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  • JMBの特別対応

    JMBの特別対応

    JALマイレージバンクが特別対応を

    新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの路線で運休や大幅な減便が発生している。この状況で大きな航空需要がある訳もなく、輸送能力の削減は致し方ないところではあるが、予約していた便のキャンセルなどで予定の変更を余儀なくされた人も多いだろう。

    そこで、JMBはマイル、eJALポイント、Fly On Pointの取扱いについて、特別対応を行うことになったという旨が発表された。今回の事態に起因する予定変更などへの補償という側面もあるが、ある意味では、これまでの運休や減便といった損失を減らすための施策から、需要喚起の施策への転換とも言えよう。
     

    マイルの実質的期限延長

    まずはマイルそのものの扱いだが、これは実質的には有効期限の延長とも言えるものである。2月から7月末までに期限の切れるマイルとeJALに関しては、一旦失効するものの、その翌月に新たに有効期間が1年あるeJALポイントとして積算される。その際、マイルに関しては1.5倍のeJALポイントで積算される。

    本来なら1.5倍になるというのは、1万マイルまとめて交換する際のレートであり、それをもっと少ないマイル数でも適用してくれる。6千マイルあれば9千円分のeJALポイントになる。路線と時期、フライトの時間帯次第ではあるが、9千ポイントあれば片道の航空券を買えるケースも出てくる。

    ということで、実質的にはマイル有効期限の1年延長に近いのである。期限の切れるeJALポイントは、そのまま1年有効な新しいeJALポイントになるので、実際に有効期限の延長である。注意点としては、事前登録が必要ということであろう。自動的に適用ではないので、期限切れの近いマイルやeJALポイントがある人は、すでに登録を受けつけているので、さっさと済ませてしまうことだ。
     

    FOPの2倍積算

    Fly On Point の取扱いについては、さらに太っ腹なものだ。今年の2月1日から7月31日までに搭乗した分は、自動的に2倍のFOPを積算してくれるというのだ。国内線、国際線ともに対象で、登録などは不要、すでに搭乗済みで通常のFOPが積算されているフライトも事後的に積算される。

    3月31日以前の搭乗分に関しては、4月末までに追加分がまとめて積算される。それ以降に搭乗すると、通常のFOPと同時に、つまり、搭乗した2〜3日後にまとめて積算されるということだ。

    ただし、2倍になるのは通常の搭乗分だけであり、ボーナスポイントについてはそのままである。気になるのは、ステータス会員向けのFOP1.5倍キャンペーンとの兼ね合いである。このキャンペーンで追加される0.5倍分はボーナスポイントなので、今回の2倍積算の対象でないことは間違いない。

    だが、両方のキャンペーンが適用されれば、7月までのどこかを1.5倍月に指定すれば、2.5倍のFOPが積算されるということになるのだろうか。素直に文面を読み取れば、そういうことになる。だとすると、羽田 – 那覇をファーストクラスで飛べば、一挙に7,780FOPの獲得となる。

    今さら、特便割で7月までの羽田 – 那覇ファーストを取るのは困難であろうが、JALビジネスきっぷや往復割引運賃でなら、まだ6月、7月の予約が取れる。6月分のJALビジネスきっぷで往復分を買えば、99,720円で15,560FOPとなり、単価は6.41円@FOPである。7月に入るとピーク期で運賃が2,600円ほど高くなるので、狙うなら6月だ。

    JALカードの初回搭乗ボーナスと合わせれば、3往復でサファイア到達、6往復でダイヤモンドである。さすがに、先行き不透明なこの状況下で6往復ものフライトを予約するのは無謀の誹りを免れ得ないが、JALビジネスきっぷなら予約変更がいつでも可能である。1往復分ぐらいは買ってみるのもいいかもしれない。

    通常のFOPしか積算されない月での利用になってしまったとしても、単価は14.87円@FOPだから、先得で那覇以外の路線に乗った場合と変わらないか、むしろ、よい方なので、6月になってもまだ気軽に出かけられる状況になってなければ、それ以降にすればいいのだ。

    などと書きながらも、筆者は現在、国内外を問わずあらゆる出張が禁止されているので、手を出せる状況ではない。

  • プレエコの積算率が70%だとどうなるか

    プレエコの積算率が70%だとどうなるか

    プレミアムエコノミーの予約クラスE

    JALの海外発券というとよく言及され、実際、筆者も何度か利用したことのあるのが、クアラルンプールからのプレミアムエコノミーである。また、前回の記事ではシドニーからのプレミアムエコノミーも取りあげた。

