにはすでに雲の中であった。

    函館空港

     

    羽田空港

     

    結局、30分遅れのまま羽田に到着。タイミングよくやって来たリムジンバスに乗って、一泊二日の函館出張は終わった。

    • 往路マイル : 606マイル (424 x 0.6) + 212 + (424 x 0.6 x 0.55)
    • 復路マイル : 541マイル (424 x 0.5) + 212 + (424 x 0.5 x 0.55)
    • 往路FOP : 508FOP (424 x 0.6 x 2)
    • 復路FOP : 424FOP (424 x 0.5 x 2)
    • 単価 : 27.68円@FOP (25,800 / 932)

    今回もツアーだったので、ツアープレミアムボーナスのおかげで国内線2倍のFOPよりもマイルの方がたまっている。単価は27円台と悪いが、宿泊費込みであることと、最初にも書いたように予定外で突然決まった出張であったことから、致し方ないところである。

  • 「どこかにマイル」で札幌へ(その3)

    「どこかにマイル」で札幌へ(その3)

    滝川まで行くには

    JMBの「どこかにマイル」で偶然決まった札幌行きであるが、どうせなら、北海道の取引先にも会いに行こうと思い、何人かに声をかけたのだが、なぜか皆さん出張中。そんな中、唯一訪問できることになった人がいるのが滝川であった。

    ということで、「どこかにマイル」旅の2日目は滝川行きと決まったのだが、普通に行っても面白くないので(いや、仕事なんだから普通に行けよ)、前々から気になっていた札沼線に乗ってみることにした。
     

    日本一終電が早い札沼線で

    札沼線は札幌駅から新十津川駅を結ぶJR北海道のローカル線で、厳密に言うと始点は札幌ではないし、途中の駅までは複線だし電化されているしICカードも使える都市圏の通勤・通学路線なのだが、問題はそこから先の末端区間である。

    なんと1日に1往復しか運転されておらず、9時半頃に新十津川駅に到着する下りの終電が、9時40分に上りの終電として折り返してお終いなのである(時刻はすべて訪問当時)。いや、電車じゃないから最終列車か。

    札幌駅を7時直前に出て、途中で新十津川行き本日の最終列車に乗り換える。乗り降りする人もいない駅を何駅も何駅も通り過ぎて、おそらくは同じように趣味で(=無意味に)乗車している同好の士(?)が他に2人という体たらくで終点まで至る。そりゃあ、1日に1本しか走らせないわなという乗車率であった。

    札沼線新十津川駅

     

    新十津川駅から滝川へはバスで

    で、新十津川に着いたらどうするのかというと、すぐさま折り返しの終列車で札幌に戻るのではなく、10分ほど歩いて新十津川町役場に向かい、そこからバスで滝川に向かうのである。駅にもバス乗り場の案内がある。

    無事に4時間ほどかけて滝川に到着、取引先と一緒に昼食をとりながらの会合の後、帰りは大人しく特急に乗って50分ほどで札幌に戻ったのであった。なにしろ、札沼線はすでに終電の出てしまった後なので、真っ当な経路で帰るしかないのである。
     

    帰りはクラスJにアップグレード

    さて、帰りの新千歳 – 羽田は最終便の1つ前JAL528便、21時発なので時間を持て余し気味で早めに空港に行ってみると、Jクラスに空席があるという。私は知らなかったのだが、当日アップグレードは特典航空券でも可能なのだ。まあ、空席で飛ばすぐらいなら、どんな奴でもいいから1,000円もらった方がいいのは確かだ。

    ちなみに、この有償のアップグレード分だけはマイルがつくなどということは決してない。もちろん、FOPだって問題外である。

    JAL528便機内

    離陸時、なぜか写真のように青色にライトダウンされた。夜間の離着陸時に機内を暗くするとき、どんな色合いにするのかえらべるようになっているのだろうか。それとも、機材によって決まっているのか。

    とにもかくにも、有効期限切れ間近のマイルを使った「どこかにマイル」の旅は無事に終了。獲得FOPはもちろんゼロであった。