    ここでエコノミーでもビジネスでもなく、プレミアムエコノミーが主な対象となるのにはいくつかの理由があるが、その主たるものは100%という高いマイル積算率であろう。

    エコノミークラスは積算率が30%か、50%でもボーナスポイントの400FOP加算がないものであることが多いので、プレエコの価格がエコノミーの2倍から3倍であったとしても、単価ではプレエコの方がよくなる。ビジネスクラスなら125%加算で積算率はよくなるが、当然だが価格差の方がはるかに大きい。

    前回取りあげたクアラルンプールとシドニーからの海外発券で比較してみると、クアラルンプール発はプレエコとエコノミーの価格差が2倍以下しかない。単価もプレエコの方が2円以上よくなるので、エコノミー5万円弱に対して、プレエコが8万強という予算さえ許容できるなら、積極的にエコノミーを選ぶ理由はないであろう。

    反対に、シドニー発はエコノミーが非常に安く設定されていて、諸費用込みで5万円以下となっている。したがって、単価の比較でもエコノミークラスの方が1円以上よくなっている。しかし、獲得できるFOPがプレエコ15,390に対して、エコノミーは7,294FOPしかなく、効率という点では見劣りしてしまう。
     

    ビジネスクラスへのアップグレード

    また、プレミアムエコノミー運賃はマイルを使ったビジネスクラスへのアップグレードの対象運賃であるというところも、マイル修行でよく選ばれる理由の一つである。クアラルンプール線は片道2万マイル、シドニー線でも2万5千マイルでアップグレードできる。しかも、多くの場合、ディスカウントやマイルバックのキャンペーンを行っていて、もう少し少ないマイル数で済む。

    当然のことながら、エコノミークラスのディスカウント運賃がアップグレードの対象クラスになっていることはない。可能な限り単価を下げて安く済ませたいというのであれば、シドニー発のエコノミークラスということになるが、せっかくなので、少しは贅沢をとビジネスクラスにアップグレードするという考え方もある。

    プレエコ運賃といえども、日本発だと決して安いとは言えない金額になってくるので、中々利用する機会も多くはない。そこを海外発券で安くプレエコにできるのだから、さらにマイルで一つ上のクラスにするというのは十分検討に値するプランである。
     

    予約クラスEの取扱い変更

    さて、海外発券であれ、普通に日本発であれ、プレミアムエコノミーのバーゲン運賃を選ぶと、予約クラスがEになっていることが多い。少なくとも、筆者がこれまでに利用したものはすべて予約クラスEであった。

    この予約クラスEというのが、現時点ではマイル積算率100%かつアップグレード対象運賃ということなのだ。バーゲン運賃でありながら、フルプライスのエコノミー料金Yと同じ扱いというのが、正に狙い目のお得な運賃だったわけである。

    ところが、この予約クラスEの取扱いの変更が予告されている。まず、今年2020年10月1日搭乗分から、マイル積算率が70%に引き下げられる。マイル積算率が下がるということは、それに基づく獲得FOPも下がるということだ。さらに、来年2021年2月1日からはアップグレード対象運賃からも外れるのだ。

    つまり、海外発券で安いプレエコを買ったり、日本発のバーゲン運賃でプレエコを選んだ場合、これまでよりも獲得FOPは低くなるし、ビジネスクラスへのアップグレードもできなくなる。ということは、上に書いたような、海外発券でプレミアムエコノミーが選ばれる主な理由の二つが消滅するということである。

    仮に、今の販売価格とレートのままで、100%加算と70%加算ではどれぐらい単価に差が出るか比較してみよう。

    • クアラルンプール発(100%) : 81,000円 / 10,814FOP = 7.49円@FOP
    • クアラルンプール発(70%) : 81,000円 / 7,810FOP = 10.37円@FOP
    • シドニー発(100%) : 126,000円 / 15,390FOP = 8.19円@FOP
    • シドニー発(70%) : 126,000円 / 11,012FOP = 11.44円@FOP

    このように、どちらも単価が10円を上回ってしまうのだ。そんなに悪くないとはいえ、単価12円まで許容できるなら、例えば、マレーシア航空のビジネスクラス利用も視野に入ってくるのだ。

    そもそもが余りにも優遇されていた、言わば制度の抜け穴のような予約クラスだったので、このような適正化は仕方のないところであろう。プレミアムエコノミー席は空港で当日アップグレードを募集していることがよくあるが、ということは、プレエコで予約をしてビジネスにアップグレードする人がそれだけ多いということなのであろう。

  • JALの海外発券 クアラルンプールかシドニーか

    JALの海外発券 クアラルンプールかシドニーか

    日本発券と海外発券を組み合わせて2往復

    筆者は2年前と昨年に実践したが、日本発券と海外発券を入れ籠にして2往復する修行、いや、正確には二度の出張の旅費を少しでも安く上げる裏技(?)。

    2年前は、どちらもマレーシア航空のビジネスクラスで、成田 – (ヤンゴン経由) – クアラルンプール – 成田とクアラルンプール – 成田 – クアラルンプールを組み合わせて、クアラルンプールまで2往復した。

    去年はバンコク行きJALエコノミークラス、バンコク – クアラルンプールのMHビジネスクラス、クアラルンプール発券のJALプレミアムエコノミーの3つを組み合わせて、成田 – バンコク – クアラルンプール – 成田 – クアラルンプール – バンコク – 成田とバンコクとクアラルンプール行きの2回分をまとめて発券した。

    どちらかというと諸事情に縛られて、FOP単価だけを追求した旅程ではなかったが、今年はどのような組み合わせでよい単価が出せるだろうか。今年最初のクアラルンプール行きがキャンセルになるかもしれない情勢で、ネットで色々と航空運賃を調べて妄想の世界に遊んでみた。
     

    王道のクアラルンプール線プレミアムエコノミー

    まずはプレミアムエコノミーのクアラルンプール行きと、同じくプレエコの成田行きによる2往復。実は、これに関しては4月と6月にそれぞれ往復する形で発券済である。昨年末の時点でおおよその出張日程を組んで、少々の日程変更はマレーシア発券の方で対処しようという計画であった。

    クアラルンプール発券の価格

    日本発券はSpecial Saver E-MI。運賃が113,000円に諸費用が15,780円の合計128,780円。予約変更も払い戻しも不可というルールだが、有効期間が2日〜12ヶ月と柔軟で、OKA – KULタッチにも使えそうだし、なにより、クアラルンプール発券の両側、最初の現地行きと最後の帰国便に便利である。

    クアラルンプール発券は運賃MYR2,490.00に諸費用MYR562.00で合計MYR3,052.00、先週末のレートでおおよそ81,000円ほどである。筆者が予約を入れた日と上の画像とでは諸費用に差が出ていて2リンギットほど違っているが、おそらくは為替のせいであろう。

    どちらも単純な日本とマレーシアの往復プレミアムエコノミーなので、獲得できるFOPも同じなのだが、その差額は5万円弱。クアラルンプール発券がいかにお得なのかということがよく分かる。

    • 日本発券 128,780円 / 10,814FOP = 11.90円@FOP
    • 海外発券 81,000円 / 10,814FOP = 7.49円@FOP
    • 全体 約210,000円 / 21,628FOP = 9.70円@FOP

    トータルでは単価10円を切っているので、まずまず良好な成績と言えよう。今回の日本発券は4月行きの6月帰りであるが、これをできるだけ、例えば半年などに伸ばして、その間に4回クアラルンプール発券を組み合わせれば、単価8.4円程度でサファイア到達が可能だ。こんな風にFOP単価を計算するのも久しぶりである。

    ちなみに、どちらのチケットも仕事で自己負担はゼロ、実は究極のFOP単価0円なのだ。
     

    MHビジネスクラスを利用してクアラルンプール

    マレーシア航空は予約期間が3月2日までで今年何度目か分からないバーゲン運賃を発表している。なんと日本からビジネスクラス往復で95,000円からという、久々に破格の運賃設定かと思い、通知メールが届いたときにすぐに予約しようとしたのだが、残念ながらこの価格はコタキナバル行きのみ。東南アジア各都市は12万円、クアラルンプールは13万円という設定である。

    マレーシア航空のバーゲン運賃

    この激安コタキナバル行きを利用して、クアラルンプールでストップオーバー、その間にJALのクアラルンプール発券で往復するというパターンを考えてみたが、どうやら直行便でないとこの価格にはならないようである。

    なお、成田 – コタキナバル直行便なら諸費用込みで106,440円。予約クラスは積算率125%のZなので6,396FOP。単価は16.64円@FOPと、マレーシア航空ビジネスクラスのバーゲン運賃としてはまったくよくない。しかも、機材が737-800なのでシートもフルフラットではないなど、あまり食指の動かないところである。

    マレーシア航空のセール価格の常で、成田 – クアラルンプールの単純往復が東南アジアではいちばん高くなるので、成田 – クアラルンプール – バンコク往復で往きか帰りどちらか1回クアラルンプールにストップオーバーする旅程で試算してみよう。ちなみに、価格は運賃127,000円と諸費用14,310円である。

    • 日本発券 141,310円 / 10,230FOP = 13.81円@FOP (MH 予約クラスZ)
    • 海外発券 81,000円 / 10,814FOP = 7.49円@FOP (JL プレエコ)
    • 全体 約223,000円 / 21,044FOP = 10.59円@FOP

    最近のマレーシア航空のセールを利用したFOP単価はこんな感じである。A350のビジネスクラスを利用できるというのはポイントが高いものの、獲得できるFOPや単価という観点からは往復ともJALのプレエコ利用には勝てない。
     

    新規開設の羽田 – シドニー線

    羽田移管による記念運賃なのか、あるいは就航50周年の記念なのか、距離の割に意外と高くないのがシドニー線である。日本からも安いがシドニー発はもっと安い価格設定である。

    JAL シドニー発の価格

    日本発券はPremium Economy Saverで運賃130,000円と、10時間近く乗る路線にしてはかなり安いと思われるが、諸税と燃油サーチャージが34,430円と高い。シドニー発券は運賃AUD1,515.00に諸費用AUD183.54で合計がAUD1,698.54、日本円にすると126,000円ほどになる。運賃部分だけを見れば1万円ほどの差であるが(それでも充分大きいが)、諸費用が倍以上も違ってくる。

    • 日本発券 164,330円 / 15,390FOP = 10.68円@FOP
    • 海外発券 126,000円 / 15,390FOP = 8.19円@FOP
    • 合計 290,000円 / 30,780FOP = 9.42円@FOP

    トータルでやはり単価10円を切ってきた。同じJALプレエコによるクアラルンプール2往復と比べても、単価も僅かばかりだがよくなるし、獲得できるFOPも1万ポイント多くなる。

    1度の持ち出しが30万円と大きくなるが、そこさえ問題なければ魅力的なプランである。使用機材もJAL Sky Suiteなので、Sky Suite IIIのクアラルンプール線と比べて、マイルでビジネスクラスにアップグレードしたときの満足感は大きい。窓側の席ならほぼ個室状態になるのが Sky Suite の良さである。

    このシドニー2往復だけでも一発でクリスタル到達であるし、日本発券を沖縄発着にして、その前後に羽田 – 那覇を先得で追加すれば、7,688FOPを獲得できる。筆者の場合、JALカードの初回搭乗分で5,000FOPに、ダイヤモンド会員の追加分で更に3,000FOがあるので、もし、FOP1.5倍月に全行程を終わらせれば、5万FOP超えでサファイア到達なのである。

    問題は今のところシドニーには何の用事もなく、やるとしたらすべて自費による本当の修行になってしまうことだ。

  • アラスカ航空がワンワールド加盟へ

    アラスカ航空がワンワールド加盟へ

    Oneworldの最近の動向

    3大航空アライアンスの内、もともと加盟会社の数がいちばん少ないワンワールド。就航都市や保有機材の多さではスターアライアンスに次いで2番目の地位にあるが、加盟社数ではスターアライアンスの半分以下、後からできたスカイチームよりも少なく、とにかく加盟メンバーについては暗い話の方が圧倒的に多い。

    1年ほど前には、カタール航空が、名指しで他のアライアンスメンバーを非難して脱退を仄めかすという状況がずっと続いていた。
    どのアライアンスにも属さない独立系エアラインの多い中東において、ロイヤルヨルダン航空と並んでカタール航空が属しているというのは、スターアライアンスと比べたときのワンワールドの大きなメリットの1つであるだけに、その成り行きは注目されていた。

    また、南米随一のLATAM航空グループが今年の5月で脱退してしまう。スカイチームの主要メンバーであるデルタ空港に引き抜かれた感じである。
    通常、アライアンスから抜けるには利用客への影響の大きさなどを考慮して、1年程度の猶予を設けることが多く、事実、LATAMも今年の10月頃とアナウンスされていたのが、突然、予定を早めて5月には離脱してしまうことが発表されている。

     

    キャセイパシフィックとマレーシア航空

    また,確定事項ではなく、ニュースや噂といったレベルであれば、キャセイパシフィックがスターアライアンスに移籍する可能性も長らく取り沙汰されているし、不運な2つの事故のため経営不振に陥っているマレーシア航空に対して、スカイチームのエールフランス・KLMが株式の49%取得という大型出資を目指しているという。

    もし、キャセイパシフィックとマレーシア航空が去ってしまえば、ワンワールドのアライアンスとしての魅力は半減してしまうだろう。
    とくに、アジアの一員である日本人にしてみれば、ただでさえ、ANAの参加するスターアライアンスが強いという状況に拍車がかかってしまう。スターアライアンスがいかに魅力的であろうとも、他に選択肢がないというのは健全な競争という観点からは望ましいことではない。

     

    去るものもあれば来るものもあり

    しかし、辞めていくエアラインがある一方で、新たに参加するパートナーもないわけではない。

    まず、2018年12月にフィジーエアウェイズがコネクトパートナーとして参加。マイレージやラウンジの相互利用などについては制限がかかるが、優先搭乗と優先チェックインはワンワールド全加盟会社が対象となる。
    JALのエリートメンバーにとってはラウンジ利用の対象とならないというデメリットがあるものの、コードシェアを行っているので、JAL便名で予約すれば、マイルとFOPの積算、優先チェックインと優先搭乗は対象となるはずである。

    また、今年の4月にはワンワールド初のアフリカの加盟メンバーとして、ロイヤル・エア・モロッコが正式なメンバーとして参加する。
    小さめの機材が多く、どちらかというとアフリカ内のサービスがメインの航空会社ではあるが、アフリカとヨーロッパは距離的にも経済的にも近く、ロンドンやパリといった主要都市への便はそこそこ飛んでいるし、アメリカとカナダへの直行便もあるようだ。
    日本人にとってアフリカは遠く、中々利用する機会がないようにも思われるが、カサブランカ – ニューヨーク(JFK)便などを利用すれば、ワンワールド世界一周航空券の経路に変化をつけることもできるだろう。

     

    アラスカ航空

    そして、今回発表されたのがアラスカ航空のワンワールド入りである。まずはアメリカン航空との提携を段階的に強化してゆき、その最終段階として来年夏にはワンワールドに加盟する予定ということだ。

    アラスカ航空 アメリカン航空 ワンワールド

    アラスカ航空はシアトルを筆頭にアメリカ西海岸の各都市から、アラスカ、ハワイ、アメリカ東部、カナダ、メキシコ、コスタリカなどを結んでおり、これも日本人がそうそう使う路線ではないものの、たとえば、ロイヤル・エア・モロッコのカサブランカ – ニューヨークにつなげる形で、シアトル、ホノルルと経由する世界一周航空券などは魅力的かもしれない。

     

    航空アライアンスの将来

    アラスカ航空の加盟が来年夏であるのに対して、LATAMの脱退は今年の5月と、まだしばらく、ワンワールドのステータスメンバーにとっては冬の時代ともいうべき状況が続くが、そもそも、JALはアライアンスの枠組みを超えて個別に提携を結んでいく方向性が強く、実際、アラスカ航空との個別提携も結ばれていたし、ハワイアン航空とのパートナーシップも強めていっている。

    また、LCCの台頭でアライアンスに属さない航空会社の割合が高まる一方で、今回の新型コロナウィルスの問題のように、外的な要因で航空業界の再編が余儀なく進むこともあるだろう。生き残りをかけたような状況では、アライアンスを超えた買収劇なども起こりうる。

    そうなってくると、三大航空アライアンスの将来も安泰というわけではなく、とりわけ、加盟航空会社数のいちばん少ないワンワールドなどは、もっとも先行きの不透明なアライアンスということになるのかもしれない。

    しかし、とにかく安価に旅をしたいというような需要はともかくとして(まあ、これが一大勢力ではあるのだが)、ある程度の高いサービスに対価を払ってでも快適に出張したいという需要にこそ、フルサービスのキャリアの存在意義はあるのであり、ラウンジや優先サービスの相互利用、ステータスポイントの積算などの関係で、アライアンスの正式メンバーが多いに越したことはない。

  • 今年初の沖縄修行

    今年初の沖縄修行

    HND – OKA日帰り修行

    見出しのように書くと何となく修行している気分になってくる。2020年になっても相も変わらず修行気分だけで、実際には仕事でほぼ確定している分だけでも、2021年のサファイアまではいけることは分かっている。したがって、あくまでも気持の問題でしかないのは、去年と同じである。

    さて、今回の那覇での打合せは前後の日程の関係で日帰りとなった。さらに、航空券購入がギリギリで先特割の予約期間に間に合ったが、すでに先特割で空席のある便が限られていたため、那覇での滞在時間が極めて限られたものとなった。

    結果として、先方に空港まで来てもらい、空港内のカフェで打合せという段取りとなり、空港から一歩も出ることなくとんぼ返りする、つまり、正真正銘のOKAタッチとなったのである。さすがに、保安区域からは外に出たが。
     

    那覇空港内のカフェ

    国際線ターミナルのリニューアルのおかげで、保安区域外のカフェにも選択肢がいくつかできた。国内線ターミナル3階のJAL側のいちばん奥にあるカフェは何度か利用したことがあるが、国際線エリアの3階と4階にフードコートを始めとして、複数の飲食店が入っておりカフェもある。

    関係ないが、那覇空港で人気と言えば、ポーたまおにぎりであるが、国内線ターミナルの到着フロアと、国際線のフードコートの両方に店がある。定番商品はどちらでも買えるが、フードコートの方が少し高い。その代わり、国内線の方は常に行列ができている。今回は利用しなかったので、品物にも違いがあるのかどうかまでは確認していない。次回は無駄に両方で買って比較でもしてみようか。
     

    今回の獲得FOPと単価

    さて、今回は仕事ではあったがなんとか先得で買えたので、元々の航空券は安かった。さらに、往復とも777-300でクラスJの定員が多かったからか、どちらも当日アップグレードができたため、3,334FOPを獲得、単価は6.2円であった。

    トップの画像は羽田空港のA350-900。手前が緑の3号機、奥でタキシング中なのが「首里城再建応援」特別デザインの5号機である。すでに羽田 – 沖縄線にもA350が投入されているが、今回は上にも書いたとおり、往復ともB777であった。

  • Fly On Point 1.5倍キャンペーン

    Fly On Point 1.5倍キャンペーン

    来年はFOP1.5倍

    クリスタル以上のステイタス会員向けのキャンペーンとして毎年行われていた、お好きな1カ月間いつでも FLY ON ポイント2倍キャンペーンであるが、2020年はこれまで通りの2倍から、倍率が少し下がって1.5倍で継続されることになった。

    FOP1.5倍

    年末ぎりぎりまで特に何の案内もなく、来年はこのFOP2倍キャンペーンは実施されないのだろうかと思っていたが、本当に年の瀬になって,とにもかくにも継続はされることが発表された。

    倍率が2倍から1.5倍に減ったことで、例えば、羽田 – 那覇でみてみると、特便割のファーストクラスで5,320FOPだったのが4,090FOPに、先得の普通席だと2,952FOPが2,214FOPに下がる。実行するのは現実的ではないが、机上の空論としてファーストクラスで5往復すればサファイアに到達できていたのが、6往復でも足りなくなる(JALカード初回搭乗ボーナスを足せば達成)。
     

    キャンペーンの内容は

    倍率を除いた具体的なキャンペーンの内容は今年までと変わらず、以下の通り。

    対象会員は2019年の搭乗実績でJMBクリスタル以上になったステイタス会員で、2020年の搭乗で年度途中にステータスを獲得した人は対象外。

    自分の希望する月をあらかじめ指定して参加登録する必要がある。対象月は2020年4月から2021年3月までのどこか一月で、登録期限は希望月の前月15日だが、12月以降を指定する場合は10月31日が登録期限となる。

    JALグループの国内線全便、マイル積算対象運賃での搭乗分が対象で、通常の搭乗FLY ONポイントの0.5倍がボーナスポイントとして追加される。特便割以上の運賃に付与されるボーナスポイントは1.5倍の対象外である。

    筆者は現在のところ、来年の国内出張の予定は立っていないので、いつを指定月にするのか決まっていない。例年通りであれば、おそらくは5月か6月にまとめて何カ所かを回ることができると思うので、そのどちらかにするのが妥当であろうか。

  • FOP2倍キャンペーン指定月は5月

    FOP2倍キャンペーン指定月は5月

    今年は5月に

    クリスタル以上のFLY ONステータス会員限定のキャンペーン企画「”お好きな1カ月間いつでも” FLY ON ポイント2倍キャンペーン」であるが、去年2018年は6月を指定し、沖縄3往復に加えて北海道、福岡、広島と、各地の出張をこの時期にむりやりまとめて飛びまくった。そのおかげで、あっという間に年初の目的であったJMBサファイアに到達し、JGCに入ることができたが、月の前半は2日に1度はフライトという状態で、正直、もう一回やれと言われても無理かなと思っていた。

    Fly On Point 2倍

    そして、今年であるが、5月に札幌と福岡に行く予定が入ったので、ここを指定月とすることにした。

    ただ、2往復だけではもったいないので、那覇の知り合いに連絡を取り5月に会う約束をして、せっかくだから沖縄まで往復する。この「もったいない」だとか「せっかくだから」という微妙な貧乏根性が、自称「修行僧」たるゆえんであり、その割には那覇まで1往復追加しただけという気合いの足りなさが、「自称」修行僧でしかないゆえんなのだ。

    さて、去年はこのキャンペーンで追加付与されるボーナスポイントだけで1万5千ポイント以上あった。今年はと言うと、当日アップグレードで新千歳と福岡をファーストクラスに、那覇行きをクラスJにすることができれば、本来の分も含めてトータルで1万5千FOP獲得できる予定なので、去年の半分以下ということになる。

    今から振り返ると、1ヶ月に沖縄3往復など、我がことながらも正気とは思えず、やはり、去年は修行僧の端くれぐらいではあったのかもしれない。

  • 南ぬ島石垣空港

    南ぬ島石垣空港

    石垣経由那覇行き

    2月には那覇まで行った。いつもは強行日程が多いので修行気分の那覇行きだが、今回は月、火と2日続けての予定が入っており、ごく普通に月曜の午前便、火曜の夜便で帰ってくるのではつまらない。仕事なんだから、つまらないもなにもないのだが、やはり、那覇まで行くとなると余計な一手間をかけたくなるのが人情(?)というものである。

    南ぬ島石垣空港

    というわけで、写真の通り、石垣まで行ってみた。

    たまたま、石垣線が安い値段で取れたので、羽田 – 石垣 – 那覇の往復にしてみたのだ。那覇経由の石垣行きではない。石垣経由の那覇行きという大回りであり、JALグループの国内線としては最長路線である羽田 – 石垣を使ってFOPを稼ごうという魂胆である。

    ちなみに、この季節は偏西風が強いので、往路は3時間半かかるが、復路は2時間40分ほどであり、1時間もの差がある。ところが、使用機材はJTAのB737-800で座席数が少ないため、往きはクラスJが取れなかった。なんとか非常口席は確保できたものの、心持ち広いかなという程度しかなかった。

    石垣から那覇までに関しては、反対に往路はクラスJが取れたが、復路はRAC運航便でプロペラ機に乗ることができたが、クラスJの設定はなかった。
     

    石垣空港内の施設

    石垣空港内には、手荷物検査場の前後ともにラウンジはない。しかし、一般エリアには地元八重山料理を出すセルフサービスの飲食店とカフェがあり、座席はフードコートのように共用となっているが、ゆっくりと過ごせる。

    八重山そばと石垣牛

     

    石垣空港のカフェ

    恐らく、ハイシーズンだと人でごった返すことになるのかもしれないが、通常期の空港利用客数に対しては充分な数の施設があると言えよう。

    手荷物検査の前なので時間には気をつけないといけないが、これまたハイシーズンでもない限り、手荷物検査は行列ができていても待たされるのは数分であろうし、検査場を抜ければ目の前が搭乗口というコンパクトな空港である。定時運行の妨げにならない範囲で、カフェでゆっくりとしていればいい。
     

    獲得FOPは5千超え

    さて、今回の大回り那覇行きで獲得できたFOPは以下の通りである。

    • 羽田 – 石垣 : 1,836FOP (普通席)
    • 石垣 – 那覇 : 420FOP (クラスJ)
    • 那覇 – 石垣 : 370FOP (普通席)
    • 石垣 – 羽田 : 2,480FOP (クラスJ)

    以上、合計で5,106FOP。最後の石垣 – 羽田が特便割でボーナスポイントが400FOPつき、トータルで5千FOPを超えた。1回の国内出張としてはかなり稼いだ方であろう。

    この記事トップの画像は往きの羽田 – 石垣で乗ったB737のウィングレットにいたイリオモテヤマネコ。ちょっと目が可愛らしい。本物は野生のヤマネコなので、目つきははるかに鋭い。

    世界自然遺産登録の支援活動の一環として、奄美・琉球に生息する希少動物のイラストをウィングレットに描いたもので、他にも、アマミノクロウサギとヤンバルクイナがいるらしい。各一機ずつのようで中々出会えないかもしれない。

  • 2019年の計画

    2019年の計画

    不完全燃焼の修行僧

    2018年はJBMクリスタルからJALグローバルクラブを目指すところから始まったが、予想以上に海外出張も国内出張も増えたので、最終的にはダイヤモンドにまで到達することができた。もちろん、当初の計画通りJGCにも入った。

    しかし、それで完全に満足かというと、どうにもそういう気分ではない。去年の頭にJGCを目指して、色々な路線でFOP単価の低いところを探したり、効率よく稼ぐルートを考えたりしていた頃のワクワク感がなくなってしまったのだ。修行、修行と何度も自ら称してはみたものの、いまいち実感がない。

    思うに、「修行」という言葉のストイックな響きと、現実に筆者の行ったこと、つまり、ビジネスクラスや国内線ファーストクラスでの出張との齟齬なのであろう。これはもう、あの「ときめき」を取り戻すためには、普通席で羽田から沖縄を1日2往復ぐらいしてみるしかない。

    こういうのを本末転倒というのだ。そもそもは出張時に安逸に流れたいがためのJGCであり、そのために飛行機にたくさん乗るという話であったはずなのに、自ら苦行を求めて搭乗しようというのだから。だから、那覇まで1日2往復など実行に移したりはしないし、もしやったら、それはそれで途中で(多分、1往復目だけで)、嫌になって投げ出すに違いない。

    しかし、気持だけは修行僧の端くれなので、今年も修行だ、修行だと無意味に連呼することにする。
     

    FOP単価は気にしない

    また、2018年は初めてマイル修行のようなことをしたので、その下調べとして色々な人のブログを見て回ったのだが、そこで話題とされていたFOP単価というものも、敢えて意識をして毎回計算していた。しかし、これについては2019年は完全にやめようと考えている。

    というのは、去年も途中から気づいていたのだが、筆者が飛行機に乗るのはそのほとんどが、国内であれ海外であれ出張のためであり、したがって、自由にFOP単価の低いチケットを購入していいわけではないし、目的地を決められるわけでもないのだ。

    たまたま、よく行く訪問地の一つにマイル修行のメッカとでもいうべきクアラルンプールがあったので、国際線ではそれっぽいこともできたが、国内では大阪、札幌、福岡などFOP単価という観点からは厳しいところが訪問先のメインで、ある程度早めに予定の立つことが多いので、選択肢は先得運賃のみになってしまう。経費負担の関係で、国内出張は自由が効かないのだ。

    筆者個人の裁量でやれることといえば当日アップグレードぐらいで、その分は完全に自己負担ということになるのだが、そうなると、自分では払っていないベースの航空運賃は単価計算に算入するのか?女満別まで飛んで、JRで札幌まで移動、そこから飛行機で帰ってきた出張の場合などの途中の鉄道運賃はFOP単価に含まれないのか?などなど、どうでもよい疑問も湧いてくる。

    そんな訳で、計画時には色々とFOP単価を計算して楽しむことは続けるが、結果的に発券したものについては、もう単価のことなど考えないことにする。
     

    今年は享受の年

    2019年はしたがって、口先では「修行、修行」とうそぶきながら、実際には去年の成果とも言えるJGCダイヤモンドの恩恵を享受する1年にしてみようかと思う。例えば、座席はエコノミークラスでも、ラウンジやチェックインカウンターはファーストクラスのものを利用など。

    現時点では、4月までだけでクアラルンプール、バンコク、マニラにそれぞれ2回行くことが決まっているし、夏には家族旅行としてハワイを計画している。それだけで3万FOP近くまでいく。これに国内出張を合わせれば、今年もサファイア到達は固いのだ。

    ということなので、目標というほどのものではないが、一応、サファイア到達を目指して、軽くゆるくやって行こうと思う。

  • ついにダイヤモンドに

    ついにダイヤモンドに

    JGCダイヤモンドカードが届いた

    立て続けに行ったバンコク行き、最後の帰国便でとうとう10万FOPに到達。帰国して2週間ほど、もはや今年になって何度目か分からないJALからの郵便物が届いた。中身はもちろん、ダイヤモンドカードである。

    今年の初めに、今後増える予定の海外・国内両方の出張で楽できるようにと、デフォルトで利用を指定されているJALのステータス会員を目指したのだが、それから10ヶ月ほどで勢い余ってダイヤモンドにまで到達してしまった。最初のうちはFOP単価がどうのこうのと色々と計算をして楽しんでいたが、途中からどうでもよくなってしまった。ダイナミックパッケージというツアー形式で手配したものが増えて(全部で3件)、もはや正確に計算ができなくなってしまったからだ。
     

    JMBステータス会員とJGC会員

    どうでもいいことだが、サファイアに到達した直後にJALグローバルクラブに入会しているので、今回送られてきたのは、正確に言うとJMBではなく、JGCダイヤモンドカードということになるのだろうか。ご覧の通りJGCのマークが入っている。

    9月から10月にかけてのバンコク行き2回でワンワールドエメラルドの待遇を受けるために(=ファーストラウンジを利用するために)、さっさとJGCの入会申請をしてJGCプレミアのステータスを得たのだが、もし、この2回をJMBサファイアのままでいたら、10万FOP到達で今回得たステータスはJMBダイヤモンドということになる。

    筆者はどちらかというと何でもコレクションしたい気質なので、JGCに入ってしまった以上、二度と手に入らないJMBダイヤモンドカードに少しだけ未練はある。ただ、来年以降に8万FOPも飛ぶかどうかは不明なので、その意味ではJGCプレミアカードを手に入れるチャンスも今年だけかもしれないと、今のところ自分を騙している。

    JGCサファイアカードも持っていないが、まあ、これはその内に、ひょっとしたら来年の実績で再来年にでも手に入るだろう。FLY ONステータスのないただのJGCカードは将来引退したら手に入るかもしれない。JGCクリスタルはどうかな。